【意外なリアル】
360°アンテナ立てまくり、好奇心ビンビンな独立開業した士業・コンサルタントが、5年以内に倒産廃業する理由について
つまり、
意外!好奇心が旺盛すぎる士業やコンサルタントがうまくいかない話です。
わたくしはコンサルタントで起業して約20年、110億円売ったベテランの領域に入ってきたコンサルタントです。今日は、コンサルタントや士業で独立開業したのに、ぱっとしない、なかなか売上げがあがらない、独立開業5年以内、年3千万円以下の先生に向けて、意外に感じるかも知れないことです。
あなたは好奇心が旺盛ですか?
もし、そうだとしたら、それはあなたの強みでもあり、弱みでもあるかもしれません。
なぜなら、
好奇心が旺盛なコンサルタントは、自分の専門分野だけでなく、他の分野にも興味を持ってしまいます。それ自体は悪いことではありません。むしろ、多様な知識や経験を持つことは、コンサルタントとしての価値を高めることにつながります。
しかしながら、
問題は、好奇心がありすぎると、関心が多様な事柄に向けられてしまうことです。
例えば、あるコンサルタントは、自分の得意分野であるマーケティングだけでなく、人事管理や財務分析にも興味を持ちました。そして、それらの分野に関する本を読んだり、セミナーに参加したりしました。問題というのは、その関心事への取り組む姿勢についてです。単なる基礎教養としてなら素晴らしいことですが、彼は自分の専門外の人事や財務分析についての本を数冊読んだ程度、一度短時間のセミナーに参加しただけで、自分のクライアントへの有償のサービスメニューとしてしまいました。
その結果、これらはどれも現場の詳しい人たちからしてみれば、ぺらぺら内容になってしまいました。そして既存のクライアントからは不信感が上がり、それまで得ていた信頼感をなくしてしまいました。また、彼自身の時間や予算も分散されてしまいました。彼は自分の本来の専門分野に集中することができず、売上げも伸び悩み、むしろ下がってしまいました。
これは架空の話ではありません。
わたくしはこのようなコンサルタントを何人も見てきました。彼らは好奇心旺盛で知的に見えますが、実際には成果を出せません。
彼らは自分のビジネスにフォーカスすることができません。集中出来ない理由は、売上げ不足からの焦りです。
では、どうすればいいのでしょうか?
答えは簡単です。
好奇心をコントロールすることですし、特定分野を掘り下げ、専門家になることです。
好奇心を捨てる必要はありません。しかし、好奇心を適切に管理する必要があります。
具体的には、
・自分の専門分野を明確に定める
・自分の専門分野に関連する知識やスキルを深める
・自分の専門分野以外の知識やスキルは必要最低限に留める
・自分の専門分野に関するビジネスモデルやマーケティング戦略を構築する
・自分の専門分野に関するクライアントやパートナーを探す
ということを行うことです。
つまり、
強み、得意を極めることです。
これらのことを行うことで、あなたは自分のビジネスに集中することができます。そして、あなたは自分の専門性を高めることができます。そして、あなたはクライアントからの信頼を得ることができます。そして、あなたは売上げを伸ばすことができます。
年3千万円以上稼げるのは独立開業したうちの5%以下であるけど、彼らは資金と時間のリソースを限られた分野に集中投下しているという事実を知っていますか?
彼らは好奇心旺盛ですが、それをコントロールしています。彼らは自分のビジネスにフォーカスしています。
あなたもそうなれる可能性があります。もちろん、それだけでは成功するとは限りません。しかし、それは成功するための必要条件です。好奇心旺盛なコンサルタントがうまくいくという話もあるけれど、好奇心がありすぎると関心が多様な事柄に向けられて、取り組みが深まらず時間や予算も分散されて成果が出ないというのは事実です。
さて、ここで一つの疑問が浮かぶかもしれません。それは、「どのように自分の専門分野を見つけますか?」ということです。
これは非常に重要な質問です。
自分の専門分野を見つけることは、自分のビジネスにフォーカスするための第一歩です。
自分の専門分野を見つける方法はいくつかありますが、私がお勧めするのは、以下の2つの要素を考えることです。
・自分が得意なこと(できる)
・市場が求めていること(ニーズ)
2つの要素が重なる部分
が、あなたの専門分野です。
この部分を見つけることで、あなたは自分の強みを売上げとして活かしやすくなります。
できることというのは、実力があるということです。
ニーズは、市場の実態で支払い対象となり得る分野です。
売上げを増やしたければ、
できることを増やすことが肝要です。
あなたは市場(ターゲット)からのニーズや競争力を高めやすくなります。
例えば、わたくしはマーケティングが得意であり、市場のターゲットからもマーケティングに関するニーズが高いことを知っています。
そのため、わたくしはマーケティングを自分の専門分野として定めました。そして、マーケティングに関する知識やスキルを深めてきました。また、マーケティングに関するビジネスモデルやマーケティング戦略を構築してきました。
そして、マーケティングに関するクライアントや取引先を探してきました。
さらに、このビジネスの対象であるターゲットを絞り込みました。
これにより、わたくしは自分のビジネスに集中することができました。そして、わたくしは自分の専門性を高めることができました。そして、わたくしはクライアントからの信頼を得ることができました。そして、わたくしは売上げを伸ばすことができました。
もちろん、これは
わたくしだけの話ではありません。
わたくしが知っている成功しているコンサルタントや士業の多くも、同じように自分の専門分野を見つけています。彼らも自分のビジネスに集中しています。
成功する人は、ものすごく強い分野を1つだけ持っています。
プロ野球のピッチャーも、大投手ほど持ち球の種類が少ない傾向ということを知っていますか?
器用貧乏にならないよう、関心事をコントロールすることです。あれもこれもという人は、何もうまくいっていませんから。