チャンスをつかめない残念な起業家


わたくしはコンサルタントで起業して、約20年、110億円売りました。よく成功者、これはスポーツや芸術、ビジネスであってもです。うまくいった人たちに、「どうして成功したか?」と尋ねると「運が良かった!」と答えることが割と多いです。


わたくしも運が良かったと想っております。

そもそも運とは、何か?

一言で言うと、「めぐり合わせ」で、それは直接、自分でコントロール出来ない事との遭遇の良さ悪さです。


例えば、わたくしの場合、コンサルタントとして起業して成功出来た要因は、運が良かったことで、具体的には、選んだ手法がタイミング的に当たった、はまったということです。


そして、運(特に好運)とは好機、チャンスのことです。


タイミングとは、この20年間ですし、

選んだ手法とは、

・ネット通販を教えること

・医師や弁護士・歯科医師、税理士や弁理士などの先生業の方にネットマーケティングを教えること

・TikTokを中小企業のオーナー経営者や先生業に教えること

・起業家に経営を教えること



チャンスのつかめない起業家、残念だなあと端から想うことは、実はしばしばあります。


好運、好機、チャンスをつかめない人とは、まず

・今がチャンスだと、わからない、感じることが出来ない人です。

逆に、

・今はもうチャンスではないと、感じられない人もです。


例えば、

・流行っている市場、つまり成熟している市場に参入しようとする人

・強力な競合がいる市場に参入しようとする人

は、これがチャンスではナイと、わからない人たちです。


例えば、

・今から初めて、YouTubeやInstagramに参入する人。

・医療や法曹、つまり医師や弁護士の周辺領域に参入しようとする人。メンタルコーチとか債権に関する対応など


チャンスをつかめない起業家とは、突き詰めると

自分自身を理解していない人ですし、市場を理解していない人です。

なぜなら、ビジネスは自分が出来ることを人々(市場、社会)に買ってもらう行為だからです。



以下に7つ、起業してチャンスをつかめない残念な人たちのポイントを整理しました。


1. 行動力や決断力がない

起業家には、物事を進める行動力や決断力が必要です。 どんなに優れたビジネスアイデアでも、実行に移さなければ意味がありません。 また、起業にはリスクや不確実性がつきものですが、それを恐れて決断できない人は、チャンスを逃してしまいます。 行動力や決断力がない起業家は、自分の考えを実現することができず、他人に先を越されたり、市場の変化に対応できなかったりするでしょう。


2. 社会的な課題やニーズに目が向いていない

起業家には、自分が立ち上げる事業で解決したい社会的な課題やニーズを持っていることが重要です。 新たな価値を生み出すためには、世の中の出来事やトレンドに敏感であることや、問題意識の高いことが求められます。 社会的な課題やニーズに目が向いていない起業家は、自分の興味や趣味だけにとらわれてしまい、他人にとって価値のある事業を作ることができないでしょう。


3. 固定概念にとらわれている

起業家には、固定概念にとらわれず、柔軟な考え方ができることが必要です。 世の中は常に変化しており、既存のビジネスモデルや常識にとらわれていると、新しいチャンスを見逃してしまいます。 固定概念にとらわれている起業家は、自分の考えに固執してしまい、他人の意見やフィードバックを受け入れられないでしょう。


4. 忍耐力や継続力がない

起業家には、忍耐力や継続力が必要です。 起業は一朝一夕に成功するものではなく、長い時間と努力が必要です。 また、起業には失敗や挫折もつきものですが、それを乗り越えて前に進むことができるかどうかが、成功のカギとなります。 忍耐力や継続力がない起業家は、成果が出ない時期に挫けてしまったり、失敗を恐れて挑戦できなくなったりするでしょう。


5. 責任感や自己管理能力がない

起業家には、責任感や自己管理能力が必要です。 起業家は、自分の事業に対して全責任を負うことになります。 そのため、自分の行動や判断に責任を持ち、自分の時間や資金、人材などを効率的に管理することができるかどうかが、事業の成否に影響します。 責任感や自己管理能力がない起業家は、自分の事業に対して真剣に取り組めず、計画性や信頼性に欠けるでしょう。


6. リスクを恐れている

起業家には、リスクを恐れずに挑戦できることが必要です。 起業にはリスクがつきものですが、それを避けてばかりでは、チャンスを掴むことができません。 また、リスクを恐れていると、自分の可能性を制限してしまいます。 リスクを恐れている起業家は、自分の安全圏にとどまってしまい、革新的な事業を作ることができないでしょう。


7. 学び続ける姿勢がない

起業家には、学び続ける姿勢が必要です。 起業家は、自分の事業に関する知識やスキルを常に向上させることが求められます。 また、自分の事業だけでなく、他の事業や業界の動向や最新の技術などにも目を向けることが大切です。 学び続ける姿勢がない起業家は、自分の知識やスキルに満足してしまい、時代に取り残されるでしょう。


以上が、チャンスをつかめない起業家の特徴です。 


 逆に言えば、これらの特徴を克服することができれば、チャンスをつかむことができる可能性が高まります。 


そして、元も子もない重要なことです。


チャンスは、具体的な努力をしている人、努力実行中の人しかつかめません。


例えば、わたくしがネット通販コンサルタントとして成功出来たのは、ネット通販で成功するためのノウハウを知っているからですし、


医師や弁護士の人たちにネットマーケティングを教えることで稼げたのは、ネットマーケティングを知っているのと、先生業の人たちがネットマーケティングを知らなくて、知りたいと思っていることを知っていたからです。


また、TikTokを教えることが出来るのは、6年も前からTikTokの勉強を始めていたからです。


ピアノが出来なければ、演奏してほしいとは言われないでしょう。


英語が出来なければ、英語を教えて欲しいとは請われません。


抑えそうだから、平野佳寿はリリーフピッチャーに選ばれますし、次の塁を盗りそうだから小田裕也は代走に指名されます。


努力は、

運を良くするため、

チャンスをつかむためにするものです!


あなたは、チャンスをつかむために、どんな準備をしていますか?起業家にとって、準備とは、具体的な知識と技能のうち、その他大勢の人たちは知らないこと、出来ないことを習得していることです。また資金力のことです。


リンカーン 名言 

I will prepare and some day my chance will come. 

準備しておこう。チャンスはいつか訪れるものだ。







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