ご相談者

「コンサルタントで起業したのに、やりがいを感じられません。向いていないのでしょうか?」


このご相談にお答えします。


私はコンサルタントで起業して、約20年です。これまで110億円売って、本は4冊出版しています。今、5冊目を執筆中です。性格的には、陰キャでぼっちです。関わる人みんなに人生で勝って欲しい!そういう情熱でコンサルタントの仕事をしています。


ご相談の、

やりがいを感じられないという件です。


やりがいを感じられるか感じられないどかを判断するタイミングは、事前ではなくて事後です。では、事後ってどういうことか?


それは、コンサルタントの仕事は、クライアントを保護して目標達成に仕向けることです。つまり、クライアントに役立つことです。この仕事をやった後、言い換えれば、出来た後になって初めて判断するタイミングを得られます。


やりがいとは、自分の仕事に対する情熱を持って臨める状態にあることです。


 それは、何かに全力を尽くすときに感じる充実感、達成感です。しかし、多くのコンサル起業初心者やあまり稼げていないコンサルタントは、この「やりがい」に付いて、悩みます。

なぜでしょうか? 


 まず、やりがいを感じるためには、目的意識、動機(モチベーション)が必要です。あなたが何のためにコンサル起業したのか、その目的や成し遂げたいビジョンを明確に持っているでしょうか?


 あなたのビジネスが社会にどのような価値をもたらすのか、それを設定していますか? 何のためにコンサルタントをしているかの私的な部分とは別の公的な部分のことです。


目指す目的意識がなければ、どんなに小さな成功も感じることはできません。


 次に、情熱です。

あなたは自分のビジネスに情熱を持っていますか? それとも、ただ何となく稼ぎたいという思いだけでクライアントに対応していますか? 

情熱がなければ、困難に直面したときに諦めてしまう可能性が高いです。

目的達成したい情熱があれば、困難や障害を乗り越える動機(モチベーション)になります。


 そして、最も重要なのが一所懸命に取り組むことです。

やりがいを感じないと言う人は、しばしば全力を尽くしていません。知恵を働かせないで作業をこなす、捌くだけのことをコンサルタントの仕事だと思っている節があります。


全力を尽くすことで、初めてやりがいを感じることができます。


それに失敗を恐れないことも大切です。失敗は成功へのステップです。失敗から学び、成長してクライアントの役に立てることで、コンサルタントはやりがいを感じることができます。


失敗を恐れて、無難な選択ばかりしていたり、何も行動しなければ、やりがいを感じることは決してありません。 


 また、クライアントや取引先との関係性もあなたのやりがいに影響します。


起業して経営するのは、フルコミッションで孤独な働き方を選ぶことです。従業員がいても経営者は孤独です。

あなたは、自分のメンター、クライアントと人間関係を強めていくことで、新たな視点を得ることができ、やりがいを感じることができます。 


 結論

やりがいを感じない理由の9割は、

一所懸命にコンサルタントという仕事に取り組んで、理想的な結果を出していないからです。

目的意識を持ち、情熱を持って、全力を尽くしてください。クライアントとの関係を大切にすることで、結果も出やすくなり、やりがいは自然と生まれてでしょう。


ただ、もちろん、向いていない場合もあります。

クライアントの役に立つという仕事が嫌で納得出来ない、コンサルタントという仕事が向いていない人の場合と、


自分で仕事を創り出さなくては、仕事を始められないという起業家という経営者が向いていない場合もあります。


一所懸命とは、

あなた史上最高に頑張るということです。あなたが今までの人生で一番のガンバリをする気にならないなら、向いていないでしょう。


向いているか、向いていないかを、考える時点で、イマイチさん決定です。ものすごいハイレベルな結果を出してから、あっさり辞める人がいます。こういう人は、向いていなかったと言えます。結果を出せるのに、面白くなかった、納得感がなかった、達成感を得られなかったという場合は、向いていないというのは間違いありません。


向き不向きは、一所懸命に取り組んだ事後にわかることです。




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