起業家の【即行動】神話で、

生まれるのは「やり直し率100%」という結果。


私は、ぼっち起業家の杉本幸雄です。

関わる人みんなに人生を勝って欲しい!という想いで、20年ほど前にコンサルタント業で起業しました。これまで110億円売り、本は4冊出版して、今は5冊目を準備中です。


今日は、

起業家の間でよく耳にする「即行動」の危うさ、即行動神話について説明します。 


 即行動神話とは何か?

 即行動神話とは、起業家やビジネスパーソンの間で流行する考え方で、新しい出会いやアイデア、チャンスが訪れたら、ためらわずに、スグに行動に移すべきだというものです。


この神話は、「鉄は熱いうちに打て」ということわざに代表されるように、チャンスを逃さず、やる気があるうちに行動することで成功に近づけるとされています。


 即行動のメリット

 即行動の最大のメリットは、機会を逃さず、アイデアをすぐに実行に移すことで、スグに行動することでモチベーションが維持され、後悔することなく前進できるという心理的な利点があります。


そして場合によっては、

競合他社よりも先に市場に出ることができます。



 即行動のデメリット

 しかし、即行動には大きな落とし穴があります。それは、準備不足で行動に移すことで、必要な知識や技能がないまま進めてしまい、結果としてほぼ100%の確率でやり直しを余儀なくされます。


やり直しは、

時間とコストの無駄になるだけでなく、ストレスの増幅という精神的な負担も伴います。 


 即行動をする人が多い理由

即行動をする人が後を絶たない理由は、チャンスを逃したくないという焦燥感や、「やればできる」という感情的な盛り上がりによるものです。


起業や経営は不確実性が高く、曖昧で抽象的です。うまくいく手順がハッキリしないために感情に流されやすいという側面もあります。


 

具体的に考えると、即行動は危険過ぎるとイメージ出来るのに


具体的に考えた場合、即行動するよりも、まずは知識をインプットしたり、技能のトレーニングを行うことで、成功確率を高められることは明らかに納得が出来るはずです。


例えば、運転免許を取得する際には、ほとんどの人が学校に入学してから、そこで知識と技能を身につけてから試験に臨みます。


これは、準備をしっかりと行うことで、成功の可能性を高めるという原則を守っていることの現れです。


 **結論** 

即行動は魅力的なコンセプトですが、実際には計画と準備が成功への鍵となります。準備を怠ることなく、知識と技能を身につけた上で行動に移すことが、長期的な成功に繋がる道です。


即行動の誘惑に負けず、冷静に状況を分析し、適切な準備を行うことが重要です。そして、失敗を恐れずに、しかし無駄な失敗を避けるためにも、計画的に行動することが求められます。


起業して経営について先輩成功者に学んだり、自分で知識や技能を身につけようとしないことは、自動車の運転よりはカンタンなことと思ってしまっているということを示しています。



あなたは、それでも「即行動神話」を信じますか???





 最新刊

 既刊