東大入試2日目(英語・地歴) 実況 | 東大国語で高得点を目指すブログ

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東大現代文の過去問20年分の私の解答をこのブログに保存していく予定。
「解答例」は著作権フリーのため、どなたでもご自由にお使いください。
ただし、本ブログの模範解答例以外の文章や写真画像の著作権は私に帰属します。くれぐれもご注意を。(現在休止中)

(昨日の続きです。)


【英語】
例年と比較すると、すごく普通の問題でした。
感触的には70〜80点ぐらいは取れたかなという感じです。
(しかし、90点には到達してないと思います。)

2Aの自由英作文は
「言語を使うことによって私達は無意識のうちに自国の文化的な考え方に影響されてしまう。例えば虹が7色に見えるのもその言語の背景にある日本の文化的な見方がそうさせているからだ。」
みたいな内容で書きました。

これは『現代文キーワード読解』の第3章に書いてある内容をそのまま拝借しただけですが、これを80words以内に収めるのが大変でした。
東大の自由英作文はword数が短いので、理由や具体例の説明を簡潔に書かないとすぐword数がオーバーしてしまうのが厄介です。
しかも2Aに割ける時間が、答案作成8分+word数を数える作業2分 = せいぜい10分ぐらい、というあまりにも短い時間。

2Bの和文英訳は、It is not until SV that〜という定番の構文を使って書いたけど、寛容をgenerousと英訳したのが減点されないかだけが心配。
ただ、総じて2Aと2Bはあまりミスしてないと思います。
3のリスニングもおそらく22〜24点ぐらいは取れたでしょう。
4Aも今年は結構易化してて恐らく全問正解してると思います。私の答えはccbebになりました。

英語で90点超えるには、受験レベルの単語のニュアンスを知り、幅広く自在に使いこなせるレベルまで高めないといけないなと思いました。
これをダイレクトに問うのが例えば第2問Bだったりするし、実は第4問Aや第5問でもその能力が間接的に必要だったりするので。
それがクリアできないと、少なくとも私の場合90点は超えられないなと思います。



【日本史】
90分ぐらいかかりました笑
難易度はわからないけど、第1問〜第3問までの答えは書き写してきたので、アップしてみます。
(今年のセンター日本史50点台の奴の答案なので、どうか鵜呑みにしないでください笑)

第1問
A百済から伝えられた論語は中央の大学や地方の国学で教科書にされ、百済や唐から輸入した千字文はそれらの場で多く写経された。

B日本は中央集権的な律令国家を目指す上で唐の体制を参考にすると共に唐の文化を取り入れた。また、律令体制で戸籍や計帳や木簡に記入するために毛筆が頻繁に使われた。更に天皇家は唐の毛筆による文化を積極的に保護し、天平文化の隆盛の基礎を築いた。
(唐の文化ってことで条件反射で「天平文化」って書いてしまったのが少々不安。しかも空海や橘逸勢に関してこの答案では触れられなかった。)


第2問
山鉾巡行は京都の町の伝統的行事として定着しており、町の自治に基づいて町の住人から集めた金額の範囲内で町民主導で運営された。巡行できる空間を確保するために一直線に伸びた通り道が設けられ、その通りをはさむような形で町が連なるようになった。これにより町同士の協力体制が強固になり土着の行事の定着に繋がった。
(町の話って、江戸時代らへんで確か出てくるけど、同じノリで室町時代でも書いて良いのかどうか迷った。しかも私の答案は問題文をただ要約しただけで一切知識とか使ってないです。)


第3問
A幕府は暦の採用・施行や天文方の設置、天文書刊行許可など具体的政策に携わったが朝廷は幕府の意向に沿って儀式のみ行った。

B鎖国政策開始後はオランダ以外の国の書物刊行は禁止されたので鎖国開始以前の暦や世界地図の知識が主だったが、徳川吉宗が清の有益な学問書刊行を認めた後は西洋天文学の知識も参考にされた。
(何か歯切れの悪い答案になったなあと思います。「漢訳洋書」というれっきとした用語を使えなかったのは残念です。何回も見てるはずの用語なのに頭がスルーしてしまった。)


第4問
第4問は答案書きうつしてくる時間がありませんでした。なんか自由民権運動やら三権分立やら天皇主権やら議会制民主主義やら色々書いた記憶があるが、今回の問題で書いて良かった内容だったかはわからない。

書いてみて思ったけど、やっぱりこれはセンター日本史50点台の答案だわと思いました。
よく見たらほとんど中学生レベルの知識しか使ってない。



【地理】
時間が間に合わず、論述2問ぐらい解けずに終わりました。
普通に難しかったし、10点台だろうと思います。



以上東大受験でした。
現代文の答案の推敲などは、明日以降やりたいと思います。
というより、英語と国語の勉強はどちらにしても引き続きやろうと思うので、明日からまた淡々と頑張ります。
皆さまお疲れ様でした。