新しい砥石との出逢い | 包丁研ぎ師月山の包丁研ぎ磨ぎブログ

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人として包丁研ぎ師としての日常や発見、気づきなどを書いています。

目指すは包丁研ぎ世界一。みなさんに少しでも刃物に興味を持っていただければ幸いです。

高級鍛造刃物販売、修理研ぎをする三代目です!

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今日も朝から研ぎ磨ぎ(*≧∀≦*)

今日もがんばりましたd(⌒ー⌒)!



そんな今日は新しい砥石が二つも(*≧∀≦*)

今日の仕事をこいつがかなり助けてくれました↓


先日もなかなかいい荒砥がないと言っていましたが、お付き合いさせていただいている刃物屋さんが特注で作った荒砥を紹介いただいたのです。



最近の僕の好みはやはり硬めの砥石。

硬い方が仕事が正確で、あとあと修正が少なく楽なのです。

ただ問題は硬いことで新しい砥粒が出てこないため、研磨力があまりないこと(^_^;)

荒砥なのにあまり研げないという不満が出ます。

しかし砥石に工夫をするとよく研げるようになります(⌒‐⌒)

この詳細はまた今度。

もちろんこの砥石は好みの硬め!

特に平面が大切な研ぎだったので、使いやすく、よく研げ仕事が早くなったと感じましたd(⌒ー⌒)!




そしてもう一つの砥石がちょっと訳あり品!

それがこれ↓


久しぶりのこっぱ以外の砥石です。

サイズは195㎜×72㎜×30㎜です(⌒‐⌒)



近年とても不況です(T_T)

アベノミクスの効力が出てきたと言われても刃物屋がその恩恵を得られるのはまだまだ先でしょう。

刃物屋さんも小さい個人店はかなり高齢化しています。

そんな時代ですから回ってくる商品もあるのです。

天然砥石もその一つかもしれません。

売る刃物屋もあればそうでない刃物屋も。

天然は相性があり、合うかどうかのリスクがあるのに対して人造の砥石の方が圧倒的に安定しています(^_^;)

人造砥石の方が仕入れも安く、商品が持つリスクも回避できるのです。



この砥石の産地はわかりません。

本山には違いないと思います。

研いだ感触は少し柔らか目で、粒子が細かいですね(⌒‐⌒)


ねっとりとした砥くそが出て、仕上がりは鏡面っぽくなります。


個人的に使おうかとも考えたのですが、産地が不明なので仕事をする上で少し使いにくいので、販売してしまおうかと悩んでいます(^_^;)

でもちょっと鏡面っぽく仕上がる砥石があまりないのでやっぱり使おうかなぁとも。

天然砥石は一期一会ですからね。

悩むところです。

もしご興味があるかたはメッセージ下さい。

欲しい方がいらっしゃったらあきらめ、いらっしゃらなかったら使おうd(⌒ー⌒)!

さて、暖かくなってきたし、そろそろ京都に行こうかなぁ(笑)



明日は私用であまり店に出られません。

もちろん営業はしておりますので宜しくお願いしますm(__)m

さぁ明日もがんばるぞ!