今更と言われかねませんが、ようやくブログを書く時間が取れました。
今年初めてのブログです。
昨年も作った仕事の目標ですが、今年はより研ぎの精度を上げることが一番の目標です。
振り返ると昨年は本当に一年が早く過ぎたと感じております。
早く過ぎたと感じるのは充実していたからでは?と言われますが、ただただ時間に振り回された一年だったように思います。
今年はしっかり自分で自分を管理できる一年でありたいですね。
昨年の一年間は良い天然砥石に触れる機会をいただき、研ぎの技量が上げていただいたと感じております。
今年もその経験を生かし、更なる技術の向上を目指したいと思います。
また新しい研ぎに挑戦したいとも考えており、より精密でよりパフォーマンスの高い研ぎをめざし、精進したいと思います。
さて新年明けてからずっと研ぎをしてまいりました。
そんな中悩ましく思っているのがステンレスの地金です。
今は三徳、牛刀、ペティなどの両刃の庖丁から出刃や柳刃など片刃の庖丁まで、いろんな形のステンレス系統の庖丁が出ており、当店でも家庭でお使いの方々には頻繁に使わないことからも錆びに強い包丁は人気をいただいております。
ですが硬さを選び販売している関係で、全鋼のように硬いと研ぎに時間がかかるものではなく、ステンレスの地金とステンレス鋼を合わせた庖丁を揃えております。
しかし私個人の研ぎの好みの関係で硬めの人造砥石を使っているのですが、ステンレスの地金は硬い人造砥石と相性があまり良くないのです(^▽^;)
この相性が良くないとは、地金を引くということです。
鋼に使われる軟鉄では同じ人造砥石を使ってもまず地金を引くことはありません。
しかしステンレスの地金が地を引くのです。
また電着ダイヤモンド砥石とは非常に相性が悪いですね(@ ̄Д ̄@;)
もう研いでいるのか傷を付けているのかわからない時があります(^▽^;)
もちろん力の入れ具合と入れる場所、角度に注意すれば研げるのですが、人造砥石で研ぐのに気を使って研ぎをする気にはなれませんY(>_<、)Y
やはり人造砥石ですから気を使わず手早く研磨したいものです。
話がそれましたが、ここで考えられるステンレスの地金と通常の錆びる地金の違いは、金属が持つ粘りではないかと思います。
粘りが強いことで庖丁を動かしたときに砥石に対してかかる力を受け止めてしまうのかもしれませんね。
またそのためか非常についた傷が深く、なかなか取れないので力を入れてまた傷が・・・という深みにはまってしまうのです。
改善方法は非常に簡単で、軟らかめの人造砥石で研げば済みます。
しかし新たに研ぎ場を作ったので砥石整理をしたのですが、軟らかい地を引かない人造砥石が少ない気が付きました(^▽^;)
とりあえず松永トイシさんのキングデラックス#1000で研ぎましたが、もう少し荒い砥石と研磨力がある砥石が欲しいと感じました。
また新しい研ぎに挑戦したいとも考えており、より精密でよりパフォーマンスの高い研ぎをめざし、精進したいと思います。
さて新年明けてからずっと研ぎをしてまいりました。
そんな中悩ましく思っているのがステンレスの地金です。
今は三徳、牛刀、ペティなどの両刃の庖丁から出刃や柳刃など片刃の庖丁まで、いろんな形のステンレス系統の庖丁が出ており、当店でも家庭でお使いの方々には頻繁に使わないことからも錆びに強い包丁は人気をいただいております。
ですが硬さを選び販売している関係で、全鋼のように硬いと研ぎに時間がかかるものではなく、ステンレスの地金とステンレス鋼を合わせた庖丁を揃えております。
しかし私個人の研ぎの好みの関係で硬めの人造砥石を使っているのですが、ステンレスの地金は硬い人造砥石と相性があまり良くないのです(^▽^;)
この相性が良くないとは、地金を引くということです。
鋼に使われる軟鉄では同じ人造砥石を使ってもまず地金を引くことはありません。
しかしステンレスの地金が地を引くのです。
また電着ダイヤモンド砥石とは非常に相性が悪いですね(@ ̄Д ̄@;)
もう研いでいるのか傷を付けているのかわからない時があります(^▽^;)
もちろん力の入れ具合と入れる場所、角度に注意すれば研げるのですが、人造砥石で研ぐのに気を使って研ぎをする気にはなれませんY(>_<、)Y
やはり人造砥石ですから気を使わず手早く研磨したいものです。
話がそれましたが、ここで考えられるステンレスの地金と通常の錆びる地金の違いは、金属が持つ粘りではないかと思います。
粘りが強いことで庖丁を動かしたときに砥石に対してかかる力を受け止めてしまうのかもしれませんね。
またそのためか非常についた傷が深く、なかなか取れないので力を入れてまた傷が・・・という深みにはまってしまうのです。
改善方法は非常に簡単で、軟らかめの人造砥石で研げば済みます。
しかし新たに研ぎ場を作ったので砥石整理をしたのですが、軟らかい地を引かない人造砥石が少ない気が付きました(^▽^;)
とりあえず松永トイシさんのキングデラックス#1000で研ぎましたが、もう少し荒い砥石と研磨力がある砥石が欲しいと感じました。
硬い砥石以外の柔らかめの砥石の見直しも必要なようです。
見直しは天然砥石にも言え、以前砥取家のコーディネーターさんに言われたのですが、オールラウンドに対応した天然砥石も仕事にはいるのだと感じています。
基本マニアックな天然砥石の方が楽しいのですが、仕事としてはオールラウンドの砥石を使い、砥石の使用本数を少なくした方が効率的ですよね。
ということで今年は技術向上の他に天然砥石の見直しも目標に入れ、本年もがんばっていきたいと思います。
どうぞ皆様本年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m