緊張が解けた瞬間の、
素敵な笑顔が届きました。
ストレスを感じない強さよりも、
ストレスがあっても、練習のリンクと同じように身体をコントロールできる強さの方が、
未来へ向かって走り続けるゆづるくんに相応しいのではないでしょうか?
ストレスを友とし、
重圧をも楽しめる絶対王者への道を、
今まさに歩き始めたゆづるくんを、
私たちは目の当たりにしたのかもしれません。
フリーのノートルダム・ド・パリも、
またゆづるくんは、沢山のものと闘いながら、
精一杯の演技をするはずです。
私たちも、しっかり目を見開いて、
ゆづるくんが表現しようとしているものを、
ひとつ残らず、受け取っていかなくては・・・と思います。
あの長い足で、だけど、確実に一歩一歩、
留まることを知らず、昇り続けているゆづるくんを、
どこまでも、
いつまでも、
見つめていきたいのです。
◆「世界最高」でSP首位
12月21日21時29分配信時事通信
◆羽生、非公式ながら自己ベストの世界歴代最高得点上回る 全日本フィギュア
産経新聞 12月21日(金)22時22分配信
乱れた息を少しずつ整え、表情を和らげた羽生がリンク中央で演技の余韻に浸った。冒頭の4回転ジャンプから、長い手足を最大限に駆使したスピンにステップと、最後までほぼ完璧な演技だった。非公式ながら自らの世界歴代最高得点を上回る97.68点。オーサー・コーチとハイタッチを交わし、「すごくうれしい」と声が弾んだ。
成長著しい今季は、グランプリ(GP)のSPで2戦連続世界歴代最高得点をマーク。18歳は慢心することなく、「どうやって自分の演技を超えるか」をテーマに高みを目指した。好調の4回転ジャンプをさらに安定させ、ステップのレベルアップにも取り組み、約2週間前のファイナルでつまずいたSPで再び高得点につなげた。
この間、体調は好不調の波に襲われてきた。ファイナル直後は突然の体調不良で、2度のおう吐で歩くのもままならず、エキシビションを欠場した。帰国後も数日間は練習が行えず、体重とともに筋力が落ちたという。
急上昇する人気と高まる周囲の期待…。医師からは「ストレスが原因」と指摘された。それでも「プレッシャーがあるのは、期待されているからこそ。そのことをエネルギーに変えたい」と逃げなかった。
この日も、演技直前の6分間練習の状態が良くなかったことで、緊張感にさいなまれたが、それでも練習でミスが減ってきているという自信で乗り越えた。初の日本一へ-。追い込んできた肉体と精神をもう一度鼓舞する。(田中充)
以下、記事を追加しました。
◆羽生、高得点で首位「優勝争いに絡んでいかなきゃいけない」
全日本選手権・男子SP
2012年12月21日(金) スポーツナビ
フィギュアスケートの全日本選手権が21日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開幕した。男子ショートプログラム(SP)では、今年のグランプリファイナル2位の羽生結弦(東北高)が97.68点で首位に立った。羽生は非公式ながら、自身が持つSPの世界歴代最高得点を上回るスコアを出した。
2位は、連覇を狙う高橋大輔(関大大学院)で88.04点、小塚崇彦(トヨタ自動車)は84.58点で3位に入った。
■羽生、非公式も“世界最高得点”「非常にうれしかった」
――高得点が出たが?
「得点は非公式ですが、自分の記録を抜いたという面で非常にうれしかったですし、世界記録とかそういうこととは関係無しに、自分が緊張していた中でああいう演技ができたことがうれしかったです。
去年も最終滑走でミスをしてしまってちょっと印象が悪いイメージがあったので、緊張してしまいました。6分間も駄目でしたし……。でも今までのイメージとは関係無しに跳びました。
グランプリファイナルのフリーの前の練習がすごく悪くて、それでもしっかりできたというイメージを持っていたし、あとはしっかり練習してきた中でノーミスの数が多くなってきたので自信を持ってやろうと思っていました」
――オーサーコーチからは?
「とにかく終わった後は『あれは緊張してもしょうがないよ』と言われました。本番前は『しっかりと良いイメージを持って、やることをやってきたんだから』と声を掛けてもらいました。
とりあえず得点のことについてはあまり触れませんでした。確かに二人でちょっと驚きましたが、明日もあるから、集中してやりなさいと言われました。
このような得点を出しつつここまで来て、また違った印象で今年は臨ませてもらって、本当に優勝争いに絡んでいかなきゃいけない年だと思っています。緊張しましたが、それでも高橋(大輔)先輩や小塚(崇彦)先輩、織田(信成)先輩がいたからこそ、ここまでやってこられたと思っていますし、まだまだ追いつけてないところがたくさんあるので、たくさんの先輩のように強い日本になっていけるようにしたいです」
――演技後、余韻に浸っていたように見えたが?
「自分の中で時が止まっていたような感じで、緊張していて何がなんだか分からない感じて本番に臨んでしまったので、『あー、顔を作れなかったな』とか『雰囲気、出せなかったな』と思いながら手を上げていました」
――会場の歓声もすごかったが?
「滑る前から声援を聞いている余裕がなかったです。緊張し過ぎていました」
――緊張感に強いほう? どういう風に付き合う?
「緊張はプレッシャーとかとイコールになると思うんですけど、プレッシャーは期待があるからこそ。期待に応えなきゃという、義務みたいなものになってしまうのですが、自分自身はエネルギーにしてやっていきたいと思っています」
――ショートはファイナルで失敗したが、不安はあった?
「ショートの不安はなかったですが、GPファイナルのイメージは若干残っていました。でも、練習や他のグランプリシリーズでしっかり良い演技ができていたので、良いイメージを持ちながらやりました」
――納得度は?
「それぞれの試合で良いところと悪いところがあると思います。スケートアメリカはジャンプが良かった、NHK杯はもっとジャンプが良かった、ファイナルはステップ、スピンが良かった……。それぞれ色んないいところがあったのですが、今回はまた(良かったところが)ジャンプだけに絞られてしまったかなと思います。なので、明日はしっかりと雰囲気を出しながら(演技をする)という事を注意したいと思っています。ジャンプもしっかり決めて、すべてに対して集中したいと思います」
――6分間練習から本番までは、どう自分と向き合った?
「緊張してもしょうがないとは分かっていましたし、緊張もしちゃうなと思っていました。ある程度覚悟しながら、足も震えながら、オーサーコーチの言うことを聞いていれば何とかなるかなと思って、コーチを信じてやりました」
非公式ながら世界歴代最高得点を上回る評価を得た羽生【坂本清】――ファイナル後体調を崩したようだが不安は?
「ファイナルの後に体調を崩しましたが、演技をやってみて問題なかったなと思います。
不安は若干ありました。3連戦ですごく大変でしたし。でも皆さん(他の選手)も同じだと思うんですが、結構足にきていたので大変かなと思いました。でも、まだまだ全日本はすごく大切な試合ですし、四大陸や世界選手権(の代表)が決まるので、しっかりと集中してやれば何とかなるかなと思います。
日本一にこだわっているわけではなく、全日本選手権という名前にこだわっているという感じです。こだわりはすごくありますが、今回すごく緊張してしまったので、フリーでは集中しながらそこを克服しながらやりたいです」
――明日のフリーは?
「高橋選手の演技は見ていないので、なんとも言えないのですが、とにかく他の選手のことはあまり気にせずにしっかりと6分間練習のほうでも気を入れつつやりたいと思います。フリーのほうでは(4回転)サルコウジャンプがちょっとずつつかみ始めている感覚があるので、僕自身注意してやっていきたいというのと、GPファイナル以上の演技をここでやりたいと思っています」
――高橋を倒して日本一になろうという意識は?
「それは特にないです。先輩は先輩ですし、僕は僕なので、フリーに向けて自分の演技を越せるようにしたいです」
――フリーはこの先の大会を見据えて攻める?
「攻めるも何もプログラムは同じなのでなんとも言えませんが、とにかくジャンプは跳びたいですし、表現力、ステップもしっかりやりたいです」
以下は、ゆづるくんに関する部分のみの抜粋
◆羽生“世界最高”に満面笑み/フィギュア
日刊スポーツ 12月21日(金)23時27分配信
国際スケート連盟(ISU)非公認の「参考記録」ながら、今季のNHK杯で自らがマークした世界最高得点の95・32点を上回る得点に「ビックリしましたけど、自分の記録を抜けてうれしい」と満面の笑み。22日のフリーで逃げ切り優勝を目指す。
◆羽生、非公式ながら“世界最高得点”「非常にうれしかった」=フィギュア
スポーツナビ 12月21日(金)22時45分配信
以下は、羽生のコメント。
「(高得点が出たが?)得点は非公式ですが、自分の記録を抜いたという面で非常にうれしかったですし、世界記録とかそういうこととは関係無しに、自分が緊張していた中でああいう演技ができたことがうれしかったです。
このような得点を出しつつここまで来て、また違った印象で今年は臨ませてもらって、本当に優勝争いに絡んでいかなきゃいけない年だと思っています。緊張しましたが、それでも高橋(大輔)先輩や小塚(崇彦)先輩、織田(信成)先輩がいたからこそ、ここまでやってこられたと思っていますし、まだまだ追いつけてないところがたくさんあるので、たくさんの先輩のように強い日本になっていけるようにしたいです。
(明日のフリーは?)高橋選手の演技は見ていないので、なんとも言えないのですが、とにかく他の選手のことはあまり気にせずにしっかりと6分間練習のほうでも気を入れつつやりたいと思います。フリーのほうでは(4回転)サルコウジャンプがちょっとずつつかみ始めている感覚があるので、僕自身注意してやっていきたいというのと、GPファイナル以上の演技をここでやりたいと思っています。
(高橋を倒して日本一になろうという意識は?)それは特にないです。先輩は先輩ですし、僕は僕なので、フリーに向けて自分の演技を越せるようにしたいです。
(フリーはこの先の大会を見据えて攻める?)攻めるも何もプログラムは同じなのでなんとも言えませんが、とにかくジャンプは跳びたいですし、表現力、ステップもしっかりやりたいです」
◆<フィギュア>羽生「重圧はエネルギー」 驚異のSP高得点
毎日新聞 12月21日(金)23時5分配信
◇自身の記録超え「びっくり」
18歳の躍進は、とどまるところを知らない。今季のスケートアメリカ、NHK杯とGPシリーズ2戦連続でSPの世界歴代最高得点を更新した羽生。国内大会のため参考記録扱いだが、自身の世界最高(95.32点)を2.36点上回る驚異的な点数をマークした。「びっくりした。自分の記録を抜かせてうれしい」。74点台でSP4位だった昨年と比べ、その成長ぶりはすさまじい。
だが、直前練習の内容が悪く、緊張して試合に臨んだという。それでも、「SPへの不安はない」という自信が体のこわばりを解いた。冒頭の4回転トーループを鮮やかに成功させ、トリプルアクセル、2連続3回転とともに出来栄え評価ですべて加点。最後のスピンがレベル3になった以外は完璧だった。
GPファイナル後は体調不良を訴え、ロシアと日本で計4日間、練習を休んだ。開幕前夜は「もう大丈夫」と笑顔を見せていたが、この日の演技終了後は「不安は若干あった」と心境を吐露した。
時間が長いフリーは、体力面での懸念が残る。初優勝への期待も大きい。だが、羽生は「プレッシャーは期待された時の『義務』。自分はそれをエネルギーにしたい」。今季の前半戦を、全日本王者で締めくくるつもりだ。【芳賀竜也】
◆得点詳細 男子 - Short Program Results
http://www.jsfresults.com/National/2012-2013/fs_j/national/data0103.htm
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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