『案山子』 | 月のベンチ

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両親の闘病記

元気でいるか

街には慣れたか

友達できたか


寂しかないか

お金はあるか


今度いつ帰る


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*中 略☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


山の麓 煙はいて列車が走る

凩が雑木林を転げ落ちてくる

銀色の毛布つけた田圃にぽつり

置き去られて雪をかぶった案山子がひとり


お前も都会の雪景色の中で

ちょうどあの案山子のように

寂しい思いしてはいないか

体をこわしてはいないか


手紙が無理なら

電話でもいい

「金頼む」の一言でもいい


お前の笑顔を待ちわびる

お袋に聞かせてやってくれ


元気でいるか

街には慣れたか

友達できたか


寂しかないか

お金はあるか


今度いつ帰る



『案山子』音譜さだまさし

(貼り付けしてません~)





母の枕元で音楽をかけていると、ときどきその詞にウルウルするときがある。

この前アップした『主人公』や、ふいに向かいの病室から聞こえてきたことがある

中島みゆきの『時代』。。。


そしてこの『案山子』。


なんてことない人にはなんてことないんだろうけれど、


ああ~、こんなふうに心配してくれる人がいるのは

幸せなんだろうなぁ、と思う。


「今度いつ帰る?」

なんて、帰る場所があるから言ってもらえるんだね。


それこそ、絶対的な幸せだね。






さだまさしファンは彼のことを

≪まっさん≫と

呼ぶらしい。(* ̄Oノ ̄*)