(アメトピ掲載記事を最初から読みたい方はコチラ)
スーパーの飲食スペースで本を読んだり、
ネットサーフィンをしながらなんとか2時間を過ごし、
順番が気になったため年金事務所に一度戻ることにした。
年金事務所に戻ると私の番号までまだ5人待ち。
やっと新しい番号が呼ばれても、
次の番号が呼ばれるまでが果てしなく長い
ひとりひとりの相談にかなり時間がかかるから仕方ないけど、
年金事務所に戻ってから既に1時間が過ぎていた。
備え付けのテレビには役所関係でお決まりのN◯Kが音声ナシで流れていて、
退屈な健康番組の字幕を目で追いながらも出てくるのはあくびと溜め息だけ。
「あーーーー!やっぱり4時間待ちは、
はったりじゃなかったんだ〜」
時計を見ると既に16時半を過ぎている。
私の順番まであとひとり。
無機質に流れる番号を呼ぶ電子音声。
でもラッキーなことに、
前の番号の人がキャンセルをしたのか突然私の番号が呼ばれた。
待つこと実に3時間半強!
パーテーションで仕切られた個室に入ると、
ひとりの男性が立って出迎えてくれた。
「社会保険労務士の◯◯です。
大変お待たせしました。
どうぞお座りください。」
言われるがままに椅子に座ると、
社会保険労務士さんがさっき私が記入した用紙を見ながらパソコンで入力を始めた。
「遺族年金の申請とのことですが支給金額はこちらになります。」
「遺族年金、貰えるんですか?」
「そうですね。こちらの金額が…」
ダンナは国民年金に加入したり厚生年金に加入したり、
失業していた時期もあったから年金の免除期間や未払いの期間もあった。
トータルでどのぐらいの年数年金を支払っているかも不明だったから、
正直遺族年金は貰えないかもしれないと諦めていた。
出された金額は僅かだったけど、
僅かな金額でも戴けるのは有難い。
結局足りない書類が多くて手続きをその場で終えることはできなかったけど、
少しだけ希望の光が差した気がした。
相談が終わった頃には夕暮れが深まり、
太陽が名残惜しそうに月に主役を譲り始めている。
「パパ…なんとか空の上から応援してよ!」
茜色から藍色に滲みかけた空を見上げて思う。
ダンナが亡くなってから、
何故か私はよく空を見上げるようになった。
空には終わりがあるのかな?
天国ってあの雲の上にあるのかな?
なんて、幼い頃に馳せた思いを振り返り涙が出そうになる。
疲労でカラダはまるで重石のようだけど…
さぁ…早く帰ろう…
娘たちが待ってる家へ…
最後までお読みいただきありがとうございます
今日もとても暑かったですが、
皆さまお身体の調子はいかがですか?
水分補給を心がけてお互い熱中症には気をつけましょう
昨日UPしたブログですが、
誤解を招くような表現がありましたことをお詫び申し上げますm(_ _)m
このブログは私の想いをありのままに綴っています。
決してそれは誰かに向けた言葉や、
共感を求めるための押し付けでもなく、
自分自身の心のヒダをめくって出てきた言葉を、
もう一度自分自身の心へ放ち、
問いかけたり振り返ったりするための自分に向けての言葉なのです。
ですので時として私の表現が誤解を招いてしまったり、
不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、
書き綴らせていただけることを
お許しいただければ幸いです。
よろしくお願いしますm(_ _)m