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とりあえず早急にしておかなくてはいけない手続きについては、
なんとか目処がたってきた。
ノートにこなさないといけない手続きを書き出しておいたので、
終わった手続きの項目を順番に消していく。
残ってる手続きは気の重いものばかり…
そのひとつが『準確定申告』
ダンナの会社の税理士さんから、
今後の節税のためにも『準確定申告』をしておいたほうがいいと言われたけど、
頭の中が混乱を通り越していた私には、
とてもじゃないけどひとりで『準確定申告』の手続きをするなんて不可能。
そんな私の混乱を察してくれたダンナの会社の社長さんが税理士さんにお願いしてくれたようで、
結局、税理士さんが『準確定申告』をしてくれることになった。
社長さんの温かい配慮に胸がいっぱいになる…
もうひとつは『負の遺産』
ウチの家は賃貸で車もない。
だから遺産もないし相続税の心配もないけど『負の遺産』はある。
相続人が私である限り、
もちろん『負の遺産』も引き継がなくてはいけない。
8年前…
当時長女は公立高校の受験に失敗し、
急遽私立高校に進学することになった。
でも…
当時の我が家はダンナが失業、転職と家計は火の車…
とてもじゃないけど教育費を捻出できなかった。
その時に借り入れをしたのが日本政策金融公庫の教育ローン。
15年返済で借りた教育ローンは完済までまだ7年もある。
だけどその教育ローンも、
もしかしたら住宅ローンの団体信用生命保険のように、
ダンナが死亡したことによりローンが免除になるかもしれない。
案ずるより産むが易し…
私は早速、日本政策金融公庫に電話をかけてみた。
電話口に出た担当者に事情を話し、
ローンが免除になるかを聞いてみる。
「残念ですが教育ローンに関しては団信のような保険は元々ないので、
相続人様がお支払いを引き継ぐことになります。」
撃沈…
借金はそのまま私が背負うことになった…
でも、そのお金があったからこそ、
長女は高校に進学することが出来たのだ。
すごろくの振り出しまで戻されてしまった私は、
もしかしたら神さまに試されているのかもしれない。
でも…
神さまから次々に出されるミッションは
あまりに過酷すぎる…
「一生懸命働けば払えない額じゃない。
がんばろう!!」
そう思えたのはほんの数秒だけ…
私は未来が真っ黒に塗り潰されていくのを…
嫌というほど感じていた…