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倒れた時のことが知りたい ①
の続きです。
四十九日を間近に控えていたある日…
私はココロの中が何故かスッキリせず、
ザラザラしたイヤな思いを抱えて過ごしていた。
このザラザラ…モヤモヤした感じは…
いったいなんだろう?
ダンナが亡くなったことによるココロの傷みも確かにあるけど、
それとは違う別のもの…
ダンナの部屋に入って、
ダンナが出張に持って行ったカバンの中を見てみる。
カバンの中身はそのままにしていたから出張当時のまま…
財布…名刺入れ…スマホの充電器…
順番に取り出していくと
あることにハッと気づいた。
「そうだ!倒れた時のことだ!」
ダンナは出張先のホテルから救急搬送されて
そのまま還らぬ人になった…
だから私はどういう状態でダンナが病院に搬送されたのかを知らない。
ダンナが宿泊していたホテルには、
亡くなった当日にご迷惑をかけたお詫びの電話を入れたけど、
ダンナが救急搬送されたときに居たスタッフの方はもう帰ったあとで話すことが出来なかった。
「やっぱり…
パパが倒れた時のことが知りたい…」
娘たちにも私の想いを伝えてみる。
「やめたほうがいいよ…
ホテルの人だってもう忘れたいかもしれないでしょ?」
長女も次女も私がもう一度ダンナの宿泊先のホテルに問い合わせることには反対だった。
「だって…パパの最期がぜんぜん判らないなんて…
パパが最期に何を言いたかったのかも判らないんだから、
せめてどうやってパパが倒れたか知りたいじゃない!」
「知ってどうするの?
ツラくなるだけでしょ?
それにママのことだから知ってしまったら余計に前に進めなくなるよ!」
長女が真顔で声を荒げる…
「わかった…やっぱり聞くのやめる…」
「うん…そうして…」
そうは言ったものの私のココロの中は更にザラザラするばかり…
仕方なくTwitterを開いてみる。
『2017年7月5日 ◯◯ホテル』
ダンナが救急搬送されたことを、
もしかしたら誰かが呟いているかもしれない
でも…
ワードを何度変えてもそれらしい呟きは見つからなかった。
私は諦めきれずに
ホテルのホームページを開く。
すると問い合わせのアドレスが見つかった。
「そうだ!メールで問い合わせてみよう!」
私は娘たちにナイショで、
ホテルに問い合わせのメールを送信…
してしまった…
すぐに自動返信のメールが届く。
『お問い合わせいただきありがとうございます。
ご返信までお時間をいただく場合がございます。』
自動返信のメールはすぐ届いたのに、
ホテルからの返信は何日待っても一向にない
「やっぱり迷惑だったのかな…」
そう諦めかけていた頃…
ふと見たスマホの受信ボックスに、
ダンナが宿泊していたホテルの名前を見つけた。
少し緊張しながらメールを開けてみる…
『中里さま
私、ご主人様にご利用いただいていた
◯◯ホテル責任者の山田と申します。』
そのメールは…
やっぱり私にとって…
涙なしでは見られない内容だった…
こんばんは
最後までお読みいただきありがとうございます
猛暑が続いていますが、
皆さま体調崩されていませんか?
コメントのお返事をさせていただきましたので、
よろしければご覧ください
私はいつもスマホでブログを書いているのですが、
久しぶりにパソコンからお返事を返してみました。
パソコンでブログを見ると、
小さくした文字が大きくなっててビックリしました
スマホで見るのとまた違うんですね。
この文字もスマホで小さくしてますが、
パソコンだとまたデカ文字になってしまうのでしょうか
こちらの記事には続きがありますので、
コメント欄はクローズさせていただいてます。
明日には続きをUPしますので
よろしくお願いします