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私の周りには母子家庭の友人がたくさんいる

でも、死別で母子家庭になった友人はひとりだけ…

専門学校時代の友人で、
娘さんがまだ7歳のときにご主人が癌になり
癌の告知から半年でご主人は亡くなってしまった。

当時、お葬式に参列したけど、
小さな娘さんが友人の隣にちょこんと座り、
お父さんが亡くなったことがまだよく理解出来ていないのか、
退屈そうに床に届かない足をブラブラしながら遊んでいたのが余計に涙を誘っていた。

その友人もご主人が亡くなってから去年で十三回忌を迎えたという。

私のダンナの葬儀にも、
その友人はもちろん参列してくれた。

ダンナに突然逝かれてしまったこのやり場のない気持ちは、
誰に話してもきっとわかってくれない…

それは同じシングルマザーの立場でも、
離別によってシングルになった友人とでは立場が違うからわかりあえないと、
ダンナを喪ったばかりの頃の私はそう思っていた。

でも…

やっぱり…

この苦しい気持ちを誰かに理解して欲しい…

そんな苦しい胸の内に耐えきれなくなった私は、
ご主人を喪った経験のあるその友人なら理解してもらえるのではないかと思い、
ある日電話をしてみることにした。


「もしもし?」

「あ、雫?どうしたの?」

「ううん…なんとなく電話したくなっちゃって…」

「何か聞きたいことでもある?」


もっと違う返答を期待していた私は拍子抜けしてしまった。

聞きたいこととかそういうことじゃなくて、
哀しみを共有したいというか…
同じ死別を経験した仲間だからこそ聞ける言葉を聞きたかったというか…


「雫、お葬式で凄い泣いてたからビックリしたよ!まさかあんなに泣くなんて…」


???

なんか違う…


「◯◯(友人)もご主人を亡くして大変だったんだなぁ〜と思って…」

「私の場合はダンナが病気で苦しんでいたのをずっと見てたからね。
だから亡くなったときは哀しいっていうよりやっと病気から解放してあげられたって思いが強かったかなぁ?
ホッとしたって言うかね。
治療費もかなりかかったから、
これ以上闘病が長引いたらお金もないし正直どうしようって気持ちも強かったから…」

同じ死別でも私のダンナは突然死で友人のご主人は闘病の末での死…

亡くなり方は違っても同じ死別を経験した者同士、
哀しみを分かち合えると思っていた。

でも友人の言葉を聞いて、
私の気持ちとかなり温度差があることが解り軽くショックを受ける…


「身体には気をつけてね!」


最後までサバサバした物言いで電話が終わった。

電話をしたことを少し後悔しながら、
この温度差がなんなのかを考えてみる。

友人はご主人を亡くして時間が経っているから時間が哀しみを別のものに変えてしまったのだろうか?

だからと言って私は友人になんて言って欲しかったのかもわからない…

ただ…ただ…

気持ちを共有したかっただけなのかな…

でも…私は…

周りの友人の誰かがもし私と同じ立場になったら

例え何年経っても

何十年経っても

温度差を感じさせることなく哀しみを共有できる存在でいたい…

そう有り続けたい…

だって哀しみは

時間と共に忘れられるものでもないから…








こんばんはニコニコ
保険金についてのご意見をたくさんいただきありがとうございますm(_ _)m
私も近いうちにプランを見直してみたいと思っています照れ
皆さまのご意見参考にさせていただきますね流れ星
ありがとうございましたクローバー