先日、新潟県で行われた医療研究集会に役員二名で参加してきました

 本集会は歴史があり 1969年 から
医療に関するテーマを取り上げ毎年行われています

  今年のメインテーマ(最近はこれが定番ですが)
 
「国民と広く連帯し、患者・地域住民と医療・福祉労働者の人権・生命の尊厳を守ろう」

 出発日はあいにくの雨模様でしたが豊橋~東京~新潟と進むにあたり
天気は回復して

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 (新潟に向かう新幹線の車窓から)

着く頃には晴れ間が見えていました
新潟にいる間は雨に降られることもなく過ごせました



1日目:全大会
 初日はオープニングセレモニーとして
開会式や基調講演が行われました

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 それからタレントの山田邦子さんによる
「だいじょうぶだよ、がんばろう!」と
題した講演がなされました

豊橋市職員労働組合 病院支部のブログ-山田邦子

 山田邦子さんは自身のがん体験により、医療労働者の過酷な勤務体制について共感して下さり、こういう機会には参加してくれています
 さすがタレントということもあり明るく、会場を笑いの渦に巻き込んでいました


 初日の夜は、愛知県医労連による東海三県懇談会が
催されそれにも参加してきました

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近隣の方々と日頃の苦労など多くを語った夜となりました





2日目:分科会
 この日は会場を新潟大学医学部キャンパスへ移して行われました

  テーマは「医療政策と看護労働」です


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 第一報告者は、全医労東海北陸地方協議会で執行委員の長尾さんから
第7次看護職員需給見通しについての考察がなされました
それによると愛知県の需給と供給のバランスは全国ワースト42位
またそれによる人口10万人に対する看護職員数は878人 
5年後の計画でも41位
 

これを聞いていかに組合員のみなさんをはじめ愛知県の医療労働者が過酷な勤務環境で働いているか、患者にとって平等な医療となっていないかと驚愕しました


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そして大阪や新潟、鹿児島と報告が続き・・・

 東京都都庁職 病院支部で執行委員をされている
大利さんから大変興味深い報告がなされました

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1.16時間におよぶ二交代勤務は世界中で日本だけ
2.長時間夜勤は医療者だけでなく患者の安全も脅かす
3.現行の逆循環による三交代勤務ですらも問題

 などなどとてもここで書ききれる内容ではありませんが大変勉強になりました
 いつかは当組合でも大利さんを呼んでの
勉強会なんて事も企画していきたいと思います


 医療の世界は365日24時間休むことが許されません
目指すは、正循環による
ゆとりある三交代勤務ではないでしょうか


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(報告の中でもう一つ為になるスライドを・・・)


勤務時間外に出席するのは管理職として
管理する義務
があると書かれています

「自主的」として片付けるという態度は
法律に抵触するんです






3日目:シンポジウム

 会場を県民会館に移して
「災害時の救急医療への対応」の
シンポジウムが開かれました

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その記事が毎日jpというネットニュースに

医療研究全国集会

災害時救急医療テーマにシンポ

--新潟 /新潟 毎日jp

 として載っています(が、そのうち消えちゃうかも)

なので記事を一部抜粋して・・・

 シンポジウムでは、岩手県の職員が、震災当初、通信手段が確保できず、情報収集に苦労したことなどを報告。
 コーディネーターを務めた金沢大の井上英 夫教授(社会保障法)が最後に「情報収集システム(の確立)と、とにかく現場に駆けつけ情報を発信するという両方が必要だ」とまとめた。
 一方、福島県で病院などを運営する同県厚生連の労働組合執行委員長・折笠由美子さんは「避難生活がいつまで続くか分からない中、今必要なのは『普段の医療』だ」と主張。仮設住宅付近への医療機関設置の必要性を訴えた。


 今回医療全国集会に参加して学びえたことは
必ずみなさんに還元していきたいと思います

 近々病院長との懇談会が予定されています
 院長の意思を確認し、良い職場環境を整えられるよう話し合ってきますね