☆☆☆【前編】の続き:多分ここから読んでもよくわかりません。「次の記事」押して戻っていただけたら嬉しいです☆☆☆
奥に進んで、
見つけたのは、ここ。
赤~鳥~居~!!!!(ドラえもん風に)
恋い焦がれた素敵色の帯びただしい数の赤鳥居。東京にもあって感激しました。
ウキウキで吸い込まれるわたし。
中はものすごく深くて、
たくさんのきつねさんが祀られておりました。
本当にたくさんすぎて…お賽銭の小銭が2枚くらいしかなかったので
お賽銭も入れずに
勝手に手を合わせさせていただくこと十数回…
すいません、すいません。
ゴメンね、と一重の釣り目で見つめてくるきつねさんたちに平謝りしながらのお参り。
(悔しいので次は5円玉20枚くらい用意してやる!とか闘志を燃やしてみたりみなかったり…)
そんな感じでひとつひとつのお稲荷さんに手を合わせて行くうちに、
すごくいい気分になってきて
なんかずっと「ここにこれて嬉しい!ありがとう、ありがとう」とか思うようになってきて、
一回りして出る頃。ここのところしばらく重かった身体が、スッキリしてて。
そして、帰り際の社務所でおみくじに目を止めます。
来週ある掲載会議に合わせて数作のネーム(お話を簡単にコマを割って描いたもの)を提出してて、今までと違う「勝負」!な、お話たちで…上手くはないかもしれないけど命かけて紙に出し切ったものばかりで…
だから嫌な結果がすごく怖いけど…でもどうしてもおみくじを引いて行こう、という気になってね。
そして社務所でおみくじを引きました。
39番。(サンキュー???)
男の巫女さん?(なんて言うの?)に
「ご参拝ご苦労さまです」と厳かな感じで言っていただき、また気持ちが洗われる思いをして。
出たのは大吉。
内容を要約すると、
「今迄の苦労はまっすぐな気持ちでいたら大丈夫だよ、いい方向に向かっていくよ。」
って感じで書いてありました。
書いてある内容はどうとでも取れるけれども、それでもわたしは、
なんかすごく自分のこと大切にされてる気がして、ありがたいな、とか思いました。おみくじなのに。
そして、大事に読みながら、また入り口の鳥居をくぐった時、
「じゃあね、リカちゃん」とふと聞こえてきて、
「きつねさんまたね!」と
神社なのになんだそれは!
というような挨拶を返してました。
変だよね?なんか変な感じ。でもそうだったの。
で、階段を降りながら、
なんでか、生まれてはじめて、
神社行って、泣きました。
感謝の気持ちとか、
疲れが取れた感じとか、
なんかわからないけどそういうのがぐちゃぐちゃに押し寄せてきて。
で、改めておみくじを読みながら、
ああ、私デビューからむしゃらに突っ走ってきて、
新人には勿体無いくらい漫画を描かせていただけていたんだけど、
でもこなすだけで上手く伸びてないな、これじゃあ楽しんでもらえないな、
とかまだまだだな、と思うことばかりになっていって、一度立ち止まる事が必要に感じたりもして…
でもできないの悔しいし、
決めたからずっと勉強続けて漫画描いて。
だけど何をどうやっても「ド下手」とかしか言われないし、後で読み返して自分でもそう思うし、最近は描いても自分から捕まえないと編集さんから返事ももらえてなくて、それ以前にちゃんと見ても貰えてない暗示にかかってしまって(あくまで暗示。ちゃんと打ち合わせ自体は親身にしてもらっていますよ。誤解のなきよう。。。)…
それでも時々自信がない自分のせいで連絡取れない事が、早くやめてくれないかな~って無言の圧力にも取れてきてしまって、でも描きたいから後向きな暗示にかからないようにして。
家族も、もうやめれば、みたいになってたりもしてましてね。。。
頑張ってるんだけど、頑張ればいいってもんでもないのが漫画で。
そんな時引いたおみくじが、誰にも評価されないままのわたしにはじめて、
よくやってるね。
ってねぎらって貰えた感じだったのです。
紙に向かってる時は楽しいから、
他の問題や障害を
無意識に思わないようにしてたけど、なんだかんだ、キツかったのかな~と思ってみたりして。。
そして…今週結果はどんなことになるのかわからないけど、
それでもいいか、と思えてきました。
出来ないならやるだけだし、
読んでもらいたいことがあるからやりたいし、
漫画なくなったら嫌だから市場縮小傾向だけど、
だからこそ、ギリギリまでやめないでやろうと思ってるし、
やらなきゃ一生『つまらない作品を描くしょーもない人』のままな訳だし。
漫画を描くって、実はみんな好き勝手に楽しいだけでやってて
「いいなぁ~」みたいに思われてるけど、
描く側はどの人もみんな本気で人生かけてやってるんだよ。
言わない人もきっと恥ずかしいから隠してるだけ。
それか、まだ本気になってないだけ。
漫画は、絶対、一朝一夕でどうにかなるもんじゃない。
絶対にそれまでの蓄積は無いわけないし、やってないって言ってる人も無意識でやってるはず。
アシスタント行ってた時先生が言ってた。
「映画作る作業工程を全て自分でやる感じ」
それくらい描くのは面倒くさい。
くだらない、とか言われたり、バカにされたりとかする事もあるけど、
そういう人は、
是非一度自分で描いてみて下さい。
もし漫画家志望の、漫画描きたい投稿者さんで
親御さんに反対されてる方がいたら、
一回両親に自分で漫画描いてもらうと本気度とか伝わるんじゃないかな、と思います。
漫画、とんでもなく、奥が深いです。
出口なんて一生見えないんだろうな。
でもそこが楽しいからやめないでいられるところでもある。
さて、今週わたしはどんなふうになっていくのかな。
結果以前に、まだまだなわたしは、まずは頭の中の事がちゃんと書き出せる自分になれるように、
お勉強もがんばります。
もうこれ、ライフワークなんだと思う。
逃れられない何かがあるんだ。
なんで漫画なんだろうね。不思議でならない。
::::実は昨日ジャッジが出ました。うん、なんか新しい展開が浮上してきて、
ちゃんとお届け出来るか不安ではありますが、先の事が見えてきたので進んでみます。
メンタル図太いふりしながら振り切り振り切り進まねばならないのです。
がんばります。
長文つきあっていただいてありがとうございました。