延命治療

けど…病気になって旦那さんの大切さを知った訳じゃなく、私はホントに旦那さんの事がずっとずっと大好きで…。夕方仕事から帰って来たら犬の様に玄関で待ってた。

ごはんを作ればありがとう、洗濯をしてもありがとう、当たり前の事なのにいつも優しい声でそう言ってくれてた。夜は寒いからって冷え性な私が寝る前に電気毛布のスイッチを入れてくれてる。

今も副作用でしんどいのに寒いだろって私に布団をかけてくれる。副作用の間は家に居れるからaikaはゆっくり寝てなって。俺は大丈夫ってクシャって笑うと涙が出そうになるょ。顔を見れば大丈夫じゃない位わかるんだから。あったかい手。ずっと触れていたい。

どこにも行かないでって泣く私の背中をトントンして、俺は頑張るよ、最後まで、だけどもし俺に何かあった時は許してな、って。

可愛い2人の子供を残していかないで。最期なんてみたくない。

おじいちゃんおばあちゃんになって一緒に手を繋いで歩こうょ。

旦那さんが居なくなったら家族が崩れちゃうょ。

私が守るから。ずっとずっと側に居て。。

神様、旦那さんをつれていかないで。