悲しくてどこまでも落ちれる自分




これ以上苦しまないように


私が楽にしてもらったのに


よく頑張ったね、ありがとう


そう言って見送ったのに


後悔しないように全て目に焼き付けてきたのに



帰ってきてほしい


今はその思いばかり




闘病する過酷さを誰よりも知ってるのに


死という恐怖に苦しんだ旦那さんを側でずっと見てきたはずなのに


今はあの頃に戻りたい





楽にしてあげてください


そう言って最後の薬を点滴に入れた


忘れられない



ただ旦那さんを守りたかった


私は間違っていたのか


今でもわからない


でも息を止めてしまったのは私