ノーベル賞受賞とかニュースで見ててもへーすごいなーとか思ってただけなんですけど、


iPS細胞というものが、将来的にちびすけの病気の治療に役立つかもしれない、というこの病気の研究チームのサイトの記述を見てから、涙が止まりません。


「致死性」と名のつく絶望的な病名で、あんなに何の治療法もないと言われた病気だったのに。


自分が
ちびすけが生きられたかもしれなかった可能性を嬉しく思っているのか、
悔しく思っているのか、


なんだかよくわからないけど涙が止まりません。


時間が薬と言いますが、
確かに時間だけが物事を整理してくれることもあると、一年目の命日を迎えた時に感じました。


解決ではなく、整理してくれるだけですが。


私はそれまで、「時間が解決してくれる」という言葉は「解決のための努力をする時間が必要」という意味に解釈していましたが、


努力したってどうにもならないことはありました。


でも時間はどうにもならないことが本当にどうにもならないんだってことを私の心にしみこませてくれました。


なんて言っても、あきらめきれることなんてないし理解も納得もできないけど。


ただそれでも自分は生きてくんだなぁってことは理解しました。


生きて、また秋がきて。


今日お客さんに去年の雪はすごかったよねって言われました。


去年の雪?って、私去年の雪のことなんて全然覚えてなくてびっくりしました。


去年、どうやって生きてたのか思い出せない。


ちびすけに会いたい。