インターネットが発達した今、栄養療法に関する情報も様々な情報が飛び交っています。
栄養素1つとっても、その栄養素が「身体に良い」と主張する情報もあれば、その栄養素が「むしろ身体に毒になる」と書かれた情報もありますよね。
健康に関する情報を集めるあまり、
誰の言っていることが正しくて、どの情報が真実なのかよく分からなくなってきた
なんてことは、あなたにも経験があるはず。
「自分の不調の原因は鉄欠乏性貧血で間違いないと思う。」
「貧血を改善させるならサプリメントを摂るのが手っ取り早い。でも、鉄サプリを飲むと体に悪いという情報もあるからあまり飲みたくない。」
まさにこんな感じです。
健康に関する情報を集め過ぎたことで、栄養素に対する良い情報と悪い情報が頭の中で激しくせめぎ合う。
勇気を持ってサプリメントを飲んでみるも、なんとなく身体の中で悪さしているんじゃ無いかなと不安になる。これは、サプリメントに限らず普段の食事でも同様です。
こうした不安感や葛藤が、時には身体にトンデモナイ悪さを引き起こすことがあります。
それが、
ノセボ効果(ノシーボ効果)
と言われているものですね。
ノセボ効果とは、偽薬を本物の薬と信じて使うことで本来出るはずのない副作用が出る効果の事です。偽の薬でも、ちょっとした思い込みを与えるだけで、副作用(ノセボ効果)が強く現れることが報告されています。
また、実際に効果がある薬においても、薬は有害であり、毒だと思い込んでいたり、医療者への不信感があったりするとせっかくの薬の効果が減少することも分かっています。
思い込みの度合いによっては、薬の効果が30%も低下することがあるそう。
逆の効果としては、プラシーボ効果(プラセボ)が有名ですね。
こちらは、偽薬を本物の薬と信じて使うことで得られる効果のことです。
プラセボ効果は特に痛み、不眠、下痢に影響を及ぼし、本物と信じて偽薬を飲んだ人の約30%もの方に本物の薬と同じ効果があったとの報告があります。
また、専門知識に裏付けされ、自信を持って処方された薬や、医師とカウンセラー、患者とが信頼関係を築いている場合にはプラシーボ効果が加わり、より高い効果が得られることが分かっています。
簡単に言うと、
全く害のない薬を飲ませて、「効きますよ」と言って、いい効果を出すのが、プラシーボ効果。
全く害のない薬を飲ませて、「何か害をもたらします」という暗示でおきる現象・効果がノシーボ効果です。
ここで注目したいのは、
両者とも全く効果の無い薬のハズなのに、思い込みによって良い効果も悪い効果も現れている
ということ。
ノシーボ効果では効果が30%も減少し、プラセボ効果では効果が通常よりも高くなるという特徴があります。
これらは薬に限らず、サプリメントでも同じ。
つまり、
サプリメントを毒だと思って飲めば毒になるし、体に良いと思って飲めばその分効果も上がる
って事なんですよ。
この思い込みの効果はすさまじく、人は時に思い込みだけで死んでしまうこともあります。
2005年にクリフトン・メドア博士が科学誌に発表した論文では、末期の肝臓癌と診断された男性の例が紹介されていました。
その男性は癌と診断後、みるみる気力を失い、宣告された余命すらまっとうできずに亡なってしまったのです。
しかし、その後の医師の調べでは、その男性はガンで無い事が明らかになりました。
その男性は、「自分はガンで死ぬ」と思い込んだことによって、本当に死ぬことになってしまったのです。
別の例では、1996年にレベッカ・フェルカーが発表した研究によれば、「自分は心臓病にかかりやすい」と信じている女性の死亡率は、そう信じていない女性の4倍にのぼるという結果が出ています。
つまり、人は思い込みによっても寿命が大きく変わってくるということ。
栄養療法においても、日々、毒物を身体に入れていると思い込めば本当に毒になり、身体に良い物を入れていると思い込めば体に良い効果が現れます。
どんなに良い栄養素だとしても、それが身体に何らかの悪さをするんじゃないかと思い込めば、本当に悪い効果が現れてしまうんですね。
なので、健康で長生きしたいならこの思い込みの部分も矯正しなくちゃならない。
特に、栄養療法をやるならなおさらです。
じゃあ、どのようにしたら思い込みが矯正できるのでしょうか❓
実は、この思い込みというのは「言語処理」による「暗示」が関係しています。
言語処理というのは、誰かから口づてで情報を得たり、インターネット等の文字を読んだりして得られる情報のこと。
つまり、
日々、あなたがどんな情報を得ているか
によって大きく影響を受けるということです。
悪い情報を多く得れば、その分だけ悪い暗示がかかりやすくなります。
逆に、良い情報を多く得れば、その分だけ良い暗示がかかりやすくなるということですね。
ということは、健康に関する情報を集めるときは、なるべく悪い情報は避けて良い情報を集めるようにするということ。
スピリチュアルっぽい言い方ですが、言葉には力があります。
マイナスの情報にはあなたをマイナスへ導く力がありますし、プラスの情報にはあなたをプラスへ導く力があります。
古くから「言霊」が信じられてきたように、言葉や文字にはエネルギーがあるのです。
だからこそ、なるべく悪い言霊を排除して、良い言霊を取り入れていくようにして下さい。
インターネット上には、良い情報も悪い情報も含めて様々な情報が飛び交っています。
その中から、
この人は何だかマイナスのことを言っているな
とか
この人の情報を得るとマイナスな気持ちになる
と感じたら、すぐにその人や情報から去って下さい。
特に、人を不安にさせることによって商売に結びつけたり注目を浴びようとしている場合は要注意です。
本当に危険な物に対する注意喚起もありますが、この違いについては、ほぼほぼ直感で分かるはずです。
また、プラセボ効果やノセボ効果は、人間関係にも比例します。
その人のことを信頼していれば、その人の言っていることを受け入れやすくなりますし、逆に信頼していなければどんなに良いことを言っていても疑ってかかってしまうでしょう。
なので、栄養療法を行うときは栄養カウンセラーやサプリメントを作っている会社との信頼関係も重要です。
この会社が作るサプリメントの質は信頼出来ると思えば効果も上がりますし、栄養カウンセラーとの信頼関係が厚ければ、同じ栄養アプローチのアドバイスでも効果が違ってきます。
なので、栄養療法では単に食事をしたりサプリメントを摂るだけに限らず、人間関係をしっかり築いていくことも忘れないようにして下さい。
あとは、サプリメントのプラセボ効果は勉強量にも比例します。
しっかり分子栄養学を勉強して栄養療法を行うのと、
分子栄養学って何だか嘘くせーな
と思いながら行うのは大違いです。
嘘くさいと思いながら行えばノセボ効果になりますし、しっかり腹の底まで落とし込んで理解して行えばプラセボ効果になります。
どちらの効果が引き出せるかはあなたの勉強量次第ですので、勉強も頑張りましょう。
最後に、僕のカウンセラーとしてのスタンスは、僕のことを信頼してくれて、分子栄養学もしっかりやっていきたい❗と思ってくれる方だけ、やって貰えれば良いと思っています。
無理にこちらからやれとも言いませんし、興味ない人にわざわざ声をかけることもありません。
また、サプリメントに関してもケンビックスのサプリが好きで飲んでくれる人だけで良いと思っていますね。
何かしら不満がある状態なら、せっかくの栄養療法もノセボ効果で効果無くなっちゃいますから😅
ケンビックスのサプリメントも、他のサプリメントと比べてどこがどう違うのかをしっかり理解すれば、納得できるはずです。
この勉強量も、プラセボ効果に反映しますよ。
ということで、栄養療法を行うにしても、あなたの思い込み次第で効果と結果は大きく変わってきます。
あなたの思い込みは、あなたの得ている情報にもよりますので、日々得る情報には注意して下さい。
それと、あなたがどんな情報に多く触れるかは、あなたの性格的な面も関係しています。
前向きな正確をしていれば前向きな情報を多く得ようとし、後ろ向きな性格をしていれば後ろ向きな情報を集めやすくなります。
自分がどちらの正確かは、心理テストで大まかに分かりますので試してみて下さい。
この性格は、トレーニングである程度か得られることが分かっています。
情報を得るときは、なるべく良い情報を選ぶようにすることで、性格もポジティブになっていきますよ。
ノセボ効果で寿命を縮めてしまわないように、日々得る情報や思考を今からでも矯正してみて下さい。
それでは👍
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