今年もはや28日。12月もあっという間に過ぎ去りますね。

28日というと、今日が仕事納めという方も多いかと思います。

今年最後も頑張っていきましょう😊

 

さてさて、今日はフェリチン低値で貧血だった場合に是非受けておきたい検査のお話し。

 

フェリチンは貯蔵鉄なので、フェリチンが低い場合はヘモグロビン値や赤血球などの値も低くなるのが一般的です。

 

そこで、大抵の場合は鉄剤や鉄サプリを使って鉄分補給をすると思いますが・・・

 

ちょっと待った❗

 

貧血は、単に鉄を補給すれば良いという病気ではありません。

貧血になるということは、そこには必ず原因があります。

 

その原因を突き止めてしっかりアプローチしていかなければ、いくら鉄分を補給してもザルのように体外へ出て行ってしまいます。

特に貧血が疑われる原因としては、体内のどこかで出血している可能性が高い。

この出血の有無や貧血の原因を調べるためにも、血液検査以外の検査を受けることが重要ですね。

 

特に女性の場合では婦人科疾患によって月経量が多くなるなどのリスクが高いですが、婦人科疾患の検査を受ける前にまず受けて頂きたい検査があります。

 

それが、

 

尿検査

 

ですね。

 

貧血が見つかった場合は、必ず尿の状態もチェックしておいた方が良いです。

 

尿検査と言えば一般的に「腎臓」の状態を見るための検査ですが、実はこの腎臓も貧血と関連が深い臓器の1つなんですね。

 

分かりやすいのが、「尿潜血」です。

尿潜血とは、尿に血液が混じって排泄されている状態のこと。

本来であれば血液成分が腎臓で濾過されて尿中に漏れ出ることはありません。

この尿潜血反応が一時的な物であれば月経血の混入などが考えられますが、ずっと続いているようなら注意が必要です。

 

なぜなら、何らかの問題があって尿潜血反応が続く場合は、血液が尿から漏れ出るので貧血の原因となります。

この原因は腎臓にあるかも知れないし、尿路感染による炎症によって出血しているかもしれない。

感染症なのか腎機能に問題があるのかを切り分けるためにも、尿phや白血球分画、CRP、尿沈渣などの数値も見て判断していきましょう。

 

 

また、腎臓は造血を助けるためのエリスロポエチンというホルモンを分泌しています。このエリスロポエチンは骨髄の造血幹細胞に働いて、赤血球の数を調整しています。

その為、腎臓の機能が低下してエリスロポエチンの分泌が少なくなると、赤血球が減少して貧血状態に陥ってしまうのです。

 

 

ですので、貧血を判断する際には血液検査と尿検査をセットで受ける事が望ましい。

 

フェリチンやヘモグロビン値など血液検査の結果だけを見て、その人が「鉄欠乏性貧血」なのか「何らかの出血、造血に問題があるのか」判断することが出来ません。

 

鉄欠乏性貧血と腎性貧血などの貧血は、同じような数値に見えても原因や改善方法は全く違います。

腎臓や肝臓の状態、糖代謝などの状態を見るためにも、血液検査と尿検査は必ずセットで受けるようにしましょう。

 

 

ケンビックスの血液検査項目内にも、必ず尿検査はセットで含まれていますね。

尿検査の結果を確認することは、栄養療法において必須項目の1つです。

 

ちゃんと知識のある栄養カウンセラーであれば、血液検査の結果だけでその人の状態を判断することはありません。

 

正しい状態を把握するためにも、検査は血液検査と尿検査なども併せて総合的に受けるようにしましょう。

 

それでは👍

 

 

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