今年で25周年を迎える「わかさ生活」の社長 角谷が、従業員に話してくれる「豊かな心」になる話を毎週紹介します!
あなたはこれまで「ゲーム」にハマったことはありますか?
昔であれば、家に据え置きのスーパーファミコンやプレイステーションが主流でしたが、最近ならスマホのゲームがほとんどでしょうか。
ゲームにハマってるときって、ずっとプレイしていても疲れを感じることは少なかったのではないでしょうか?
また「明日もやりたい!」「もっとやりたい!」という感情になっていたと思います。
もし、仕事がゲームくらい楽しくなったらどうでしょう。
わたしも昔は、仕事は仕事と考えてつまらなく過ごしていたことがありますが、ある一夜の体験で「仕事はゲームだ」と考えられるようになり、結果として仕事がぐんぐん上手く回るようになりました。
当時の自分は「熱しやすく冷めやすい」「色々目移りし途中でやめてしまって、なんかうまくいかない」という、何かを続けることが得意ではない性格でした。
仕事は飽きやすかったのですが、「桃太郎電鉄」のゲームにはハマっていました。
後から思えば、経営者としての投資の感覚や地域ごとの戦略などは「桃鉄」で学んだと言えます。
健康商品を売るお店の店長として、「この商品、売れるかな」「こう並べたら売れるかも」と思って並べて置いてもそんなに売れず、なんで売れないか、などといったことも分からないような状態でした。
そんなある日、かなり大きな台風がやってきました。
当時は今のようにスマホで天気予報が見られたり警報が出たりもしなかったので、突然の大雨と台風の衝撃がすごかったのを覚えています。
お店のスタッフたちと「これ、早く帰らないとまずいよね」などと話しているうちに、外に出られないくらいに雨風が強くなり、台風が通り過ぎるまでお店でじっとしておくしかないような状況になりました。
携帯もない、パソコンもない時代で、みんなが暇を持て余していました。
そんな中、お店に休憩中に遊ぶために置いていたファミコンがあるのを思い出しました。
全員でトーナメント表を作って、くじ引きをして、1時間、2時間、3時間……
台風が行き過ぎるまで野球のゲームをやってたのですが、その時間は本当に楽しく、あっという間でした。
みんなで
「めちゃくちゃ楽しいな!」
「毎日こうだったらいいのに!」
「明日もトーナメントの続きがやりたいなぁ」
と大盛り上がりしている中、ふと店の中を見渡すと、そこには売れない商品たちがあり、少し現実に引き戻されながら「仕事も、こんな感じで楽しくできないかな」
という考えが浮かんできました。
その時から「仕事はゲーム感覚でやった方が良いんじゃないのか」「仕事とゲームは何が違うんだろう」ということを考え始めました。
「お客さまを集めないといけない」とか「今日はどれだけの売上を上げないといけない」という話をしても、若いスタッフには響きません。
仕事は10回なにか新しいことに挑戦したら7回は失敗して、3回成功するかどうか、というものだと思っています。
それが仕事だと「もうイヤだな」としか思えないのに、ゲームだと「もう一回!」となりますよね。
この感覚を「まずは自分が持ってみよう」と考え始めました。
仕事をゲームと考えるようにすると「どう攻略するか」「次はこうしてみよう」「新しくあれをやってみよう」と、いろいろと考えて動けるようになりました。
もしあなたが「仕事はめんどくさいもの、つまらないもの」「もっと楽しく働けないかな」と思っているとしたら、ぜひ一度『仕事はゲーム』理論で考えてみてください。
今より少しは楽しみが見えるかもしれません。