今年で25周年を迎えた「わかさ生活」の社長 角谷が、従業員に話してくれる「豊かな心」になる話を毎週紹介しています! 

 

 

儲けるとは「ファンを増やす」こと

 

一般的に「金儲け」という言葉には、悪いイメージがあると思います。
 

 

あさましいとか、はしたない、などと感じてしまうのは、きっと人を騙してお金を奪っているように思えるからでしょう。

 

 

しかし、実際にはお金がなければ日々の生活は成り立ちません。

 


お金そのものが悪いのではなく、「儲ける」という語感が良くないのかもしれません。

 

では、『儲』という漢字を分解して、『信』と『者』で成り立っているのだと考えてみるとどうでしょうか。

 

 

「信じてくれる人」とは、つまり「信頼してくれる人」=「ファンになってくれる人」だと、わたしは理解しています。
 

 

さらに、「儲ける」とは何かを得ることですから、「信じてくれる人を得ること」、つまり「ファンを増やすこと」なのだと捉えています。

 

以前、健康食品のお店をやっていた時のことです。
 

 

お店を始めたばかりのわたしは一人でお店のことを全部しているような状況でした。
 

 

徐々にお客さまの数が増え、対応が追い付かずに困っていました。
 

 

すると、その様子を見ていたお客さまが他のお客さまに商品の説明をしたり、お友達を連れて来てくれたり、レジ対応をしてくれたり、商品を届けてくれたりとお店を手伝ってくれるということがありました。
 

 

スタッフとお客さんだけの関係ではなく、わたしやお店のファンになってくれた結果だと思います。
 
 

ファンになってくれる人を増やすこと、これはわたしたちの仕事の本質です。
 

 

今でもお客さまに商品を送る際、わかさ生活のことを身近に感じていただけるように「わかさニュース」という同封物を一緒にお届けしています。

 

 

また、お客さまからいただいたお手紙には、一枚一枚必ず手書きで返信をしています。
 

 

おそらく通販の会社としては珍しいかもしれませんが、スタッフとお客さまが懇親する“友の会”、そして2年に一度多くのお客さまをお呼びするイベント“感謝祭”を全国で開催し、本来であれば会う事のないお客さまと直接触れ合う機会をとても大事にしています。
 

 

実際にお会いして会話することで、お客さまに感謝の言葉を直接伝えられるだけでなく、お客さまから貴重なお声(意見)をいただける機会にもなります。
 

 

これらを続けているのはすべて「お客さまに末長く、会社のファンになっていただきたい」という想いがあるからです。

 

しかし、今ではスタッフとお客さまが直接触れ合うことが困難な状況下であり、SNSの普及率も年々上がってきている時代です。
 

 

このような時代だからこそ、わたしたちは新たなファンづくりを行なっています。
 

 

それは、スタッフ一人ひとりが個性を活かし、ブログのように情報発信するものです。
 

 

この取り組みを始めたのは、直接会う事はできないけどこれからも変わらずにわかさ生活を身近な存在として感じていただきたいと考えたからです。


お客さまを「会社のファンになってくれた方」「スタッフのファンになってくれた方」「商品のファンになってくれた方」と捉えることで、「儲ける」という言葉は悪いイメージから良いイメージに逆転しますよね。
 

 

儲けた結果、会社にお金が集まったならそれをまたお客さま=ファンのみなさまに還元するのです。
 

 

還元の方法は、「より良い商品」「より良いサービス」を提供することです。
 

 

行動をするのは、顔が見えるスタッフ達です。
 

 

「儲ける」は「ファンになってくれる人」を増やすこと、そう捉える考え方こそ、わたしたちの仕事の本質だと考えています。