和・顔・愛・語 -65ページ目

名刺

初対面した時に
かんちゃんから
気持ちもプレゼントも貰ったけど
一番、嬉しかったのは・・

かんちゃんの名刺。
家の住所 電話・・
会社の名前。
此処に居るって証明。

新潟なんて行った事もないから
住所を聞いても
さっぱり、わからないけど・・

 「もし、何かがあって連絡が取れなくなったら
  この住所で、wakaちゃん来れるでしょ?」

あたしは、
住んでる住所も電話番号も
かんちゃんに教えられなかった。

いつか教えられるまで・・
待っててね・・





ありがとう

ホテルを出て空港に向かった・・
今度は本当に空港に行かなきゃ・・

空港で
時間が来て、バイバイってするのが怖くて
お互いに、しゃべりまくってた・・
沈黙になるのが・・怖くて・・。

でも心の中では
こんな遠いとこまで来てくれて ありがとう・・
好きって気持ち伝えに来てくれて ありがとう・・
こんな短い時間で一杯好きにさせてくれて ありがとう・・

 「wakaちゃん、離婚して。今すぐとは言わないから
  wakaちゃんが、ちゃんと離婚するまで待ってるから
  それまで、何度も何度も逢いに来る。
  10年くらい待てばいい?
  その時は、逢いに来るじゃなくて迎えに来るから」

 「10ねぇ~~ん?」

かんちゃんは、ニコって笑いギュッて手を握って
大きな大きな背中は、搭乗口に消えた・・

車の中から・・
かんちゃんの乗った飛行機を見送ってた・・
涙が・・あふれて・・
運転出来ないよ・・

10年したら迎えに来るって意味が、
かんちゃんの優しさだって わかる。
その時は、わざと10年も・・って
リアクションしたけど、
焦らず、子供の事もあるから
ゆっくり歩いて行こうって
かんちゃんの気持ちが
痛いほど わかる。

本当に、本当に 逢いにきてくれて ありがとう

悪鬼

悪鬼・・ワルガキ。
かんちゃんは、あたしの事だって 笑います。
憎めないワルガキだって・・。
今にもイタズラしそうって・・。

このトレーナーもペアです。
・・ちと、あたしの趣味じゃないけど・・。

そろそろ・・
空港に行かないと・・
かんちゃんを乗せて空港に向かいました。

 「wakaちゃん・・少しだけホテルに行こうよ」
 
びびびびびびっくり・・
かんちゃん・・会いに来る前に言ったよね・・
「ヤリに行くんじゃないから」って。
会う前から、おっぱいも見せてたし・・
かんちゃんの・・ち○ち○も見てたけど・・
エッチが好きなのは十分、わかってます。
でも・・ここは、我慢して・・
押しに弱いんだから・・

 「運転変わって・・」

こんな時も やっぱり即行動の かんちゃん。
また、なんでかホテル探すのも早い・・
下見してたの?ってくらい・・
こんな土地にきたこともないはずなのに・・。

でもでも・・あたしの気持ちは・・
かんちゃんとなら初対面した日にしてもいいって思ってた。
きっと、会うまでは「好き」って
はっきりした気持ちって わからなかったけど・・
でも「好き」って気持ちも少し違う。
心地良いって感じ。
一緒にいて・・心地良い。

だけど、
こんな気持ちでホテルに入ったんだけど・・
気になるのは・・毛糸の帽子・・
中身あるのか・・ないのか・・?
きっと・・微かな毛があるだけなんだろうな・・

ホテルに入って始めてのチュ~
かんちゃん・・時間ないよ・・
かんちゃんに、されるがまま・・
かんちゃん・・帽子を取ってぇ・・


ス・キ・ン・・・・・ヘッ・・・ド・・


マジぃ・・?
やっぱ・・怪しい人?
かんちゃん・・
まるで・・お坊さんみたいよぉ・・
チュ~も優しいの・・
おっぱい触る手も大きくて優しいの・・
wakaちゃ~んは・・
尼さんにでも・・なった方がいい・・?

かんちゃんは、写メで あたしの顔は見てたけど
実物みて・・「マジ、可愛いしエッチしたい」って思ってたみたい。
ほんとにエロかんちゃんなんで・・
チュ~も、もっと早くしたかったみたいだけど・・
なんせ・・ワルガキっぽく笑われると出来なかったみたい。(恥)

参上

2004年10月31日
会おうか・・辞めようか・・
って、かんちゃんに訴えながら・・
とうとう・・その日になってしまい

かんちゃんの朝一番のメール
「今から飛行機に乗るからね」って言葉に・・

考えてるより会ってしまえ!
そこから、また何かが、変わるかもって・・
変な割り切りを持って・・
空港に向かいました。

・・しっかし・・
高速道路が工事中で通行止め・・
二時間ほど遅れて空港に着。
もちろん、かんちゃんは とっくに空港で・・

 「こんなに空港にいると変な人と思われるから早く来てぇ~」

空港の入り口に車を止めて待ってると・・
かんちゃんが現れた。
ほんと・・変な人と思われそうぅ・・

毛糸の帽子を深々とかぶって・・
とても似合ってる、おしゃれな眼鏡をかけて・・
ガチッとした体格。
年齢よりは老けてみえた・・

 「wakaちゃ~ん、来ちゃったよぉ~」

そこから、水族館に行って船に乗って・・
ご飯食べて・・観覧車に乗って・・
観覧車から降りたらツーショット写真を撮ってもらって・・
かんちゃん嬉しそうに・・

 「記念だ!記念だ!」って・・。

後、数時間で かんちゃんが飛行機に乗って帰る時間。
そろそろ・・空港に戻らなきゃ・・かんちゃん・・


かんちゃんにプレゼントで毛糸の帽子をあげた。
かんちゃんは、これは「お守りだよ」って
ペアのネックレスをくれた。
あたしが金属アレルギーだって知らないで・・。

マメまめマメ

その名は、かんちゃん・・
そぅ~かなりのマメ人。
仕事柄、自営なんでマメに出来るのも わかるんだどけ・・
性格だろうな・・このマメさは・・

電話も朝、昼、夕方・・
ヘタしたら夜中も・・
メールも、ずっと送り続けてくれます。
すばらしいぃ~です。
かんちゃんが寝てる時だけが
携帯も寝られる時間です。

かんちゃんは、
必殺仕事人なんで
休みなんてありません・・。

それが・・それが・・

  「wakaちゃ~ん、来月の日曜・・何してる?」

あたしは、子供がスポーツをしてて
休日は、引率ばっかりで・・平日より忙しい。

  「ん・・子供の・・」

  「朝、9時半着の飛行機取ったから行くよぉ~」

  「はぁ~~~~~ちょちょちょ・・ちょっと待ってぇよぉ」

  「wakaちゃ~んに会えるよぉ~~うっれしぃ~~」

かんちゃん・・
うれしぃ~じゃなくて・・
この押しに弱いあたしに・・行くよぉって
簡単に弾んだ声で言わないでよ・・

子供はキャプテン・・
あたしは、保護者会代表・・
かんちゃんは、必殺仕事人 でしょ?
時間がないでしょ?
・・・のはず。

メールを始めて一ヶ月くらいたった頃でした。



  


疑い屋さん

あたしは、男の人に対して、かなりの疑い屋です。
自分でも異常じゃないかと思うくらい。

友達の間は
まったく疑わない。
ってより、疑う必要もないんだけど。

彼氏になると
束縛はしないけど
ちょっとしたことで相手を疑ってしまう。
少しくらい信用してよって言われるけど
信用出来るようにしてよって言ってしまう。

だから付き合うってなると
自分が疲れてしまう。

これは相手が好きだから?
なんとなく違うような気がする。

相手を信じる事も愛情のひとつよね・・

疑いモードに入ると
他に女が出来たんでしょ?って勝手に
思い込んでしまって・・
急に身を引きたくなる。

疑う事も疲れるし
そんな自分も嫌だし
別れたくなる。
逃げたくなる。

そんな気持ちを相手に、すぐぶつけてしまう。
即、喧嘩・・。
気持ちは「さよなら」になってる。
この早さに相手は付いてこれない。

どうして、こんなんになっちゃったんだろう?

相手が
他に女なんかいないし信じてよって言っても
じゃぁ・・どうしてこんな風に思わせるような事するの?
って、なってしまう。

怖いのかな・・
今まで、誰かに騙されたって事ないけど
どうして・・
こんなに人を疑ってしまうのかな?

もっと、もっと
信じたいのに・・
こんな、疑いの心が・・
すっごく、嫌い。

本当は、男の人を心の底から
愛した事がないのかな・・

地震

かんちゃんは必殺仕事人
夜中にも仕事をしなくてはならない。

その日は夕方から寝るからって・・
あたしは仕事が一段落して
テレビをなんとなく見てた・・
どのチャンネルも・・

地震速報・・
そぉ~新潟中越地震・・

マジぃ・・
かんちゃん大丈夫ぅ~~?
仕事中に電話したけど
プープーと・・かからない。

寝るっていってたから・・
ひょっとして・・
そのまんま・・

がぁ~ん・・

何度も何度も・・かけた。
やっと・・プルプル・・
かかったぁ~~

プルプルプルプル・・
出てよ・・

あたしの心臓はバクバク・・

でも、出ない・・

まさかって思いたくないけど・・
まさか・・まさか・・

何時間か時間が経って

あたしの携帯がブルブル・・

  「wakaちゃ~ん・・やっと繋がったよぉ」

かんちゃん・・
あんなに大きな地震だったのに・・
気付かずに寝てたらしい・・
かんちゃんの住んでるとこは、
そんな大した事なかったらしいけど
寝てたらしい・・

  「生きてて良かったね・・」冷めたように言ってしまった。

なんか、すごい事になってたみたいだよねぇ~
って・・すごいって言うのは・・かんちゃんだわ。
いくら、疲れてるからって・・
あの地震、知らないで寝てるなんて・・
ケロってして電話してくるんだもん・・


「心配してくれて嬉しいよぉ~」って、かんちゃん。
なんてなんて脳天気なの?

その名は・・

「かんちゃん」と言います。
メールした時から
懸命に あたしの話を聞いてくれます。
電話した時も
優しさがあふれてるような声でした。
でも聞き慣れない・・標準語。

かんちゃんは
6年前に離婚して
去年、同棲してた彼女と別れて
一戸建ての家に一人暮らしをしています。
仕事は、自営だから
いつでも連絡が取れます。

写メも送ってくれました。
でも、どの写メも・・かんちゃんは・・
サングラスをかけてバンダナをしているのです・・?
どうしてバンダナをしてるの?
昔の年上くんが・・
あたしの頭の中を・・
ひょっとして・・また?なの?

 「トレードマークみたいになっちゃって・・」
と、言ってました。
なんか・・不安・・
でもでも・・友達だし
そんなの関係ないしぃ~みたいな・・。

かんちゃんは、
かなりのエッチです・・
むっつりスケベじゃなくて
まんまのエッチ野郎です。

 「おっぱい写メ送ってぇ~」と平気でいいます。
最初はダメ!って言ってた、
あたしも・・バカだなぁ~~
 「片乳だけやで・・」って・・

かんちゃん・・元気!元気!になるなる。

遠距離だし
会うって事ないって思うと
大胆になってしまう・・。

こんな風に
あたしと かんちゃんは始まったのです。

友達?

タトゥくんとの出会いの後・・
一体、自分が何してるんだろ?って
ふと・・思ってしまった。
何がしたいの?って・・
何やっても結局は
 「心ここにあらず」
みたいな状態・・。

ただ単純にネットで話をいたいだけなのに
自分の優柔不断のおかげで
なんとなく会ってしまうって軽率さ。
今まで、良い人にばかり出会ったから
何もなく、終わったけど・・
何か事件に巻き込まれたら・・
って思ったら怖い。

もぅ~
会うって事は止めようって心に決めた。

それも占いの試験日も近づいていて
試験を受ける人たちは、勉強の日々。
あたしは・・まったくやる気なし状態。
でも日は迫ってくるし・・
気持ちが焦るのみ。

そんな日々を送っていたら
ふと今までやりたかった仕事の
求人募集・・

その時に、いつもメール相談していた
新潟の人がいました。
かなり遠いので会う事もない。
年上だし・・いろんな経験してる人なんで
なんでも話やすくて

離婚したい事
やりたい仕事の事
占いの事
子供の事

もちろん・・
エッチぃ~な事も・・
飾らず、自分がまんまで
なんでも話せる
ほんと友達って感じ。

異性で友達とか親友って成り立つのかな?
って・・思いながら・・

タトゥ(2)

タトゥくんは・・
とても良い人でした。
離婚する時に子供に会わないって
約束され・・離婚してから一度も
子供と会ってないと・・。

何年か前に結核になってしまって
何日間か・・生死をさまよってしまい
子供が作れなくなったって
悲しそうに話してくれた。

すごく淋しがりやさんで・・
あたしと会うには一時間くらい車で
かかるけど・・
付き合うってなったら
毎日毎日会いたくなるから
会ってくれる?と聞いてくれるタトゥくん。
メールも何通もくれるけど
すべてが長文・・

2度目に会った時は
買い物に行った。
どことなく会話が続かない・・。

メールでも会ってても
離婚して・・
一緒に住もう・・
って言葉ばかり・・
まだ会って、そんな時間も経ってないのに・・

メールも
あたしには、すっごく重いものに感じられた。
付き合ってって・・言葉にも返事出来なくて
とても気持ちの綺麗な人だったから
何も言わずに消える事が出来なくて
ただダラダラ・・メールする事だけで
精一杯だったのです。

タトゥくん・・「ごめんなさい」
手を繋ぐ事すら出来なくて・・
どうしても、付き合うって気になれなくて・・
幸せになれますようにって、
ずっとお祈りしてますね。