便利でかつ危険ー交流サイト | ホームホスピス われもこう

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熊本にある介護施設「ホームホスピス われもこう」のブログです。


 数日前、パソコンでフェイスブックを開くと、全く見知らぬ、怪しげな若い女性から《友達承認》を求めてきました。私がそれまでに承認してきた、一応は信用できる友達の登録者は約60人くらい(ほとんどは顔をあわせたことがある人物)ですが、怪しげな女性からのものはこれで二人目。一人目は海外から。おそらくフィリピンからのものです。断りました。今度は国内。

 こんな時、あなたならどうしますか?私はまず、承認を求めてきた人物の「基本情報」を調べました。ほとんど記入がなく、情報なしです。そこでこれは怪しいと考え、ただちに《非承認》とすることにしました。おそらくこれが正しい、安全な選択でしょう。

 フェイスブックのような交流サイト(SNS)は急速に広がり、使いこなせば便利なことこの上ないのですが、他方で本人が気づかないうちに参加者に危険をもたらします。個人アカウントの情報を盗み取って、「なりすまし」や「乗っ取り」をやらかすやからが、日本にも世界にも、わんさといるのです。

 自分が気をつけていても、自分の友達が、うっかり怪しげな人物からの友達承認に同意していると、あなたや私の情報は「友達ネットワーク」を通して連鎖的に漏れ、悪用されかねません。

 どのような予防策があるのでしょうか。私の場合、フェイスブックで公開する情報を厳しく限定しています。私の親しい友人にも公開しません。生年月日、出身校、生まれた土地など。ほかにも対策があると思いますが.......。他人を疑いすぎると、生きづらいのですが、信じすぎることは非常に危険です。なんともむつかしい時代です。 
                                     (南風)