こんにちは、アリーシャです。
昨日は、朝5時半に起きて娘を学校に送り出した後、ほぼ目の見えなくなった母の通院に朝7時に家を出て午後の3時まで付き合ってきました。
電車も病院も混んでいて、とにかく母を座らせて私は立っていることが多かったのでとても疲れました。
席って一つだと空いていることが多いけれど、二席連続で空いていることって少ないんですよね。
でも素敵なこともありました。電車では母の前に立っていたら、母の隣の紳士が他の空席に移動して私に席を譲ってくれました。
病院でも母の隣に座っていたある紳士が他の空席に移って私に席を譲ってくれました。
電車で寝ているふりして席を譲ってくれない、という記事などをよく見かけましたが、目の見えない老人を介助している私に対してはとてもみなさん親切にしてくださいました。日本の社会のマナーもなかなか素晴らしいなと改めて思いました。
そういえば、私が親切にしてくれた方や病院の人、周囲の人を褒めたり有難がったりするので母には「あなたは博愛主義ね~」と言われました。
えっ、私って博愛主義に見えるんだ?と驚きました。私はあたりは柔らかいと思いますが、自分の気の合う人、仲の良い人には優しいけれど、そうでない人には結構冷たいところがあると自覚しています。姉には「アリーシャはえこひいきするから教師や保育士には向いていない」と言われたことがあります。もういい大人なので人によって態度を変えるなんて最低ですから、できるだけ誰にでもフラットに親切に接するように気をつけています。好きな人間に対する愛は隠して滲み出る程度がちょうど良いと思いますし。
枕が長くなってしまいました。それでは今日のテーマについて書きますね。
いきなりですが、みなさんは、突然思いもよらず褒められたら何と答えますか?
私は小学生の頃、この問題で悩んでいました。
戸惑いながらも素直に「ありがとう」と照れて答えてたら、調子に乗ってる扱いをされてしまったことがあり、その後謙遜するのが正解と学び「そんなことないよ~、〇〇ちゃんのほうがよっぽど△△(ポジティブ形容詞)だよ」と答えるようになりました。日本語のトークでは基本自分は下げてナンボですね。
でも、私の場合素直に心からあなたのほうがよっぽど・・・と思っていることも多いしです。そもそも、日本語トークでだと友達から誉められることも少ないです。英語話者の人って日本語話者に比べてとにかくよく褒めてくれる気がします。私のような平凡な容姿でも、留学中は街へ出かけようとおしゃれをしていると、寮の友達がYou look gorgeous! とよく褒めてくれました。
子育てでも子どもが失敗してもNice try!だし、基本褒めて育てる教育な気がします。だから、英語圏の子どもの方が自己肯定感が高いのかな、と思ったりします。
あとは、持ち物や洋服を褒められたら「そう?これ1000円だったんだよ。ほんの安物で~」と大阪人ぽく安物自慢します。
この「安かったんだよ」トークは下記にリンクを張った音声にもよくある返事の例として出てくるので英語圏でも通用するようです。
私の最近お気にいりの音声学習はBBC Lerning Englishの中のHow toというunitです。
リンクはこちら。
中でも面白かったのは、How to respond to compliments? 誉め言葉にどう答えるか?を学ぶ 上のリンクのactivityでした。
You look lovely today!と女性の同僚に誉め言葉を投げかけた時のユーモラスかつよくある対応が下の言葉だそうです。
What are you after? で、何をして欲しいの(低い声で怪訝そうに)?
このフレーズは要するに
=What do you want?
(何か頼み事があるんでしょ?普段そんなこと言わないのに)という意味になります。
日本語でも、急にほめてくる相手に対して警戒して
「そんなお世辞を言っても何も出ないよ。」などと答えることはよくありますよね。
それを英語で言うとこうなるそうです。
Flattery will get you nowhere.
お世辞はあなたをどこにも連れて行かない=お世辞を言ってもなんにもならない
ということです。
このシリーズ私の苦手な日常会話の勉強になりますし、6分と短く小噺みたいに面白く聞けるので良く聞いています。
BBC Learning Englishの他のコンテンツも面白いので良かったらどうぞ。