こんにちは、アリーシャです。


アラフィフで、派遣やパートで働く私の上司や共に働く正社員の方は私より若い方がほとんどです。


同年代のバリキャリの友人に、外資系で派遣で働き始めたことを話すと「上司って年下じゃない?」と聞かれて初めてそのことを意識しました。

49歳で新しい職場で働き始めたので、周囲がほぼ年下なのは当たり前ですし、自分は年を取った新人だという自覚はあるので上司の年齢とか気にしてませんでした。


私は性格的に人の上に立つタイプでなく、威厳もリーダーシップもかけらもないので、人の上に立つのが苦手です。


結婚前、フルタイムで働いていた時にチームリーダーみたいな立場に立ったのですが、人の仕事のミスや改善すべき点を指摘するのが本当に苦手で逃げ出したかったです。


そのような性格のため、年齢関係なく常勤の方に指示されたり、サポート業務にまわることにまったく抵抗がありません。


ちなみに、私生活でも10歳以上年下のママ友とフラットな感じで付き合っています。


氷河期世代で、派遣切りなども見てきているので、職場では使いやすい人間でいようという思いが強いです。


そんな若者世代に混じって働いている私としては、時代と共に年長者に求められるものが変わってきていると感じています。


ネットが当たり前になるまでは、職場の年長者は業務の知識の伝達者として尊敬されていたのではと思います。


しかし、今現在はたいがいの知識や情報はネットで得られますし、業務の流れもパソコンで管理されているので、それだけを若者に語っても尊敬されないどころかウザがられるだけだと感じます。


今の時代、年長者の方がより多く持っているものといえば経験ぐらいなのではないかと思います。


仕事をしていても業務の内容自体は初めてでも、今までの人生で似たような局面を経験したことあったなあ、と対処方法を経験から検索することがあります。


また、長い人生を生きてきたからこそ物事を俯瞰で見られると感じることがあります。その視点は若者にはなかなか持てないものだと思うのです。


あとは、成功経験よりも失敗からどう立ち直ったか、どん底の経験からからどうやって生きてきたか、みたいな経験も価値があると思います。


当時はこの世の終わり!と思ったことも今生きていれば、この世の終わりじゃなかった!てということになりますから。


氷河期世代の私は65歳くらいまで働かなくてはいかなくなると思っています。

若者に混じって働ける中高年になるためは、どうしたら良いのかなと考えたりします。


知識をひけらかさず、その一方で若者にはない視点を提案したり、図太くなったメンタルでトラブルにドーンと対処したりと、衰えていく処理の早さや頭の回転の早さの代わりに役立てること面を探したいと思います。


この映画のロバート・デニーロ相変わらず素敵で中高年の☆です。

アン・ハサウェイが起業した新進企業にやってくる高齢のインターンを演じています。