私のマンションの駐車場は地下3Fのたこ壺型です。これは結構気に入っていて、空が解放されているので全体が明るいことです。ただ、大雨だとポンプで排水するのですが、ポンプ容量を超えると大変なことになる。いまのところそういう状況は一度もありません。そんな駐車場からみで、こんな事がありました。
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一人でスーパーに買物をして帰ってきたとき、
駐車機を操作する前に、買物を車の外に置いていたその一瞬に、
後続の車のこどもが、さっと操作盤に鍵を入れてしまったのです。
「おいおい、(ガキンコ)順番があるんだぞ」
「・・・・・」
「そういうことをやっていいのか(バカタレ)」
「・・・・・」
子どもは無言で、自分の車の駐車スペースの操作を続けています。
それで、しぶしぶ後続の車にゆずったのです。
そのとき、運転していた母親を睨みつけたのですが、
全然気にしていないようでした。

これには、後日談があるのです。

ある日、この機械式駐車場の鍵をつけたままにしたときがありました。
私は2回/年ぐらいこれをやるのです。
それで、私の鍵には部屋番号と名前を入れています。
そのある日(今年のある日です)、
そのおばさんが鍵を届けてくれたのです。
主に私の身近な人が対応したのですが、
その方は(お金持ちの)中国の方のようでした。
あとで聴いたのですが、
「旦那さんて、外見はまともだけれど(意外と)"まぬけ"なんだね」
と言ったらしいのです。


私は、鍵が戻ってよかったのですが、
なんというか「戻ってこなくてもよかったのに」
という複雑な気持ちでした。
中国の人というのは、ストレートで生活力があるというか・・・。
でも、できればはあまり会いたくないような・・・。
(言っておきますが、民族的偏見はありません)

で、本題です。

●パイプオルガン-歴史とメカニズム/秋本道雄/ショパン出版
パイプ実は、単行本は持ち運びが出来ないので、まだ半分しか読んでいませんが、大雑把なところは判りました。前振りが長くなってしまったので、各章の概略と感想は次に回すとして、前書きやすこし考えた事を記しておきます。
オルガンの演奏を聴く環境
5月に軽井沢に行って、個人(オルガニスト)の家でオルガン演奏を聴いてカルチャーショックを受けた。残響が8秒もあるホールです。通常のホールは、そんなに残響があっては音が分離して聞こえない。コンサートホールの残響は1.5秒~2.5秒程度です。一方、教会の残響は7~8秒らしい。なお、残響時間は、周波数で異なり、高周波(高音)は早めに減衰し、低周波(低音)は減衰し難い。バッハはこのような音響効果をどこまで考えたかですが、感覚的に知っていたと思います。そうすると、やはり教会でバッハのオルガン演奏を聴いてみたくなる。
定年後
仙台北教会身近な人が同意するかですが、日本の主要な教会でのオルガン演奏を聴くという企画です。最近であればHPで調べられます。なお、海外は、先立つものがないので難しい(可能としても1回程度か)。その演奏会に合わせて年1~2回の頻度で観光旅行をするというもの。最初は、仙台の北教会にしようかと(多少個人的思い出があります)。なお、構想のみに終わる可能性もあります。

注)写真は北教会のオルガンで、前面のコンクリートに「SOLI DEO GLORIA(ただ神にのみ栄光がありますように)」と刻まれています。

前書き
「前書き」を読んで、なるほどと思ったのは、ロマン時代のオルガンは二つ以上の音色を合成してシンフォニー音なるものを出そうとしたようだ。これがオルガンの独自性を失わせ、衰退を招いたという仮説です。そうすると、サンサーンスのあの「オルガン付き」はこのロマン型オルガンを使ったのだろうか。そして、フランス・ロマン型オルガンがドイツに入ってきて、その反動として「ドイツオルガン運動」が生じたらしい。どれもこれも、面白そうだ。

・・・ということで。