暑い日差しの中、つらつらと考えました。
(パイプ)オルガンは、基本的にキィを押せば、だれでも同じ音が持続する(と、本には書いてある)。その分、音色、音質、アテキュレーション、アコーギグで音楽を構成するのだろう(だぶん)。ただ、パイプオルガンはなんといっても、聞く場所が大事だと思うし、生演奏に勝るものは無い。今日あたり、どこかで演奏会をやっていないだろうかな・・・、と、思いつきで考えますが、当然ながら、実現しません。

もうひとつ、気の向くままに。

●若洲海浜公園若洲2
昨日、郷里から来た兄と、若洲海浜公園に17年or18年ぶりかで行きました。ここは、東京最後の埋立地と言われていた。右の写真は、その入り口にあるヨット練習場です。その日か前日に大会があったらしく、後片付けをしていた。チープな割にはのんびりしました。なお、対岸にある観覧車は葛西臨海公園のものです。
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若洲左の写真は、若洲海浜公園にある都営のゴルフ場です。昨日,驚いたことがありました。この写真の下で新たに陸橋工事が始まっていた。対岸の埋立地を介して羽田のほうに繋がるらしい。これが第二湾岸道路になるといううわさがある。これを発展と見るか、無駄遣いと見るかは意見が分かれるところ。私が小さい頃「夢の島」という埋立地が有名でしたが、この若洲から見ると既に陸地のはるか奥です。

で、最近、音楽関係で読んだ本を挙げておきます。

ギターは日本の歌をどう変えたか-ギターのポピュラー音楽史/北中正和/平凡社新書
ブックオフで350円。戦後のポピュラー音楽史を知ることができる。著者は音楽評論家のようですが、読んだ印象は、ポピュラー音楽史の一断面にすぎないと思われる。後世の人が全容を知るには、この手の本を何十冊もよまないといけないだろう。

雅楽-僕の好奇心/東儀秀樹/集英社新書
雅楽これも、ブックオフで350円でした。アイドル本のひとつですが、雅楽入門書でもある。日本では、なぜ雅楽が一般民衆の音楽として発展しなかったのか。その疑問は、(当然ながら)この本には書いていない。雅楽は既に8世紀の平安時代には存在していたようだ。その後の1400年の間、朝廷のなかで変わらずに続いていたらしい。西洋音楽は常に変わってきた。一方、日本では、変わらないことが伝統とされた。それは、素晴らしいことなのか、ただ単に「生きた化石」として続いていただけなのか。この本では、なにも書いていない。また、雅楽に和声という概念があったのか、この本だけでは判らない。

モーツアルト-音楽における天才の役割/H.C.ロビンズ・ランドン/中公新書
私が読んだ3冊目のモーツアルトに関する本です(他のは小林秀雄のやつと、吉田秀和のやつです)。ところどころにモーツアルトの作品を褒め称えているところがある。私にとっては、この本の記述は、他の本よりやみやすいし、この本を読んでモーツアルトの曲を聞きたくなった。済みませんが、他の二人の本は、なんか理屈っぽい(単に、私のレベルが低いだけでしょうが)。

・・・ということで。