今日は身近な人と二人でチープな伊豆旅行に行ってきます。
それで、少し手抜きでとりとめのない話を少し。

●吉松隆さんのブログやHPなど
吉松私は、吉松隆さんのブログやいくつかのHPをときどき拝見しています。自分の作品も結構公開しているしブログも面白く且ためになる。僭越ながらひとつコメントをさせて頂くと、英悟サイトを充実させることをお勧めします。ただ、吉松さんの作品を一部公開している「音楽館」の英語ページは簡潔なので(私にとって)アクセスし易いので気に入っています(海外にアピールするにはちょっと物足りない)。だから、世界にアピールするには英悟サイトの充実です。「日本に我あり」と思うなら英語サイトを充実させるのはどうでしょうか。
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言うまでもありませんが、現代にいる我々は、過去の音楽を論じることができても現代の音楽を歴史的に論じることはできません。また、現代はメデイアの発達ですべての時代の音楽が同時代になっています。そのなかでは"現代の音楽"はローカルな1ジャンルでしかない。そのような状況のなかで頑張っている吉松さん、応援しています。なお、私は彼のCDは2枚持っています。好きなのはギターとハーモニカの二重奏です。おそらく吉松さんにとってはメインの作品ではないでしょうが、ハーモニカとギターの世界には大きな貢献をしたと考えていますし、吉松さんの感性が出ていると思います。あの~~、ギターの曲、たとえばギター協奏曲なんかを書いて頂くと、ギターの世界でメジャーになれますが・・・。

あ
●最近読んだ本
●もの書きピアニストはお尻が痛い/青柳いずみこ/文春文庫

私は、青柳いずみこさんの本はこれで3冊目です。中公文庫の「ドビッシー-想念のエクトプラズム」と、文春新書の「ボクたちクラシックつながり-ピアニストが読む音楽マンガ」です。どれも結構面白い。あとで、ちゃんと取り上げで感想を書いてみようかと思っています。私もドビッシーの暗いほうの音楽が好きですし、あの世紀末の雰囲気も興味があります。
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その一方で、J.S.バッハにつながる「中世」に惹かれています。最近読んだ本「中世の光と影」の著者の歴史学者の堀米さんも「光と影」と言っているように、単に科学や工学が発達する以前の世界という意味以上の人間の(現代に通じる)愚かさと歴史的なダイナミズムというものを併せ持つ混沌の雰囲気に関心があります。そういえば、19世紀の世紀末にもそんなところがあります。

時間がなくなってきたので、ここまでと・・・。