後日談です。
何回か前のブログで小学1年生のいたずらで損害50万円という話をしました。
その後、どういう経緯かはわからないが弁償額が6万円となった(らしい)。
これを数人の親で、折半したようだ。
とりあえず「めでたし、めでたし」(と言っていいのかどうか・・・)。
  ★
私の身近な人は、小学校の低学年の子供は
「本人が忘れないうちに、怒るときにはとことん怒る」
という方針で臨んでいるらしい。
これは、ほとんどの場合は正しい(と思う)。
ただ、いろいろな家庭がある。
例えば、「親が子供に暴力・・・とか」
また、「ADHD(注意欠陥・多動性障害)・・・とか」
「世の中、(ほんとに)難しいな~~。」
私にはそれしか言えない。

注)
ADHDとは、Attention Deficit / Hyperactivity Disorderの略語。
先天的な生物学的障害と理解されているが
「なんでもかんでもこの病名でくくられているのではないか」
という議論もあるようだ。

●最近読んだ本
●一弦の琴/宮尾登美子/講談社文庫
西部戦線異状なし-一弦
だいぶ本棚に積んだままにしていたのですが、最近やっと読みました。
この小説は、ひたすらに「一弦琴」に取り組む二人の女性の生涯と確執を伝記小説として描いたものですが、それはそれとして、一弦琴の音楽に対する宮尾登美子のきらりとした表現がすばらしい。
  ★
私は、ギター、ヴァイオリン、一弦琴、三味線等々の合奏は嫌いです。これは音楽ではない(練習としてはアリです)。ただ、仙台の女子高の文化祭のときだったか、ギター合奏をはるか昔に聞いたことがある。そのクラブのテーマソング(らしきもの)の演奏の途中で奏者全員がハミングをした時には、予想していなかっただけに、なんというかソプラノの斉唱に感動しました。ちなみにそのころ私は近くの男子校に通っていました(仙台の同じ連坊小路という通りの学校)。私も若かったということか・・・。
  ★
話がそれましたが、HPで一弦琴の演奏を聞きたくなり探したがなかなか見つからない。
高知放送の「1弦琴の合奏」の映像はあったのですが、撥弦楽器の合奏ほどつまらないものはない(ギターも同じ)のでパス。やっと見つけたのが下記です。

「一弦琴・楽譜集」  <---ここをクリック
ここのトップHPで、演奏例が聞ける。
この、一弦琴の音はすばらしい。

また、歌がはいった一弦琴の演奏ブログがありました。
「恥ずかしながら-私の秘かなお遊びです。」  <---ここをクリック
この方は、歌がうまい。というか、なんか味がある。
この方は「日々是好日」というブログも書いていて神戸在住のリタイアした大学の先生らしい。
(勝手に紹介させて頂いています)。

この方のブログで、
宮尾登美子の小説で名曲として紹介されている「漁火」の歌詞と演奏を聴くことができました。
その歌詞を転載しておきます。

  一弦琴「漁火」
  詞 不詳 曲 松島有伯

  もののふの 八十氏川の
  網代木に いざよふ波の
  音澄みて 影もかすかに
  漁火の あかつきかけて
  汀なる 平等院の 後夜の鐘に
  無明の夢や さめぬらむ


意味はよくわからないのですが、なかなか良い詞と思います。
  ★
なお、私は介護の10年間、2~3週間に1回郷里仙台に車で帰っていたのですが、時々NHK・FMの邦楽アワーを聞いていました。聞いているうちに邦楽の良さがだんだんとわかってきた(と勝手に思っている)。少なくとも、これで邦楽アレルギーが消えた。

・・・ということで。