「安全」つながりで、音楽からはそれますが、
面白い記事をみつけたので、引用しておきます。
「情報未来」という雑誌の2006年2月号「日本の強みを活かした安全文化の醸成」という記事です。西部戦線異状なし-未来情報

・・・さて、「安全文化」という切り口からとらえられるようになったのは、いつからであろうか。多くの文献では、国際原子力機関(IAEA)の諮問機関として事務局長下に設置された(1985年3月)国際原子力安全諮問グループ(INSAG)が、1986年4月のチェルノブイリ原子力発電所事故についての事故後検討会議の概要報告書からであるとしている。この1991年に取りまとめられた報告書(INSAG-4)では、安全文化を次のように定義している。
「安全文化とは、組織ならびに個人の示す特色と姿勢の総合体であって、何よりも高い優先度で、原子力施設の安全問題がその重要度に相応しい留意を受けることを保証しようとするものをいう。安全文化は二つの要素からなる。一つは組織内の必要な枠組みと管理機構の責任の取り方である。第2にはあらゆる階層の従業員が、その枠組みに対しての責任の取り方及び理解の仕方において、どのような姿勢を示すか、という点である」

う~ん。なにを言っているか。
これは、今はやりの「超訳」なんだろうが、この業界のもっとも偉い人(元)○○委員会委員長だったひとが編訳したのより判りやすいような・・・。ついでに、このINSAG-4の原文(前記の前半部分のみ)を引用しておきます。

”Safety Culture is that assembly of characteristics and attitudes in organizations and individuals which establishes that, as an overriding priority, plant safety issues receive the attention warranted by their significance.”

なるほど、"overriding priority"が「なによりも高い最優先」と訳すのか。なんとなく感じが出ているな~~。"attention"が「留意」と訳されている。また、難しく訳しているな~~。そうそう"assembly of characteristics and attitudes”これは「思考形態と行動様式の総合体」と訳したほうが文化の定義として良いんでないかな~~。
でも、これは本当の「安全文化」なのだろうか。「読書百遍意自ずから通ず」ということなんだろう・・・(私はまだ2~3回しか読んでいない)。

で、首記のCDです。

●19世紀のギター音楽西部戦線異状なし-らッセル
このCDは、昨日台東区中央図書館で借りました(2回目です)。
ラッセルのデビュー盤らしい。このCDを聞くとギターの(ほんとうの)良さを感じる。図書館に借りたCDや本を返すとき、また聞きたくなって借りました。曲の構成は下記です。彼の演奏は、こういうなんというかロマン派の曲を、ロマン風でなく弾くと良い感じになるのではないだろうか。
(1) ロンド第2番op.2-2(アグアド)
(2) アンダンテとポロネーズop.44(コスト)
(3) エレジー(メルツ)
(4) 幻想曲(ブロカ)
(5) ハンガリー幻想曲op.65-1(メルツ)
(6) 伝説(マンホン)
(7) バスクの調べ(マンホン)
(8) 夢op.19(レゴンディ)

●読んだ本
私自身の(個人的)記録として、読んだ本のいくつかを書いています。単行本で購入し読んで、また文庫本で出たので購入しまた読んだこの本を書いておきます。
●東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・キーワード編/菊池成孔他/文春文庫
西部戦線異状なし-ああ
2回目ですが、やっと言っていることがなんとなく判ってきた(ようなきがする)。実は私はこの本の著者の菊池成孔さんの音楽を聞いたことがない。というより、ジャズやダンス音楽を知らない。そのせいもあるが、このように断定的に言われると「ころっとだまされてしまう」。菊池さんは「後付けの歴史は偽書だ」と言っている。そうするとこの本ンは「偽書」ということになるのだろう。一応、彼のCDを一度聞いてみたいと思っています。

・・・ということで。