今日85/2)郷里に帰ります。
実は会社のほうは、業界でちょっとした新聞沙汰になっているのですが(不祥事ではない)、そんなことは(すっかり)忘れしばしの休養です。
5月連休の東京では、あのラ・フォル・ジュルネでバッハinヨーロッパで盛り上がっているようです。興味はありましたが次のJ.S.バッハ特集の機会(10年後あたり?)とし、今回は(義理の母の介護)帰省がメインです。残りは(喫茶店での)読書と音楽(多少のギター練習も入る)です。そういえば、昨年は、軽井沢に一泊二日で行って、個人の教会のようなドーム型(残響時間がなんと8秒)の家でポジティブオルガンを聞いたのがなつかしい。もう一度、そこで演奏を聞いてみたいと思っています(できればギターの演奏してみたいが・・・)。

で、首記の話です。
これら下記の本は、あとで読んだらブログに(自分のために)感想を書いてみようかと。
ブログに書くことは、少なくとも2回は読むことになり、(忘却力がついている)自分の頭にかすかながら何かを残すので、(私の)老化防止に役立っています。ただ、実は、ブログを書いているときには興味は次の本に行っています。それやこれやでやってます。なお、下記の本は、私の定義ではすべてJ.S.バッハの関連本と考えています。

西部戦線異状なし-グールド●グレン・グールド著作集1-バッハからブーレーズへ/グールド/みずず書房
台東区中央図書館で、なんとなく目にとまり借りました。グールド本は2冊ほど読んでいますが、グールド自身の本は読んでいないので、読んでみようかと。









●ピアニストが見たピアニスト-名演奏家の秘密とは/青柳いずみこ
西部戦線異状なし-青柳耐震補強で1年間休館していたが、やっと再開した江東区城東図書館で借りました。ここの駐車場は無料なので利用しやすい。
青柳さんは、確かによく調べて本を書いている。音楽評論家のなかには、ものすごい博識を使って、音楽でないことを書いて(私のような)一般の音楽愛好家を煙にまくような(詐欺師的)記事を書く人がいますが、この方はまっとうな地に足が付いた音楽評論家とおもう。
そうそう、思い出しましたが、吉田秀和(さん)が「小林秀雄の『モーツアルト』は、話は面白いがモーツアルトは書いない。」と言っていた(ようなきがする)。前記の詐欺師てき音楽評論とは、あんまり関係ないかもしれないが・・・。だいぶ忘れているので、小林秀雄の『モーツアルト』を読み直してみよう。

●マックス・ヴェーバー入門/山之内 靖/岩波新書 西部戦線異状なし-マックスウエーバー
マックスウェーバーの本は「職業としての学問」とか、「読書について」とか、彼の本業以外の本を読んでいますが、最近できた「砂町モール」の本屋さんでこの本を見つけ、面白そうなので自腹で購入。この本によると、アダム・スミスは価格という非人間的な指標で人間が作る市場のメカニズムを分析した(らしい)が、マックス・ウエーバーは行為を動機付けている文化的意味への共感と理解を中心にした行為論的アプローチを行った(らしい)。たしかに、こういう視点を持っていないと、あの「職業としての学問」なんかは書けない(と思う)。そして、この本では「怪物」資本主義の起源が宗教改革にあったと言っている(と思う)。



●企業文化―生き残りの指針/エドガー・シャイン
西部戦線異状なし-企業文化これを読んでいるからと言って、私が経営者というわけではありません。ただ、こういう観点で人間の集団である会社という組織を見てみるのも面白いと考えています。これも、企業文化→文化→・・・と我田引水で私の趣味につながるのですが、その逆の流れで何が抜けていくのか(実は、抜けたところが企業文化の深層構造を作るのかもしれない)。まずは、著者エドガーさんがこの「文化」に対してどんなアプローチを取るのか見てみよう。




たぶん、上記をすべて連休で読むには無理そうですが。
なお、私は江戸川区(荒川から東京寄り)の住人です。テリトリィは、江東区(砂町モール、東大島ダイエーなど)、墨田区(錦糸町)、台東区(河童橋界隈)と銀座です。台東区の図書館、江東区の図書館の方、「他の区でもいいですか」と聞いたとき、快く受け入れて頂いた「太っ腹」に感謝しています。
・・・ということで。