明日(5/10)は母の日。身近な人は私の母親でもないのに、私からもプレゼントを要求する。実は今までその意味を考えたことが無かった。
それで、母の日について調べてみた。
  ★
○戦前は、昭和天皇の皇后の誕生日の3月6日
○戦後は、米国の母の日と同じ5月第二日曜日。
○米国の母の日の発端は、62万人が死んだというアメリカの南北戦争(1861年 1865年)。当初は反戦・平和という意味があった。
○1870年、女性参政権運動家ジュリア・ウォード・ハウ(1819年–1910年)が、夫や子どもを戦場に送るのを今後絶対に拒否しようと立ち上がり「母の日宣言」(Mother's Day roclamation)を発した。このジュリアの活動に影響を受けヴァージニア州出身のアン・ジャービス(1832年-1905年)も、戦時中の負傷兵の治療や公衆衛生の改善等の活動に積極的に取り組み、南北戦争後には、分裂した北部州と南部州の平和的和解のために「Mother's Friendship Day(母の友好日)」などの平和活動を続けた。
○ただ、これらの運動は広く普及することは無かった。
○1908年5月10日、アン・ジャービスの子供のアンナ・ジャービスが「亡き母を追悼」するためフィラデルフィアの教会で白いカーネーションを配った。これがアメリカの母の日の起源。
○この風習がアメリカ各州に広がり、1914年、アメリカ大統領だったウィルソンが5月の第二日曜日を母の日と制定した。なお、その意味は"motherhood in general and the positive contributions of mothers to society”であり、日本とは少し異なるようだ。
  ★
なるほど。そういうことだったのか。
おそらく米国でも「母の日」には既に「反戦」という意味は無いのかもしれない。もちろん世間一般の「(普通の)母」も「(普通の)父」と同じくらい立派だ。ただ、この「反戦」という意味は、やはり「母」にこそふさわしい。日本でも、この意味を多少でも残してほしい。
  ★
そういえば、アメリカのオバマ大統領がチェコで「唯一核兵器を使用した国として道義上の責任がある。核のない平和で安全な世界を目指す」」と言ったらしい。核兵器の抑止力の意義はソビエト連邦の崩壊で低下したという話もあり、米国の意図がどこにあり、どこまで本気なのか考える必要はあるが、「唯一核兵器を使用した国」という表現を使ったオバマさんを評価したい。
  ★
実は私は、これらのことを突き詰めて考えたことは無い。高校時代、わたしのクラスには「革マル」という学生運動の過激派がいたが、何を言っているかわからなかった。ただ、あの安部元総理の時代、TVなんかを見て「頭がよい人が、一つ一つ現実に基づき検証し論理を積み上げる程、その考えは右傾化する」と感じた。つまり、現実(それはそれでとても大事)は保守的であり強固である。それを不連続に飛躍させるのが「理想」であり「理念」なのかもしれない。これを抜きにして「現実」を変えることはできないのではないかと思う。なお、こんなの当たり前なのかもしれない。私の場合、肝心の「理想」が無いので、これ以上考えることができない・・・(あしからず)。

で、首記の話。

ブログつながりで、自分ではとうていたどり着けない(だろう)いろいろなU-tube画像を見ることができるのは素晴らしい。おかげでapple創業者のスピーチ(限定という言葉が大好エリーさん)とかヴィラ=ロボスの曲(五十雀さん)を聞くことができた。

上記の演奏を貼り付けておきます。

●アップル創業者の演説



●ブラジル風バッハ6番/ヴィラ=ロボス

この曲は、大学時代にレコードで聞いて衝撃を受けた曲です。これこそ「音楽」であり、このような演奏をする奏者はとても楽しいのではないかと思った。ただ、わたしのイメージではこの曲は、さいごの一瞬まで二人はスリリングなバトルを繰り広げないといけない。その意味でこのCDは少し物足りない。

・・・ということで。