出資馬・JRAレース結果(11/19) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

ボロは明日の糧になる2018 (仮)

移転しましたので、コチラでは更新しません。
移転先は最新記事をご参照ください。

 


本日は、【ウイン】【シルク】出資馬が勝ち星を”ひとつ”ずつ挙げてくれた。

 

**

 

6頭で”2勝”(掲示板2頭・入着1頭)も挙げたのだから十分すぎる好成果

 

このうちの1頭は格安募集の(ディープ直仔)エイシンヒカリ産駒の牡馬ウインスノーライトくん(3歳牡)で、「2勝クラス」を卒業。今回の勝利によって同産駒の「賞金順で”7番目”(現役馬4番目)まで浮上している。

 

確認してみると20産(19年種付け)の種付け料は”250万”。現在は「250万→160万→120万」まで下落。種付け頭数も12頭まで激減しているので産駒数は一桁になるかもしれない。そんな同産駒ではあるものの、走る仔も”一定数”含まれているので、お安くて動ける募集馬がいれば今後も出資してみたい。

 

・・・以上、日曜開催の纏めでした。

 

**

 

出資・出走馬の個別「短評」を述べると、、、


セリフォスくん(4歳牡)は好位の外につけて直線で一旦は先頭に立つも、後続に呑み込まれた。
 

前後半4Fで前半が0.5秒遅い平均ペース。残り4Fから【11秒台】のラップに突入したため”前”は苦しくなり、中団・後方勢に有利な流れ。スタートで好発を決めたために、控えきれず好位「6番手」追走。長い向正面で徐々に抑えきれなくなり、3角手前・内回りコースとの分岐点(仮柵)の手前あたりから「馬がアタマを上げて”折り合い”を欠き続ける」仕草がパトロールフィルムにしっかり映りこんでいた。そのまま勝負ドコロの3角から”大外”を回して早めに先頭に並びかける形となり、直線では残り1F棒手前で前を交わして先頭にたったものの、そこで脚が止まって後続に一気に交わされた。

「敗因」を端的に言えば、”いいスタート”をきり過ぎたコトと”乗替り”の弊害。おかげで前過ぎる位置取りとなり、前に馬を置けず”折り合い”を欠くコトにも繋がっていく。前走、今春の「安田記念」(G1)でも中団前寄りにつけたコトで終いの脚に迫力がなくなったわけで、後方勢の強襲に遭って2着で取りこぼしている。これを踏まえれば、スタートをソロッと出していくプランしかないのだが、そこは強気な騎乗をする鞍上・川田騎手だけに、まともに好スタートを決めて上述した「結果」へと結びついた。

つまるトコロ、本馬の”終いのキレ”を最大限に引き出すには、展開に左右されるコトを気にせずに後方待機策で折り合わせるしかない。その都度、鞍が開いている中でベストな騎手に”乗替り”で託すのではなく、今からでも「後方待機策が得意」かつ「仕掛け方の”引き出し”が豊富」な騎手を主戦に据えて継続騎乗させていくべきだろう。


**


レッドヴェイロンくん(8歳牡)は中団後ろ寄りの内につけて、直線に向くと馬場の中程にもちだして一気の伸び脚をみせた。
 

前後半3Fで前半が1.9秒速いハイペース。中盤から終盤にかけて徐々に時計(ラップ)を要していたように、中団・後方勢に有利な流れ。最内枠スタートから控えて、道中はラチ沿いで脚を温存。3~4角で徐々に押し上げ、直線入口で先頭と約7馬身差の9番手。右ステッキを入れて追い出すと先団とジワジワ差を詰めて、残り【1.5F】で掲示板争いに加わる。後方から⑥(菅原明)が本馬を”上回る脚色”で追い込んでくると、並ばれてからさらにギアを上げて前3頭を追いかけていく。そのままの勢いで前に並んだトコロがゴール板だった。3頭横一線の写真判定の結果、タイム差なしの”アタマ差”(スリット2枚)で”2着”連対。3着馬とはハナ差(スリット1枚半)だった。

展開利を得られたコトは確かだが、終いの差し脚の迫力が光った一戦。数字上でも”メンバー3番目タイ”の速い上がり脚【35.2】を計時。4角から直線入口で、クリアな進路である馬場の中程へスンナリ持ち出せたコトも好走要因のひとつ。

それにしても、高齢”8歳馬”であと1ヶ月すれば”明け9歳”になる本馬。”約6ヶ月ぶり”の休養明けかつ急に寒くなったので、ただでさえ難しい”高齢馬の仕上げ”が非常に困難を極めたハズ。それを乗り越えて「重賞」よりも相手が数段軽い「OP特別」とはいえ、”勝ち負け”に絡んできたコトが立派。


**


ウインスノーライトくん(3歳牡)は中団待機策から向正面マクリで先頭に立つと、直線でも粘り通して凌ぎきった。
 

前後半4Fで前半が1.6秒遅いスローペース。向正面マクリが発生した残り5Fから【11秒台】のラップが続く”持続力”勝負となり、中団・後方勢に有利な流れ。スタートで上に伸びあがるようにジャンプしてしまい、出脚がつかずに出遅れてしまう。中団後ろ寄りの馬群の中につけるとペースが緩すぎて前に馬を置いても”折り合い”がつかず、1~2角で頭を上げて嫌がる仕草を何度もみせる。仕方なく向正面の残り6F棒過ぎに馬群の外へ持ち出すと、大外をグングン押し上げて”向正面マクリ”の態勢となり、残り5F棒で単独先頭にたった。そこからは冷静に折り合って走れており、4角(残り2F棒)から早めに仕掛けて直線入口で後続勢に約3馬身差。直線で一時は”4馬身差”程度まで突き放したが、さすがにゴール前でタレて”1馬身半差”の勝利となった。

序盤から中盤にかけて”折り合い”が全くつかなかったコトもあるが、向正面で馬群の外へ持ち出して、本馬の走りたいように走らせた鞍上・長岡騎手の好プレー。典型的な”向正面マクリ差し”の形になり、3~4角を”単騎”で気持ちよく走れたコトが直線の”粘り腰”につながった印象。また、道中で脚を溜めるタイミングは少なかったハズなのに直線で意外と”脚”が残っており、あらためて”地力(能力)の高さ”を感じさせる「内容」だった。尚、ここまでのキャリア”6戦”のうち「馬群の中に入れて差す形」は初めてなので。本馬が”折り合い”を欠いたのは仕方ないだろう。

荒削りのレース内容で「2勝クラス」を勝利して、次走から「3勝クラス」に昇級。レベルが上がって一筋縄ではいかないだろうが、今後も熱い視線を送って見守るコトになりそう。ちなみに、本馬は格安の”エイシンヒカリ産駒”。産駒の「獲得賞金順」で本馬は7番目(現役馬4番目)まで浮上。最上位が「OP特別」勝ちのエイシンスポッター(4歳牡/OP)だけに、その”座”を目指して頑張ってもらいたいたい。

**


メテオリート嬢(3歳牝)は後方待機策にでると、直線で大外からイイ脚を使って追い込んできた。
 

前後半4Fで前半が1.7秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。展開利を味方につけて3角から大外を回して押し上げ、直線も”大外から内へ”搾り上げるようにイイ脚を繰り出した。残り1F棒手前で先頭に立ち、そのまま後続を抑えこんで”3勝目”を挙げた。数字上でも”メンバー3番目”に速い上がり脚【36.6】を計時。イイ脚であった証左となる。

ただし、「先頭」に立った後の残り1F棒付近で、内へ絞り過ぎて内の⑨(★河原田)に激突したのはイタダケナイ。鞍上・ルメール騎手も鼻づらや馬体を”外”へ傾け、早め早めに修正しながら追っていたのだが、馬体が接触するまで勢いが鈍らなかった。接触後は”トコロテン方式”で勢いが波及して、さらに内の数頭も次々と接触。他馬へ迷惑をかけてしまった点は申し訳ない気持ち。そして、本馬自身も接触から立て直したコトで、スピードのノリと勢いがなくなり、後続勢に”クビ差”まで詰め寄られていた。

後味のわるいレースとなったが、”中団・後方から差しにいく形”が板について「2勝クラス」を突破。「3勝クラス」(旧・準OPクラス)に昇級すると、相手メンバーが一気に凝縮されて、”メンバー・レベル”が上がるだけに一筋縄ではいかないモノ。開催されるレース番組も減るので”牡馬混合戦”を選択せざるをえないケースもあるだろうが、まずは”クラス慣れ”から頑張ってもらいたい。


**


マイネルジャッカルくん(5歳牡)は後方待機策から4角で進路がなくなって伸びきれず。
 

前後半4Fで前半が3.2秒遅い超スローペース。前残りの流れ。道中は最短距離のラチ沿いを回して”脚”を温存。4角で⑫(柴山)のすぐ外隣のコースを突こうとしたが、馬体を捻じ込む程のスペースが徐々になくなり、馬がアタマを上げて嫌がり減速していた。

本来の差し脚は披露できず終い。終わってみれば中途半端なレースぶりだった。また、中間の調整過程で”状態面”に不安を残したままの出走だったので、”凡走”も仕方ないトコロ。ココを叩いたコトで状態面が上向いて(良化)くれればいいが。

**


ホワイトクロウくん(5歳セン)は後方待機策から直線で大外へ持ち出すと、迫力のある伸び脚をみせた。
 

前後半4Fで前半が0.8秒速い平均ペース。好位・中団勢がやや有利な流れ。中団後ろ寄りの外につけて1番人気のシルク馬⑫(マーカンド)を視界に収め、道中はいつも通り動かず末脚を温存。外を立ち回り、直線入口で後方「12番手」から早々に”仕掛ける”と、グイグイ伸び脚をみせて残り1F棒手前で「掲示板争い」に加わり、ゴール前で「3番手」に浮上した。

いつもの”追込み策”・・・というか、この戦法しか通用しない仔なので、いつもの位置取りからいつもの末脚を発揮できた。数字上でも”メンバー最速”上がりの脚【35.8】を計時。走破タイム【1.37.3】は本馬の東京ダートマイル距離のベストタイム・タイ。記録した「3歳6月」は斤量”57kg”。「5歳11月」の今回は斤量”58kg”と増量で計時しているので、実質ベストタイム更新と言ってイイ。

勝ち馬まで1馬身半差(0.3秒差)及ばなかったが、毎度「上位争い」に参加してよく頑張っている本馬。東京コースの長い直線でこそ”持続力のある末脚”が活きるので、次走は「2月の東京開催」になるだろう。

 

**

**

※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪