出資馬・JRAレース結果(12/3) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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本日は、【ウイン】【G1R】出資馬が勝ち星を”ひとつ”ずつ挙げてくれた。

(※以下、敬称略)

 

キタサンブラック産駒の2歳馬で”2勝”。いづれも「芝中距離」番組であり、2歳馬の番組としては「長距離」と言ってもいい【芝10F】戦での勝利だった。

そんな父キタサンブラックの21年産駒は。20年当時の「種付料」がまだ”400万”と手頃な世代。現在は”2000万”まで高騰しているだけに、安価や手頃なうちに積極的に同産駒を入手した自身を褒めたいトコロ。

また、「出走確定」記事で寄稿していた「ウイン勢」と「大樹勢」の大挙出走について。ウイン勢は、馬の”走らせ方”や”状態面”といった好走要件を整えられず、終わってみれば”いまひとつ”の結果。ただ、最も期待されたウインマクシマムくん(2歳牡)がキャリア3戦目の「2歳未勝利」戦を勝利したコトが喜ばしい。

逆に、”勝ち負け”は期待できないが”着拾い”を期待した大樹勢は、④⑤⑧着。掲示板圏内・入着圏内に喰いこんで、完走手当以外の”賞金”(各種手当込)も咥えて戻ってきてくれた。近走をおもえば、よく頑張っている。

 

・・・以上、日曜開催の纏めでした。

 

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出資・出走馬ごとの個別「短評」を述べると、、、

 


ウインモナークくん(4歳牡/松岡/奥平雅)は中団前寄りにつけて3角から押し上げるも、直線でパッタリ。
 

前後半4Fで前半が1.2秒速いハイペース。スプリント戦なのでコレでも”前残り”の流れ。スタートでバランスを崩したので中団前寄りの外「6~7番手」位置。3角からジンワリと動き出し、直線入口で先頭と2馬身差「4番手争い」の一角まで詰め寄ってきたが、そこまでだった。

中間のクラブ公式コメントで「疲れが完全にない状態まで戻りきっていない」と公表されたように、”本調子にない”分が直線の”脚の使えなさ”に繋がった感じ。

ただ、収穫がなかったわけではない。これまで芝6F【1.08.6】(3歳6月)がベストタイムだったが、今回の【1.07.7】(4歳12月)で約1年半ぶりにベストタイム更新。「開幕週の時計の速い馬場」に対応して、勝ち馬から”0.5秒差”に踏ん張って時計更新した点は好評価できる。

 

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ラリュエル嬢(4歳牡/富田/矢作)は好位の内につけて直線に向くも、伸びは皆無で馬群に沈んだ。
 

前後半4Fで前半が1.7秒速いハイペース。後方勢に有利な流れ。5F通過【57.1】を逃げ馬の背後の好位「4番手」で喰らいついていき、道中で脚を使い果たしたダケ。いくら開幕週の時計の速い馬場とはいえ、この通過で前の組が残る(粘れる)要素はなく、ズブズブの追込馬同士の決着は頷けるトコロ。本馬の鞍上が道中で”ペース判断”できていたのか、こちらが疑心暗鬼に陥るくらい無謀な追走だった。

このレースで入着圏以上に入った8頭のうち、7頭が4角通過が二桁順位(10~17番手)。残り1頭は中団でも”最短距離の内”を徹底して立ち回った仔。逆に”前”の組(4番手並走以内の6頭)は、⑩⑪⑭⑮⑯⑰着で見るも無残な惨敗。それだけ前が総崩れ展開だったコトを物語っている。

 

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ウインバグースくん(4歳牡/△田口/西園正)は先行策から直線でジリジリと遅れだし、後続勢に呑み込まれた。
 

前後半4Fで前半が1.8秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。前に行きたい仔が多いメンバー構成でも、逃げ争い(主導権争い)に参加したのは本馬を含む3頭のみ。コチラが押して”前”に出ていくも、外隣⑤(藤岡佑)がもったままカラダひとつ抜け出して逃げの形。序盤2Fめで”逃げ”を諦め、先行「2番手の外」位置を取るために⑤の後ろを回して外隣へ持ち出すも、このタイミングで逃げ争いに加わってきた社台RH馬⑨(松田)が外から被せてきたので、再度”脚”を使って抵抗。「2番手」位置は取りきれたものの、序盤2Fもの間、小脚を使い続けたコトが痛恨事だった。

さらに、前半3F通過が【33.5】。2番手の本馬も【33.6】くらいで通過しており、この時点で”好走はない”と諦めた。その後は冒頭の通り。

ハイペースの逃げに巻き込まれて、わるくない「位置」を得るために”なし崩し”に脚を使いきった印象。事前の出走確定記事でも述べた通り、本馬の好走条件は「前半3F【34秒台】通過」が必須。”終いのキレ”がないので”前付け”するコトがベター。3走前に松若騎手が6番手から差し込んだように、前半33秒台に付き合うくらいならば「位置取り」を下げて控えるコトを優先すべきとなる。今回はソレが遂行できなかったので大敗も仕方ないが、それでいて”5着”掲示板まで”アタマ+アタマ+ハナ差”(0.1秒差)に踏ん張った点は褒められる。

 

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シーオブドリームス嬢(5歳牝/☆原優/矢野英)は先行策にでて、直線で前を交わすもゴール前で後続に呑み込まれた。
 

前後半4Fで前半が1.8秒速いハイペース。スプリント戦なのでコレでも”前残り”の流れ。今回は前付けする積極策。いつもの「東京コース」なら長い直線を考慮して”好位”から差し込む形なのだが、「中京コース」だと差し込みきれないので”前粘り”(逃げ・先行策)を狙うのはわるくないプラン。ゴール前で交わされはしたが、展開利を味方にイイ粘りをみせてくれた。鞍上も先行「2番手」でなんとか”折り合い”をつけてくれたので好騎乗と言える。

惜しむらくは、”前粘り”の形だと”好位差し”の形より発揮できる脚力が落ちるので、早めに前に並びかけて後続との差を少しでも広げたかったが、逃げているのが同クラブ馬②(吉田隼)だったので競り潰すわけにもいかず、両馬とも残れるような”動き方”をせざるを得なかった点がモッタイナイ。

「斤量減量騎手起用とベスト距離7F、得意の左回りコース」と好走しやすい”レース条件”を揃えたうえで、”メンバー構成”が軽くなりやすい牝馬限定戦。2走前・4走前のように牡馬混合戦でも”巧く立ち回れば”「掲示板」(5着以内)に喰いこんでいる仔だけに、ココで掲示板突入しても何ら不思議ではない。むしろ、(15頭立て)13番人気で人気皆無なコトが不当な低評価だったと言える。

「5歳11月」を迎えて既にピークを過ぎた本馬だけに、さすがに”勝ち負け”は期待できないが、しっかり”着”を拾って4着掲示板ならほぼ最良の「結果」。尚、当該レースで”約180万”(本賞金+手当)を咥えて戻ってきている。

 

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ディクレアブルーム嬢(3歳牝/吉田隼/辻野)は押して単騎逃げ態勢に持ち込み、直線で粘り込むもゴール前で後続に呑み込まれた。
 

前後半4Fで前半が1.8秒速いハイペース。スプリント戦なのでコレでも”前残り”の流れ。約4ヶ月半ぶりの実戦で、初めて”逃げる形”を試行。”展開利”と2番手につけた同クラブ馬⑥(☆原優)が”仕掛け”をできるだけ遅らせて(かわいがって)くれたので、なんとか掲示板に踏みとどまれた印象。同条件(中京ダ7F)の持ち時計【1.26.1】を【1.25.3】まで短縮できた点が「収穫」。

今回の好走が次走も好走する根拠に繋がらない「レース内容」ではあるが、2着馬まで”クビ+クビ+クビ差”(0.2秒差)の5着激走した「結果」は褒めていいトコロ。(15頭立て)9番人気の人気薄の立場で、よく”着”を拾ってくれた。尚、当該レースで”約130万”(本賞金+手当)を咥えて戻ってきている。

 

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ウインマクシマムくん(2歳牡/松岡/畠山吉)は逃げ態勢にもちこみ、並ばれる前に直線入口から突き放した。
 

前後半4Fで前半が1.7秒遅いスローペース。”前残り”かつ上がり2つの”瞬発力”勝負。今回は先行や好位で控えず、逃げて「脚力の違いで捻じ伏せる」シンプルなレースを選択。向正面半ばまではゆったり逃げて、残り5F棒から【12.0】前後のラップ(平均ペース)までペースアップ。あとは後続勢が来れば来るだけ本馬を行かせて、決して並ばせない”オイデ・オイデ”戦法。直線入口で3/4馬身差の”外”に雁行状態で3頭、”内”は背後に1頭迫っていたが、「4角~直線入口」の残り2F【11.5→11.6】で纏めて1馬身1/4差(0.2秒差)突き放して完勝。

こういう”走らせ方”は鞍上・松岡騎手の得意とする形。後続勢は押し上げるにも【11秒台】の脚を使わねばならず、直線は本馬より速い【11秒台前半】に入れなければ物理的に”差”は縮まらない。したがって、道中の押し上げに脚を使いきった仔たちが直線でバテ下がるので、最終的に2着以下の「掲示板」には”追込み勢”が並ぶこととなった。

逃げた本馬が、数字上で”メンバー5番目タイ”に速い上がり脚【35.0】を計時している。だが、注視すべきはソコではなく、上述した残り2F【11.5→11.6】で纏めたトコロなのである。とりあえず”初勝利”を挙げられたコトが喜ばしい。今後は怪我せず徐々に力をつけてもらいたい。

 

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クリスマスパレード嬢(2歳牝/石川裕/加藤士)は先行策から3角先頭の積極策でそのまま押しきった。
 

前後半4Fで前半が0.5秒遅い平均ペース。極端に遅いラップがなく、ワンペースに近いタフな流れなので好位・中団勢に有利。自ら逃げ馬を早めに交わして、直線も粘り通す「強い内容」。
 

こちらはデビュー戦にもかかわらず、上述したキャリア3戦目(②②着→本日①着)の出資馬ウインマクシマムくん(2歳牡)と同条件を同タイム【2.00.7】で駆け抜けている。牝馬限定戦ではなく、牡馬混合の芝中距離【10F】戦で勝利できたコトも自信になり、次走の昇級戦も楽しみになる”走り”だった。

 

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※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪