出資馬・JRAレース結果(12/4-9) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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本日は、【キャロット】【社台RH】出資馬が勝ち星を”ひとつ”ずつ挙げてくれた。

(※以下、敬称略)

 

タイミングよく差し抜けたラヴォルタ嬢(5歳牝)と、マイペースの逃げで”粘り腰”をみせたドリーミーデイ嬢(2歳牝)。どちらもほぼ最高の騎乗での勝利だった。

また、芝マイルの「OP特別(L)」に出走したドゥアイズ嬢(3歳牝)は”上がり最速”で2着惜敗、「収得賞金」の加算ならず。注視していた”ルメール騎手”のレース後コメントは「マイルがピッタリ」。(重賞勝ち負けレベルの相手を想定した際の)個人的な見解「芝中距離以上」とは異なっていたが、次走以降で陣営が芝マイル路線を選択してくるのか”忘れずに”確認したい。

他では、格上挑戦や連闘策といった”奇策”は、好走に結びつかなかった

 

 

・・・以上、平日ならびに土曜開催の纏めでした。

 

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出資・出走馬ごとの個別「短評」を述べると、、、

 

 

ドゥアイズ嬢(3歳牝/ルメール/庄野)は中団の外につけて徐々に押し上げ、直線でも差し伸びてきた。
 

前後半4Fで前半が2.4秒遅いスローペース。上がり3つの”瞬発力”勝負。道中は中団の外で”折り合い”十分。直線もしっかりした伸び脚をみせていたが先に抜け出した⑤(横山典)を捉えきれず。

数字上でも”メンバー最速タイ”の上がり脚【33.1】を計時したように、”持ち前の脚力”は繰り出せていただけに、この「OP特別(L)」のメンバーですら交わしきれないのは”キレ”不足と言える。事実、(13頭立て)で10頭が【33秒台前半】の上がり脚を使っており、本馬が最速タイとは言ってもそれほど差を広げていない。

 

「マイル距離」では”キレる”他馬がいるので、 (個人的な意見では)「芝中距離」以上の番組で差し脚を繰り出した方が”他馬との差異”を示しやすい印象。序盤に一瞬”行きたがる素振り”をみせるも、一瞬で”宥めきる”トコロはさすがルメール騎手と言え、鞍上は「マイルがピッタリ」とのレース後コメントを出している。

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トライフォーリアルくん(6歳セン/五十雄/萩原)は中団につけて、押し上げていけずに流れ込むだけ。
 

展開不向きではあったが、端的に言えば”飛越の拙さ”。序盤に飛越ミスが多く、中盤は立て直せていたが終盤にもミスがあったので致し方なし。初めての「阪神・障害コース」のせいなのか、障害を高く飛びすぎたりしていた。”ロス”の多い飛越と失敗飛越が多ければ、終いの直線に残る”余力”が少なくなり、今回のような大敗になるのも理解できる。
 

”置き”障害向きの仔だけに、陣営には適性の高い「レース番組」選択をお願いしたいモノ。


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フェブランシェ嬢(3歳牝/藤岡佑/黒岩)は先行策から直線を向いてジワジワ抜け出すも、ゴール前で後続勢に捉まった。
 

前後半4Fで前半が0.9秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。促して先行3番手の外につけてラクなペースを追走していたが、向正面で(本来は逃げているハズの)圧倒的1番人気馬⑮(松山弘)がマクリ上げてきたので、抵抗してペースアップしたのが残り【5F】棒。後続勢も”マクる”動きに合わせて”早めに動き出して”おり、残り5Fから激流となったまま長々と”持続力”勝負の流れになってしまった。上がり5Fの通過ラップ【12.3→12.6→12.8→12.7→13.1】をみればわかる通り、ゴール板に向けてどんどん時計を要しており、ゴール前で後方勢が殺到する”決着”も頷ける数字。

鞍上・藤岡佑騎手の位置取り・仕掛けがわるかったわけではなく、前が”ほぼ総崩れ”となった「不向きな展開」に尽きる。そんな苦しい展開にもかかわらず、前にいった組の中では、唯一頭だけ粘り込んだ”4着”掲示板。コレだけでも本馬を褒めるべきだろう。

関東馬の本馬にとって”初”となる関西圏の開催に遠征。それだけでなく「2歳G1」に出走する同厩舎サンデー馬の”帯同馬”として「滋賀・栗東トレセン」に滞在しての調整だったわけだが、”脚力”をだせるデキに仕上がっていたので安心した。


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ウインバグースくん(4歳牡/△田口/西園正)は中団前寄りにつけて、直線で伸びきれず。
 

前後半4Fで前半が0.5秒遅いスローペース。スプリント戦としてみれば超スローペースといえ、上がり2つの”瞬発力”勝負。端的に大敗要因を挙げれば”ペース”が遅すぎてキレ勝負になったコト。前半3F【35.0】で通過して、本馬の好走パターン「①前半3F34秒以上で通過」はクリア。しかし、2つめの好走条件「②前付け」はできず。”前付け”が条件になるのは、どれだけ溜めても終いのキレが変わらない”瞬発力”不足のため。数字上で”メンバー最下位”の上がり脚に留まっている点も証左となる。

尚、①がクリアできれば②がクリアできなくとも好走事例が4走前にある。この時は前崩れ展開だったので差し込めたが、今回はスローの”前残り”かつ”瞬発力”勝負なので、キレ不足が「着順」に最も影響を及ぼす展開だった。


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アイベラ嬢(3歳牝/ドイル/田中博)は中団の外につけると3~4角半ばで手応えが怪しくなり、流れ込むだけの最下位入線。
 

前後半4Fで前半が1.0秒速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。”前付け”できず、速い流れを追いかけすぎて直線までに”脚”を使い切った印象。3~4角で鞍上がステッキを入れていたのも、それだけ(前についていく)”余力”がなかったというコト。直線は完全に脚が止まっていたので、敗因は「位置取り」と「ペース判断」の拙さだろう。

 

”格上挑戦”が続く、「3歳未勝利クラス」を勝ち上がれなかった本馬。当初はそうでもなかったが、近走は使いたい番組(レース)と使いたいタイミングで出走できていないように映る。そもそも”ダート”路線で戦っている仔だけに、適性面での「地方競馬」転出のハードルは低い。今からでも転出して、”古馬3勝”のJRA出戻り規定を達成させて、「1勝クラス馬」と同等の”立場”を狙うのもわるくはないハズ。


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ラヴォルタ嬢(5歳牝/丸山/田村康)は好位の内を立ち回り、直線でタイミングよく差し抜けてきた。
 

前後半3Fで前半が0.8秒速い平均ペース。スプリント戦としてみても”前残り”の流れ。好スタートから行かせずに控えて、最短距離の”ラチ沿い”を立ち回らせた鞍上・丸山騎手の好プレー。直線もすぐに追い出さず、前3頭の外へ持ち出そうとするが、既に斜め後ろ(外)から⑦(ムルザバエフ)が追い上げてきていたので”外”をチラ見してから断念。前方を走る「2~3番手馬」②⑬の間を割るように捌いて、ゴール板まで差し脚を持続させた。

数字上で”メンバー5番目”に速い上がり脚【34.0】を計時。【33秒台前半】の脚を繰り出した後方勢と比較すると飛び抜けてキレたわけではない。前寄りの位置取りを活かして、タイミングよく仕掛けたコトによる勝利だった。稀にみる丸山騎手の好騎乗。すべての騎乗でとは言わないが、”3回に1度”ぐらいの頻度でこういう走らせ方ができれば、馬券ファンや出資会員の”信頼度”が上がってくるのだが…。

 

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ドリーミーデイ嬢(2歳牝/田辺/久保田)は単騎逃げに持ち込んで、直線も差をキープしたまま逃げ切り。
 

前後半4Fで前半が2.8秒遅いスローペース。前残りの流れ。残り4Fからペースを上げて、単なる”上がり3つ”の競馬にしない点が秀逸。”持続力”も要したコトで中団・後方勢はなかなか押し上げていけず、直線も(逃げ馬が)【11秒台】3つで纏めているので、それ以上の脚で追込むしかない。終わってみれば、中団の内を立ち回った2着馬④(武士沢)のみ上位争いに加わってきた。

本馬は数字上で”メンバー2番目”に速い上がり脚【34.5】を計時。上がり最速タイが2着馬④の【34.1】なので、3角で約2馬身差以内(0.4秒差)の位置にいなければ差し届かない。好位3~4番手についてきた3・4番人気馬も上がり【34.6、34.7】では届かない。したがって、完勝の内容だったと言える。

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ボンディマンシュくん(7歳セン/大井・笹川翼/大井・藤田輝)は中団待機策から直線で差し込んできた。
 

今回は近走のように”内”を立ち回るのではなく、”外”へ持ち出して外差しを狙う形。直線入口で前4頭横並びのさらに外へ持ち出し、「先頭争い」の約1馬身半差のトコロから差し込んで抜け出ていく。しかし、2列目の内で脚を溜めていた⑦(矢野貴)がワン・タイミング早く差し抜けており、最後は”一騎うち”態勢の併せ馬で”半馬身”(0.1秒差)届かなかった。

押し上げて差し抜ける形・タイミングともに文句なく、「内容」十分の好走。数字上でも”メンバ-最速上がり”の脚を計時しており、「走破時計」も”良”馬場で【1分26秒台】なら、本馬の”持ち時計”だけは走れている。

あと3週間もすれば「明け8歳」となるセン馬。数字の通り”高齢馬”ではあるが、まだまだ”勝ち負け”できる(戦える)コトを示す「結果」だった。

 

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タイキモンストルくん(4歳牡/大井・桑村真/大井・米田英)は単騎逃げにでると3~4角半ばで交わされてしまい、直線で後続に呑み込まれた。
 

スローペースの落として前残りを狙ったが、後方から向正面マクリ馬①(安藤洋)が現れ、先頭まで並びかけてきたのでペースを上げざるをえず。3角から”手応え”自体も怪しくなり、鞍上が激しく動いて”押っ付け通し”で余裕のない”走り”に映った。

そもそも論として、地方競馬では”逃げた”コトがナイ馬で、いつも好位や中団から押し上げる競馬しかしたコトがない本馬。慣れない戦法で”なし崩し”的に脚を使いきった感じ。

 

「陣営」は試行錯誤しているが、(個人的には)試すなら【ダ11F】以上の中長距離番組とこれまで述べてきた。それで戦えないようなら”八方塞がり”となる。
 

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ウインフィエルテ嬢(3歳牝/大井・和田譲/大井・宗形竹)は単騎逃げにもちこむと、直線で2頭の”一騎うち”態勢から競り負ける。
 

ハイペースの逃げをうつのはいつも通り。”単騎逃げ”になったコトで”折り合い”もついて直線は余力十分にみえたが、やはり直線半ばで脚色がわるくなり、ピタッと止まった。

残り3Fレースラップをみても【12.6→13.2→13.6→14.0】と徐々に時計を要しており、レース映像の隊列から本馬の上がりラップを換算すると、上がり3F【13.2→13.6→14.6】で合計【41.4】。公式発表の上がり【41.4】と整合性が取れる。換算には、並走状態から3馬身(0.6秒)突き放された点。残り1F棒までは本馬が先頭でレースラップを刻んでいる点を考慮。

本馬にとって「マイル」距離が長いのは、これまで南関東転入後の”2戦”の「レース結果」記事で何度も述べてきたコト。それでも「陣営」が徹底してマイル番組を使ってくるのは、「本馬の臆病な面」の対応を優先しているのかもしれない。

 

前走で先行「2番手」に控えると、他馬を気にして”折り合い”がつかず、脚も溜まらずに”4着”掲示板。走破時計は逃げた初戦が【1.44.6】で、前走が【1.46.9】。そして今回が逃げて折り合い【1.45.3】。”逃げた”際と”控えた”際の走りの落差があまりにも激しすぎる。したがって、【7F】戦に距離短縮するとテン(スタートダッシュ)の速い相手が増えるので、「逃げられない」シーンを避けるためのマイル番組使いなのだろう。

 

距離短縮すれば強引な競馬になっても”勝ち上がれる脚力”を初戦でみせているだけに、先々を見据えたうえでの”下地づくり”のためのレースを戦わせているとみる。
 

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レイレフア嬢(3歳牝/愛知・丸野勝/笠松・後藤佑)は中団前寄りにつけると向正面から”前”との差を詰めにかかり、直線に向いてジワジワ抜け出すもゴール前で差し返されて”2着”惜敗。
 

3~4角で前3頭の外を回して先頭に並びかけに行ったので、その分の”余力の差”がゴール前で出てしまった。序盤の主導権争いで「行きたい仔を行かせてから前を追いかけ始める」冷静な”捌き”が、鞍上・丸野勝騎手の好プレー。
向正面の押し上げタイミング、直線の仕掛けドコロといい、本馬にとってベストに近い動かし方が出来ていた。コレも地方移籍後の笠松デビュー戦で1度騎乗したコトがあり、ダートで使える脚を知っている経験が活きている。

走破時計的には勝ち馬と”2.0秒差”大敗の「前走」とほぼ同等。コレで”勝ち負け”できるのだから、前走比で”メンバー弱化”は明らか。本馬は【1分31秒台】の”持ち時計”の分だけ毎度走っているとも言えるわけで、JRA出戻り規定の”2勝目”は相手次第となる。

 

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トワイライトサーガ嬢(2歳牝/佐賀・山田貴/佐賀・山田徹)は好位から前を捉えに動くも、直線で突き放された。

 

直線で2着馬に差し返された点はイタダケナイが、同馬とは勝負ドコロから”勝ち馬”を負かしに動いた分の差。上がりは”上位3頭”がほぼ同等で、”メンバ-最速タイ”の上がり脚を駆使できていた。【0.5F】とはいえ”距離短縮”がプラスに働いたのは明らかで、本来は【6F】以下のスプリント番組が向いているのだろう。
 

今回【6.5F】戦の走破時計を【7F】換算すると明らかに”自己ベスト”を更新できており、「成長」が窺える走りだった。

 

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※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪