12月7日(土曜日)


もう師走・・・この一年、とても早く過ぎたように感じます。


冬生まれでも、静岡育ちには寒さは苦手なのです。


でも布団の中だけは違います。

冬だけの幸せ・・・・。



子供たちを寝かしつけるために布団にはいると

りゅうちゃんも、はるちゃんもママを挟んでゴソゴソと

寝やすい場所をさがします。


しばらく、他愛のない話をしますが、すぐに「スースー」という寝息に変わります。

子供達が眠ったら、起きて茶碗を洗わなきゃとか

明日の食事の支度をしなきゃと思っているのですが

温かくなった布団からなかなか出ることができません。


そして朝を迎えてしまう・・・そんな夜も多くなります。


たまに起き上がって片付けなどすると、逆に目が冴えてしまいます。


また子供たちがいる布団にもぐりこむママ。

しかし、仕事のことが頭にうかんで眠れなくなって、

夜の森のフクロウのようになります。


「ホーホー」と月夜になきながら、夜の森に起きている。


真っ暗な森のなかで「スースー」という寝息が聞こえます。


大きなスースー。


小さなスースー。


優しいスースー。


ちょっといびきなズーズー。


優しい優しいねむり薬のような、寝息達。


時々ふれる温かい小さな手。


ちょっと骨ばってきた足。


スー、スー、スー。



冬は外の寒さのかわりに、あたたかい寝息の森の幸せがあります。


子供たちが来てくれて知った幸せのひとつです。