今日はくくり(大阪府交野市)で、鉄とビタミンの話をお聞きしました。
細胞内にあるトコンドリアが働くためには鉄が必須で、鉄不足だとミトコンドリアで作られるATPが不足するため全身がエネルギー不足になり、各細胞、各臓器で十分な働きができずに色々な症状が出てくる、という話でした。
血液中の物質の組成は海水とほぼ同じなのですが、一つだけ大きく違うのが、鉄なのだそうです。
酸素を作り出すシアノバクテリアという微生物がまだいなかった太古の地球には鉄を錆びさせる酸素がなかったため、海水には豊富に鉄が含まれていて、人間の血液はその太古の海と同じ組成のため、現在大自然の循環の和に取り込まれた自然の生活をしていたとしても、鉄だけは必然的に不足するのだそうです。
諸外国は当然のように鉄の最低摂取量が決められているのに、なぜか日本だけが鉄に関して何も決められておらず、潜在的鉄不足の状態になっているのだそうです。
血液検査では、血液中の鉄を測定することはできますが、細胞内の鉄、特に細胞内にある小器官の一つであるミトコンドリアの鉄の量を測定することが不可能なため、血液中の鉄の値が基準値内であっても、ミトコンドリアが十分働けない状態にある可能性があります。
鉄を効率的に摂るには簡単な方法がありますが、たんぱく質不足の状態でそうすると、かえって具合が悪くなることもあるようなので、そこらはちゃんと分かった方が助言しながらの方が安全です。
でもやること自体難しくなくて、何か無理することもなく、費用もあまりかからず、しかも体の機能的にも理にかなっていて、とてもいい方法だなと感じました。
今日の話をちゃんと理解し、自分で鉄やアミノ酸を摂ることで自分で実験し、自分に落とし込めたら、みなさんにも紹介してみようかなと思います。
久しぶりに「おもしろーい!!」と思えるお話会でした。
楽しかった。^^
今日の特急ふじかわ号(身延線)から見た富士山