F-1の場合 世界のあらゆる気候に対応する対応が待っています。
メカニックは温度、湿度、気圧 (標高・季節・天候)に合わせ
キャブレターのセッティングやギヤ比をその場で変更してゆきます。
レーサーも自分の肌の質感を重要にしていました。
通訳の言葉で、天気の移り変わりを聞いていても、
ストレッチをしているときに、「なんだかじめじめしてきたからウエットのシャツを出して下さい。」
グローブも滑り止めの付いているものを用意してください」と的確な指示をしてくれます。
その指示に従い雨用の装備を用意していると、予報とは違ってポツポツ降り始めたことを思い出します。
今おかれている環境・天候・気圧・湿度など自分の感覚を信じていることを驚かされました。
特にその土地の天気予報に関しては、通訳を介して
状況を把握していますが、自分の感覚を大事にしていました。
判断の基準になることは観察から始めているようです。
近視眼的な近くのものだけではなく、サーキットの標高、風向きなど全体を見ながらできる限りの判断材料をそろえ
そして必ず自分の目で見ていました。
また、フィールドの状況や条件は刻一刻変化します。南半球の気象条件は長年培った感覚を大切にしていました。
初めて参戦したころは気象条件の違いで痛い目にあったと聞きました。
気象の変化を肌で感じ、皮膚で体験することで自分の評価を下すことにつながります。
自分の肌で感じることで状況判断を間違ったら自分に対して判断の甘さや状況の変化に対応することもすべて自分の責任
として自分に厳しくなり、人任せにしなくなるといっていました。
もちろんチーム監督の指示には従いますが、スタートした後はすべて自己責任になりますから
自分の肌で感じることで絶対的な自信を身につけることができるようになるといっていました。
皆さんも自分の直感を信じてください。そして周りに伝えてください。往々にして「あなたの直感はあっています。」