使用に耐える商品作り |  今日もありがとう
どのような製品を作りたいのか、 お客様に届けるのはどんなものがいいのか デザインの問題ではなく、 私が私の物を気に入ってくださった方に届けるにあたって いつも、思っていたことがあるんです。 先日の 大人可愛い手作り服作家中尾亜由美さん の セミナーの後に考えながら帰りました。


まだ自分でアクセサリーを作らなかったときに
ネットで購入したネックレスが身に着けたとたんに
バラっとパーツがとれた。
一か所でなく、数か所も。
ビックリして、拾い集めて販売者に連絡したら、
直して再配送となった。
でもね、これで終わらなかった。
直したということで到着したネックレスは箱を開けた段階で
既に、一部破損していた。
連絡して、また直すことになった・・・・
重たいガラスのビーズを使用しているのに繊細に作り過ぎが原因。
メガネ留めせずに、9ピン留めで、ワイヤーも細いので
製品のパーツ重量に耐えられない状態だったのだ。

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※ワイヤーを根元に巻き付けるメガネ留めは壊れにくいです。

2011093021010000.jpg 
※根元にワイヤーを巻かない繋ぎ方は9ピン留め。
 数字の9の字の様だから。
 使い方によっては外れる場合があります。

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製品は美しく、素敵な物だった。 だけど、私はそれを身に着けて外に出たのは一回きり。 その一回も、現場で使用して行き帰りはバックの中。 作り加減からするともう大丈夫と思う。 でも、使えない。 時どき、出してみて、綺麗だなと眺めるだけ。 かれこれ、9年くらい前の話。 ワイヤーも変色しているので直さないと使えないと思う。 でも、直していない。 いつか直すかもしれない。 でも あの時の残念な気持ちを忘れないために もう暫くこのまま置いておく。 届いたときに、使っているときに壊れないよう 使用に耐える商品を作るのは当たり前だけど デザインに走りすぎて、耐久面を忘れる時がある。 作ったものは身に付けて問題ないのか確認は必要。 使えて美しい。 使用に耐える。 忘れないうにしたいと思います。  

それでも、もしも・・・の時は 責任をもってリペア、リメイク、リフォーム 全力で希望に答えます。