お茶の教室 | ゆばー*短歌* ≪Ecoute! Ecoute! C'est Ondine≫

お茶の教室

習い事は嫌いですけれど、お茶はまだちゃんと続いています。

お稽古には絶対に着物を着て行く、というのも守っていて毎週お着物を自分で着ています。
で、笑い話が確実に増えています。

道行く女性から、「紐が出てますよ」と言われ、
「ちょっとごめんね~」と裾をまくって紐を結んでもらったことや、
雨の日に着物に革の靴をはいてお稽古に行ったこと。
その日は着物用のレインコートをお茶の先生に貰いました。

帯をお太鼓にしなさいと言うから、半幅帯しかもっていなくて小さなお太鼓で行ったこと。
逆に「器用なことするね~」と褒められてしまいました。
お稽古帰りに買い物に行くから、着物に大きな買い物かごを持って歩いたり。
草履が痛くて嫌だから、いつも下駄だったり。

着物って、着るものといういう意味しかないのは本当だと思う。
決まりごとはあるけれど、それは楽しみや遊びを伴うものであって、
そんなことに目くじら立てて本気で怒ったり、叱ったりしていた時代は、
少なくとも京都ではもうとっくに過ぎ去りました。たぶん。
常識がある人は上品に遊ぶし、ハチャメチャな人は面白いと思うように遊んでいます。

わたしも笑い話のネタをいっぱい作りながら、少しずつ常識的な人になるつもりでいるけれど、
いかんせん、お茶のお稽古って面白すぎます。

今日も、「一閑人」と呼ばれている、井戸を覗いている人を表した蓋置きがありましたけれど、
わたし、「それ、カエルがついているのですか?」と聞かずには居られなかったもの。
というか、そんなに暇なら、カエルになってしまえばよいのではないの?
しかも、ひま人が邪魔で、蓋置きなのにまっすぐのままでは蓋が置けないのですよ?

小難しいお道具も突っ込みどころが満載で、しかも正解が面白い、というすばらしい感じです。

柚 葉