オーガニック(BIO) | ゆばー*短歌* ≪Ecoute! Ecoute! C'est Ondine≫

オーガニック(BIO)

オーガニック(こっちではBIO)ということを、付加価値だと思っている人と、
それ以外のものはそもそも知らん、という人では、
売っている野菜の種類や並べ方が違うな~と思う。

近所の小さなマルクト内に4店くらいお野菜を売っている中で、1つにだけ人が並ぶ。
そのお店は、野菜の種類が圧倒的に少なくて、特別なものがなく、野菜をきれいに並べていない。
価格も実際少し安いのだけれど、他のお店の方が種類が多いんだから、欲しいものがあればそっちで買うはずなのになあ、と観察していて思う。

わたしがその並んでいるお店に行くのは、買いやすいから。
最初に行った時、おばちゃんが、はかりに乗せて、金額を紙に書いて、というのを何度か繰り返し、
最後に紙の上で足し算をして、「3ユーロ」って言った。
わざわざ細かい計算していたみたいだったのに、え?ちょうど?と笑ってしまった。

他より少し安いのだって、隣と競争してます、っていう日本の値下げとはまったく違う。
(こっちが安いというより、他の店がわざと高くしている印象を受ける。
価格が高いのが、BIOの証ってとこかな。
でも、野菜そのもののお値段じゃなくなっていて、
「商品」にするために、いらんところにお金をかけている分を払わされている、
という気分になるのよね。。。そんな気分になるなら、スーパーの方がましでしょ。)

BIOであることを付加価値にしないで、
市場に惑わされずに自分たちにとって適正な価格で売る、そんな売り手が増えるといいなあと思う。
そもそも、どう育てられたか、ということは付加価値なんかじゃなくて、野菜の本質に関わるんだから、それが野菜の値段を決める、ということだと思うのです。

さて、話は変わってウィーンのトラムやバスの終点は、よい感じに緑なところにつながっています。
100万人を超える大都市でありながら、ウィーンの半分は緑地というのはいいなあ。

市庁舎の横の公園の芝生では(っていうかどこの広場でも)、ほぼ上半身裸な人が寝転がっています。
(たぶんいちおう水着を着たんだろうけれど紐をほどいた(?)オーストリア、海ないからね・・)
気持ちはわかる、でもアジア人はヨーロッパの「ダニ」に耐性がないみたいなので止めましょう。

ドナウ運河沿いにも、アペリティフ用の寝椅子のみならず、砂とベッドみたいに大きなクッションあり。
みんなお仕事帰り(っぽい靴を脱ぎすてて)に寝そべって友達としゃべってます。


海外で何かあるたびに、「肌を露出しないように!」って被害者(とくに女の子)が悪いような書き方をされるけれど、
ちゃんとした恰好をしていれば危険が軽減されると思うこと自体が、日本的じゃないかな?
お化粧も服装も隙がない感じが、非常に「日本人」なんだけどな~。
おっさんでも、冬に厚着をしていても、危ないところは危ないでしょ。

柚 葉