大切な気持ち | You can 〜病と向き合う〜

You can 〜病と向き合う〜

HIV感染者の闘病記録
まだ一生付き合っていく覚悟は持てないけども・・・
同じ境遇の方いましたら宜しくお願いします。

皆さんこんばんは。

秋も深まり寒さも増してきましたね。

そんな今日は鼻水が止まらず若干風邪をひいたのかな。季節の変わり目にはよくあります。






今日は友人のこと。

Aさん。



Xでも発信しましたが信じていたからこそHIVを伝えた友人が離れていきました。

去年かな。そのくらいの時期です。










「それは少し気持ち悪い。ごめん。」


と言い続けて




「また機会があれば宜しく」



そう言ってAさんは僕と会うことはありませんでした。

もちろん離れていくのかなと心配だった僕は連絡をとりましたが短文の返事が返ってくるのみ。



そこからしばらく月日が経ち共通の友人からAさんからHIVだと聞いたが本当かと連絡がありました。




もちろん隠し切れるわけもなく本当のことを伝えました。


その友人は今でも僕の身体を気遣ってくれながら定期的に会っています。

最初からAさんではなくこの人に伝えておけば良かったと後悔しても伝えた後のことは誰も分かりません。


僕にとってHIVの告知はギャンブルなような感覚。



上手くいけば心強い味方ができる



失敗すると社会的に追い詰められる




そんな葛藤の日々を過ごしてきました。

最近は誰にも言わない方がいいのかなと思うくらい。



でも家族や大切な人にはちゃんと伝えたい。


今回のように第三者から聞かされた時、どう感じるか。



僕が聞かされる立場であったら理解が追いつかずにいることでしょう。






未だにAさんから友人へHIVは

「変態の病気だ」

「バイ菌をばら撒いている」

「同じ空気を吸いたくない」


と冗談のように話していると。



それを聞いてやはり悔しさと同時にとても悲しくなります。


僕はもう当たり前には戻れない。

レッテルを貼られ生きていくしかない。



そう考えるといつもどうしようもない不安に押し潰される日々です。



でも後悔してももう仕方のないこと。


今は何としても見返してやりたい。

一度きりの人生、逃げたり怯えたり、不安と葛藤で終わらせたくない。


もっとたくさんやりたいこともある。



このままじゃ絶対に終わらせられない理由があるから今を強く生きることができています。