愛されてきた日々 | You can 〜病と向き合う〜

You can 〜病と向き合う〜

HIV感染者の闘病記録
まだ一生付き合っていく覚悟は持てないけども・・・
同じ境遇の方いましたら宜しくお願いします。

皆さんこんばんは。

先日の記事では沢山の方々から温かいメッセージを頂きました。


全員にお返しできておらず申し訳ありません。



身体は元気なはずなのに浮かない日々が続いています。






先日、お母さんのことを書かせて頂きました。

失って気がつくことって本当に多いなって痛感しています。



こんなに早く人生を終えるなんてお母さんも思っていなかったよね。



まだまだ悲しみから抜け出せずにいます。







先日、遺品の整理をしてきました。


色々出てくる懐かしい物たち。



僕が赤ちゃんだった頃に着ていた服やよだれ掛け。

そしてお母さんの日記には自分のことよりも僕の成長の記録が細かく残されていました。


小学校の時にもらった成績表や賞状。


中学、高校の頃に部活で貰った賞状。


そしてお母さんの写真よりも多い僕の写真や僕との写真。



僕がプレゼントした物たちは色んなところに飾られていて、大切に保管されていて。








こんなに愛されていたんだなって。




老後にしてあげることばかり考えていました。


元気なお母さんには何もしてあげられなかったね。



後悔する日々です。



 





何より、本当のことを直接お母さんに伝えられませんでした。



HIVになったこと

結婚は諦めたこと

悩んでいること



それらは手紙にして棺にいれました。



きっとお母さんなら暖かく背中を押してくれていたよね。



見捨てられることが怖くて、伝えられませんでしたが僕のお母さんに限ってそれはないのかな。



親の愛って計り知れない。

もっともっと「ありがとう」って伝えてあげたかった。







出てくるのは後悔の言葉ばかりです。





でもお母さんが今までよりも近くにいてくれるようになりました。

ふとした時に何か大きな愛や優しさに包まれるようなこの感じ。



完全に今通りの生活へは戻れないけど


今は少しずつ前に進んでいくしかありません。







ずっと見守っていてほしい。