こんばんは。

 

愛してやまないこたろうが永眠しました。

 

15歳でした。

 

葬儀をして家族で見送り、御骨になって帰ってきました。

 

快晴であたたかな日差しの1日でしたが、虹の橋を渡ってお空にいけたかな🌈

 




 

 

 

 

以下は闘病と言うには短い期間かもしれませんが、つらい話になるので苦しい方は読まない方が良いかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2週間ほど前から食欲が落ちて完食をしなくなりました。

 

朝も目覚めたらすぐにごはんをおねだりしていた子が、食べるよりもまだ寝ていたいような様子に変化しました。

 

それでも毎食半分くらいは食べて昼間は割と元気だったので、年のせいで食欲が落ちてきたのかなと最初は思っていました。

 

 

 

ところが3日前から半分以上を残すようになり、最後の1日は全く口にしなくなりました。

 

自力で飲んでいた水も吐き、夜中も1時間おきに吐くので、見ているのもつらくて…

 

抱っこしたり背中をなでたり傍にいることしかできない。私が撫でるとくーんとないて目を閉じて頭をすりつけてきました。

 

どこか痛いところがあるのかもしれないけれど、表情は穏やかで吐き気がある時以外は苦しんでいるようには見えませんでした。

 

 

 

 

朝方5時ごろ、嘔吐の色が鮮血でした。

 

不安で朝いちばんに夫と病院に連れていきました。息子は友達と予定があり留守番。

 

病院へ連れて行ったときはかなりぐったりしていましたが、なんとか出発前におしっこができる程度には立てました。

 

 

 

 

かかりつけの病院です。

 

2か月前の吐血時に血液検査、X線、エコーをして肝臓に腫瘍があることは分かっていたので、今回検査は受けませんでした。

 

 

 



 

エコーや血液検査をすれば、なんらかの原因は分かって治療の方針をたてられる可能性はあるけれど、もしかしたら検査をしても原因は分からないかもしれないとのことでした。


高齢のため積極的な治療はしないことを決めていたので、この日はとりあえず体力回復のための点滴を受けることにしました。

 

点滴は確か150mL皮下注射で、吐き気止め、ビタミン、抗生剤、整腸剤などを加えていたと思います。

 

20分ほどで終了。

 

先生いわく、点滴は対処療法だからこれで食欲が戻るわけではないけれどおそらく脱水状態は緩和されて一時的には楽になると思う、という話でした。

 


 

私もホッとして会計を待っていました。

 

ぐったりするこたろうを撫でて、早く元気になってねと話しかけて。

 

すると、突然手足をこわばらぜ、目を見開きました。

 

何が起きたか分からず、いつもの目の開き方とは違うことが気になりました。

 

 

 

心臓を触ると、動いているか分からない。

 

夫に心臓が止まってる気がすると言うと、触って動いているというし。

 

私も顔を寄せて、

 

こーちゃん、こーちゃん、大丈夫?

どうしたの?こーちゃん、こーちゃんと呼び掛けていたら、

 

手足が動いたんです。

 

あ、ほんとう、動いた。

 

夫も生きてるよ。びっくりした。大丈夫だよと。

 

 

 

ただ、こーちゃんの目はずっと見開いていて心臓がふれないんです。

 

これはおかしいと思って、急いで受付で息をしていないことを伝えると、医師が駆けつけてくれて奥で緊急処置を始めてくれました。

 

やはり心臓は止まってたんだとさーっと血の気が引く感じがしました。

 

 

 

 

ここから号泣です。

 

最初におかしいと思った時に伝えれば良かった。

 

手足が動いた時にもしかしたら戻ってきてくれたのに。

 

目が見開いたようにみえたのは瞳孔が開いたせいだったのだと、その時気がつきました。

 

 

 

 

しばらくして医師から呼ばれて処置室に入った時は、モニターとたくさんのコードにつながれたこーちゃんに別の医師が心臓マッサージをしていました。

 

その様子をみて、もうダメなんだと察知しました。

 

代わる代わる蘇生を試みてくれましたが、自発的には心臓は動かないことを告げられました。

 

まさかこんな形で突然の別れが来るなんて思ってもいませんでした。

 

もう二度とあたたかくて小さな体を抱くことができないなんて。

 

 

 

 

医師からは点滴が引き金になって耐えられなかった可能性があること、思った以上に衰弱していたのかもしれないと、苦しそうに話してくれました。

 

皮下注射とはいえ衰弱して老いた体にはすべてが負担だったのかもしれません。もしかしたら点滴をしなくても衰弱で亡くなっていたかもしれないし、ほんとうに何が良かったのか、悪かったのか、病院連れてこなかった方が良かったのか、連れてきたのが遅かったのか、最後は苦しまなかったのか。。。

 

そこまで衰弱しているように見えなかったのは元気に振る舞っていただけで本当はすごく苦しかったのかもしれないと、後からいろんな後悔とつらさがごちゃまぜで、ごめんねごめんねと心の中がいっぱいでした。

 

 

 

 

突然の別れに気持ちがついていきませんでした。

 

もっと一緒にいたかった。

 

まさか亡くなってうちに帰ることになるとは、この日の朝家を出る時には思ってもいませんでした。

 

電話で伝えていた息子はうちでティッシュいっぱいにして泣いていました。

 

最期に立ち会えなかったのも悲しかったみたいで。息子にとってもこたろうは大事な家族で大きな存在だったからほんと可哀想なことをしました。

 

 

 

 

息子の難聴療育日記をメインに書いていましたが、息子がうまれる前のブログの出発点はこたろうへの私の親バカブログでした。

 

はじめて飼うワンコ。

 

何もかもが愛しくて可愛くて。

 

犬は永遠の3歳と言われますが、本当にそのとおりだと思います。

 

2歳のようなイヤイヤは通り過ぎ、言葉が通じて意思疎通ができ、甘えん坊。たまに困らせて、世話を焼き。

 

こたろうのことを本当の子どものように思ってずっと暮らしてきました。

 

毎日何十回と大好きかわいいねと繰り返してきましたが、

 

もういない。

 

その事実に気持ちがついていかなくて、胸がぎゅっとなって苦しくて。

 

幸せな日をただただ思い出しては涙がこぼれて仕方ない、そんな1日でした。