『余命10年』という映画の試写会に行って参りました。

 

 まず撮影のクオリティーが高い。桜吹雪が舞う場面、落ち葉が舞う場面、居酒屋でニンマリ微笑む小松菜奈、鳥居を斜め上空から捉えたショット、隅田川の橋をくぐるショット等。これは日本アカデミー賞の撮影賞に行けるんじゃないでしょうか。

 そして主演の小松菜奈が見事です。喜怒哀楽の表情が、劇中の登場人物の本物の感情そのものになっています。病院に入院している時の顔色の悪い様子も、本物の病人みたいでした(これは特殊メイクを担当したスタッフの腕もあるものと推測されます)。小松菜奈も日本アカデミー賞の主演女優賞に行けるでしょう。