通り過ぎた日々 | 寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

心惹かれる音楽との出会い、日々のことなど
気ままに書いています。
クラシック音楽が大好き。
ピアニスト角野隼斗さんの
垣根を越えた類い稀な自由な音楽性に魅了させられています。


お久しぶりです。

連休ですが、こちらは雨が多いみたいです。
寒くて、夜はヒーターをつけていますよ。


この春は、
上の娘たちが大学を卒業、就職して
そのサポートで日々なんだかバタバタしているうちに、

フィギュアスケートのシーズンも終わり、
SOI も終わりました。

このシーズンは、一番近くであった
長野の全日本も、
国別もどちらのSOI も現地に遠征して行きませんでした。

テレビで見ながら、満員の会場は
本当に今の私が暮らす同じ世界なのか、
あそこは別の世界なんじゃないかな?
そんな思いで見ていました。

私が住むのは全国的に見れば感染者の少ない県だけど、
今やこっちは少ないから大丈夫なんてことはない危機的な世の中ですよね。

息子の小学校での県内のお寺と公園に行く遠足は中止になったし、
小学校の授業参観は教室に入れず、廊下とベランダから半数づつの参観だったし、
娘の高校の部活動の試合だって去年からずっと親は応援にも行けない。高3だしこのまま試合を見ないまま引退を迎えることになりそうです。

こんな小さな集団生活でさえ、様々な制限のなか
頑張っている子供達を見ていると、

わたしには蔓延防止地域や、緊急事態宣言地域や全国からも人の集まるあのギューギュー満員の会場は違和感でしかなかったのでした。
娘たちも、
「わー満員!これ、今やってるの?」
と、驚いていたし、

マスクをして話さない食べないからってあの満員本当に大丈夫?
と自分が納得出来なかったので、
行かなかったことに寂しさはあっても後悔はないし、
元々遠征して行くという選択肢はありませんでした。

またいつも一緒に行く友人も同じ考えだったので
SOI のチケットも未練なきよう、
昨年のうち早々に払い戻ししていました。

もちろん、移動せずとも普段の日常生活が全く安全だとは思っていないし、
生活していれば
仕事でもいろんな人と会うし、買い物も行くし、
PTAやら地域の会合だってあるし、
一緒に住んでいる子供達だって、
それぞれ学校や仕事で出かけて行くし、

わたしも全く我慢しているかといえば、
ちょっとした楽しみ、
地元のホールでソーシャルディスタンス公演ならばと、好きなクラシックだって時には聴きに行きました。

けれど
地元で普通に生活していてさえ目に見えないがゆえに、避けられないかもしれないリスクを、

全国から人のたくさん集まる場所に行き、移動することで、
もしかしたら自分がウイルスを運ぶことになるかもしれない、
感染拡大に一役かったり、
家族やその周りの身近な人や、
もちろん自分にも危険が及んだり、その結果さまざまな人や場所にまで
リスクや不安を与えるかもしれないとの思いは、

心身共に素晴らしく成長した
結弦さんを一目この目で見たい気持ちより
そのことを避けたい思いの方が大きくて。

それに一番好きな楽しみだからこそ、
後ろめたい思いなしに、
この状況が収束して
心から安心してなんの心配もなく
思い切り楽しめる日まで、とっておこうと、思っています。

そんな思いもあり、
国別からSOI の間、
キラキラした華やかな現地からの様子は

なんとなく別世界のように遠くに、
まるで自分の外側を通り過ぎていくように感じて、疎外感を感じる気持ちもありました。

けれど録画して、家族が寝てから、

好きなコーヒーを飲みながら早送りしたり巻き戻したり、ドキドキしたり、一人でウンチク言ったり、
うたた寝したりしながら見て、

その場でのあの目の眩むような高揚感はなくても
何かが劣るとは思わないとあらためて感じたこの期間でした。

今のこの難しい世の中で、
行きつ戻りつでも前を向き、
この状況がなんとかよい方に向かうように、
諸々の葛藤を抱えながら、自分のできることを精一杯するしかないのだと、
その先には光があるはず、
そう思うこの頃です。



さて、連休あと4日。
雨だし、子供といっても大きい子は部活や模試やそれぞれ予定があるようだし、
お家でゆっくりです。
小学生の息子と何しようかな?

「一番行きたいのはUSJ!」
って言ってた息子だけど、
「今コロナで行けんから、中止になった遠足のかわりに、庭で弁当食べたい!」って
カワイイなぁって笑笑


                 かれん🌸