ショパンコンクールセミファイナル結果と角野さん | 寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

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心惹かれる音楽との出会い、日々のことなど
気ままに書いています。
クラシック音楽が大好き。
ピアニスト角野隼斗さんの
垣根を越えた類い稀な自由な音楽性に魅了させられています。

おはようございます。

ショパンコンクール、
セミファイナルが終わり、
12人のファイナリストが決まりました。

セミファイナル最終日、
用事がありリアタイ出来なかったので、
夜、小林愛実さんの演奏をアーカイブで聴きました。

家族がリビングから居なくなってゆっくり1人で
聴いたのだけど、

24のプレリュードは
小林さんの極限までの集中した
あまりにも深い音楽との対話に
腰が抜ける程の感動でした。
慟哭と救いが交互に現れてるようで、
心が静かに泣いているような20番からラスト慟哭の24番まではもう涙が止まりませんでした。
まだ26歳の彼女があれほどの深い精神性を表現出来るなんて、
どれほど、ショパンについて深く考察し深く想像したのかと。
そんな感動に浸りながらいると、
たまたま夜中に起きてきた夫に泣いてる所を見られ、
「どうしたん?腹でも痛いんか?」
と聞くから
「愛実ちゃんが、、これこれこれで、、、。」
「なんや、、演奏聴いて泣いてるんか、えらいしあわせなやつやなぁ笑笑」
だそう。
ハイ、こんな素晴らしい演奏が聴けて幸せですよほんとうに幸せ。



そんなこんなで、一応寝たのですが
今度は興奮したせいかなかなか眠れないし、
明け方はいよいよ結果だと思うと、また目が冴えて。
結局イヤホンしてスタンバイしたままうとうと。

結果、日本からは
反田さんと小林さんのお二人でしたね。
本当に素晴らしかったですから。
いえ、本当にどのコンテスタントもそれぞれに
素晴らしかったです。
みんな違ってみんないい!
ですが、コンクールには結果が必要ですものね。





そして、応援している角野さん、
あー、コンチェルト聴きたかった!
1番を弾かれる予定でした。
きっとどんなに素晴らしかったことか。


けれど、配信では誰よりもたくさんの人に聴かれて、世界に角野さんの音楽が届いたと思います。







わたしはただ音楽が大好きな素人だから
演奏後に様々に繰り広げられる解説にふむふむと
教えていただくばかりですが。

けれど、わたしにとって一番大事なのは
なんだか理由もわからないけれど、
聴くと心が震えるような、どこかにある琴線に
触れるってことで、
角野さんの音楽はわたしの琴線をいつも震わせてくれます。
わたしは気に入ったら食べ物でも本でも
とにかく何回ものタイプで、
音楽も同じなので、もう何回聴いたかわからないけれどまだまだ配信アーカイブを聴きますよ。

角野さんが目指していた、
音楽のありのままの美しさ。
魂の強さ、ショパンの魅力わたしにはちゃんと充分以上伝わりました。

人気YouTuberや東大出身ということで、
ここでいろんな風が吹くことは容易に想像出来たでしょう。
けれどその風が演奏を聴くにつれだんだんに追い風にも変わっていったのを感じましたよ。

わたしの周りでも、彼のYouTubeを見ていた友達がコンクールの配信を観て、
クラシックはあんまり聴いたことなかったけれどほんとうに美しいし、カッコいい!
と言っていましたよ。そして、
角野さんから入って、他の人のも聴いてみたくなったからどの人聴けばいい?とか

うちの娘達とも今日一緒にコンクールの動画をいろいろ見ましたよ。
こんな地方の片隅までも、凄い影響力です。

コンクールに出られてよかったなぁと本当に思います。

これからまた自分の信じる道を進まれる角野さんの音楽が楽しみです✨



いよいよ、ファイナル。
1番はもちろん世の中のコンチェルトで大好きな曲の一つです。
そしたコンチェルト2番が3人も!
わたし2番も好きなんですよねぇ。
まだ若いショパンの瑞々しい感性で書かれて世界で1番ロマンチックな曲の一つだと思います♡

ショパンが亡くなって、昨日で172年。
色褪せることなく新鮮な感動をも今も与えてくれていることに感謝して。




10月17日ショパンの命日に思いを馳せて
                  
                 かれん