2009年05月13日01:13



映画を見た直後の日記から 





イーストウッドがしゃがれ声で歌うラストにわかっていたけど涙する。


そして

あたしはあたしの父が嫌いだけど

「でももっと幸せにしてやらなきゃなー。」
と、バースデーケーキを前にしたイーストウッドを見ながら考えていました。


それから、スー(隣の姉ちゃん)の「あんたたち、まだ、東洋の女に幻想を持ってるの?」という胸のすく啖呵にラブラブ 


そんな女も惚れるかっこいいスー姉ちゃんが~o(;△;)o


。。。。と、観ているものが、感情移入できる要素をちりばめていかなければ


頭で考えた「悲惨」をパーツの様に並べて、キレイな映像にしたって人の心は打たないことを確信する。

グラン・トリノの後に、スラムドッグ・ミリオネアを見たら、 「なんでこれがこんなに賞を取ってるの?」という気持ちになるのは当然の成り行きだと感じました。



ネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれネタばれ



















ラスト

イーストウッドが、「よく考えなければならない。これは俺の仕事だ。」




そのセリフに相応しい「よく考え抜かれた」彼の最後の仕事


ミリオンダラーベイビーは、大好きな映画だけれど
警察内部の巨悪と闘う というようなストーリーには特に食指が動かない私なので

いい映画だろうと思っていたけれど
好きになるかどうかわからないなーと思って見に行きました。


で す が








今までみた映画の中での№1にしてもいいかも。。。。 と今この瞬間に思ったりしている。






ちょっと話ズレますが

藤沢周平の三屋清左衛門残日録というTVシリーズで
(このお話は、三屋清左衛門という隠居侍の話なんですが)

敵のところに直談判に行く話があって
その場で、決闘になれば、多勢に無勢で切り捨てられても致し方ない状況
でも、清左衛門は、直談判の時と場所を「よく考えて」

切り捨てられそうになる瞬間

その場所にもうすぐ大名行列が通りかかることを告げ

「この老いた身、決闘となれば切り捨てられても致し方ないが、お行列が通るこの場所でこのような不手際があったとあれば」と啖呵を切って 直談判を通し難を逃れる。


あれ、同じ様なシチュエーションって思って書いてみたけど 違うなーどうも。(--)













「いい」という情報を得たので極貧にも関わらず買ってみましたパンフレット。

イーストウッドの出演映画の年譜があって読み応えあり。
それを書いているライターの方が、「映画文筆家」と書いていて気持ち良し。








牧師「ひどい話だ。」イーストウッド「それが世の中だ。」
っていうのは、使い古された会話だけれど、シンプルであるからこそ、胸に迫る。








ファーストシーンとラストシーンの対比とか

へそ出してる孫娘と、モン族の正装で最敬意を示す姉弟




それから、「長男」が、最後の電話を受けた時 「あれ?」って顔をちょっとするのがよかったなー

あまりにも、わかりやすく 息子夫婦 孫 が「駄目」に描かれていて、「ちょっと描写が安っぽいかな?」とか思っていたので、あのシーンを見た時は、面白くって嬉しくってニヤニヤしちゃってました。




冒頭から 不穏で ハッピーエンドに終わる筈はないと知っているけれど



誕生日の隣の家でのバーベキューとか、タオとの交流とか、この幸せなストーリーが続けばいいのに。。と思い続けながら見ていて



でももちろんそんな風に終わる筈はなく。。。。。。。。。。






青二才だった牧師が夜尋ねて来て 「私だって復讐を考える ビールを下さい。」


彼はラストの葬儀シーンですばらしい言葉を贈ったりもする。





ミリオンダラー・ベイビーでは、希望は見えないラストだったと思うけれど

グラン・トリノのラストは、苦いけれど グラン・トリノに乗るタオとデイジー(犬)の映像で少し希望を見せていて

たぶん何度も見る。。というか、見たい。。。。映画だと思う。
きっと「ひどい世の中」を毎日見てるから、『グラン・トリノに乗るタオとデイジー』を繰り返し見たくなるんだと思います。







追記
2009年05月13日 12:46
タオの胸の勲章がアップになるシーン









ただ生き残ったものに勲章が与えられ

生き残ったものは、グラン・トリノという苦さと責任を伴う宝石とともに歩まなければならない。

青い祝祭の楽園-KREVA in 横浜アリーナ意味深2


「K-ing」武道館二日目では、緊張で手元が震えていた。

前人未到の偉業を成し遂げたけれど、それでも、昇りきれないポップスターとしての頂点へ、届かぬ手を伸ばしているかに見えた、その年の、「カウントダウンジャパン」でのライブ

方向性を失ったかに見えた翌年の、ショウケースとしての「クレハーカップ」ツアー

そして、その「方向性を失った己」に対して歯ぎしりする音が聞こえるかの様なMTV UNPLUGGEDでの、バンド編成への挑戦

常にギリギリの場所へ自分を追い込んでゆくKREVA
MTV UNPLUGGEDの準備期間は実質二週間で、驚異的な集中で成し遂げられたと聞く。
一体どれだけの煩悶と惧れを抱いてそのステージに立ったのか?
ステージ上の彼の背中からは闘志が湯気を立てて立ち昇っているかに見えた。

そして、今、その数々の挑戦を足場にして、その上に立ち、いや、さらに10センチ位宙に浮いて解き放たれているようすらにみえる。

余裕の風情で、新境地を開いた、KREVA in 横浜アリーナ意味深2

「愛・自分博」では、博覧会、「意味深」では、マジック、「クレハーカップ」ではサッカーと、毎回ギミックとなるモチーフを使ってツアーを演出してきたKREVAだが、今回は、「実験的」であることをツアーの柱に据えた。
シンプルにヒップホップ色を打ち出すとした「K-ing」ツアーよりさらにシンプルに、ヒップホップのスタイルにすら拘らず、ただ、己の望む音楽性、己の中に潜む抒情性にのみ忠実に、己の音楽を追求していく。

SONOMIの『midnight』(作詞作曲KREVA)を発表した時、その詞に、「俺の中に乙女がいた。」と笑ったKREVAだが、己の心に乙女が住むのであれば、ジャパニーズヒップホップという構造の中心にありながらDr. Kとしての自分のポジションには拘らず、乙女心を可愛い振り付きでSONOMIと並んで歌ってしまう、そんなある種の逆説的なラジカルさを今回のライブで見せ付けられた気がする。

二人で並んで踊るあり得ない構図が、まるで万華鏡の様な幻想空間を生み、「夢の途中」と歌われる『midnight』の世界感に深く沈み込んでゆける。
KREVAひとりでは表現できなかった、けれどKREVAの本質である抒情性を余すところなく表現したステージ。

ヒップホップを、再構築する音楽と定義するなら、「所謂ヒップホップ」として確立されたスタイルにも囚われてはならない、そういう考え方に至るのは自然だと思う。
けれど、それなりに、ヒップホップのアイコンとして確立した己の立場がありながら、
軽やかに、うねる様に、己の基軸であるヒップホップを飲み込んで、自らの心の羅針盤が示す海原へ躊躇なく船を漕ぎ出すKREVA

以前、彼が久保田利伸氏とライブを行った時、「そうすると『やっぱ俺はラップだな。』とか思うし。向こうが評価してくれているのはそこじゃないかと思っているし。」と語っていたKREVA(ROCKIN’ON JAPAN 2007 VOL.319インタビューより)

それにも関わらず今回は、三浦大知という、ホンモノのR&Bシンガーを、KREVAが胸を貸す立場でゲストに呼び、自らはAUTOTUNEを驚く様な技量で自在に使いこなしながら、「歌い上げる」ステージを築いたKREVA
「俺が最高」という今までのKREVA
けれど、意味深2のKREVAからは、外からどう位置づけられるかをもう気にも留めていない、そういう余裕を感じ取ることができる。

オープニングの『成功』からヒット曲を連発、会場を充分ヒートアップさせた後、ステージを、盟友、千晴に任せ、さらに三浦大知を呼び込み、二人のコラボ曲『STOP!! feat.三浦大知』、そしてKREVAと三浦による『M★A★G★I★C』へとステージにビックウェーブが弾ける。

極上のR&Bと最高のラップが響き渡る空間に身を置き、幸福感に満たされる瞬間。

幸福なんて結局イマジネーションの問題なのだと。

イマジネーションの力さえあれば、時間も距離も飛び越えられる、不可能はないのだと。
そしてそのイマジネーションの力漲る青い海こそを、「夢」と呼ぶのだと、この瞬間に理解することができた。

映画も小説も、作り手と受け手が同じイマジネーションを共有する為に、同じイメージを喚起できるミクロな要素を積み上げてゆく。
音楽もしかり、リズムとメロディーと音色と言葉でイマジネーションを共有する。
今回さらにそこに、リミックスというディティールを積み重ね、この空間に集った人々が青い海の世界を共有している。
KREVAが新たに生命を吹き込んだ曲は、かのYMOの名曲

前回のクレハーカップのファン投票の「ベスト盤に収録されなかったけれどライブで披露して欲しい曲」第一位が、自分の曲ではなく、スチャダラパーの、『今夜はブギーバック』であったことを「残念 だった。」とKREVAは語り、「今回は自分から作ってきました。」と歌い出した 新たな生命、『君に胸キュン』
メロウに、歌詞を大切に、でも、太いビートがKREVAらしい。
原曲の、テクノムードから一転、歌詞の切なさに改めて気付かされる。『イタリアの映画でも見てるよう』なその世界感に心地良く酔うことができる。

そして、もうひとりのゲスト、R&Bの雄、さかいゆうの登場 。
壮大とか、ありきたりな言葉を使いたくはない。
深い青い海の底で、遠く頭上に光を見ながら、安心してゆらゆらと波に揺られている、そんな感覚を思い出した、ここ、横浜アリーナの底、センター席。

キーボードのリフで、「ドラム」を披露するさかいゆう
第一線のキーボーディスト4名をステージに揃え、キーボードでバンド編成の音を超えられることを証明しようとするKREVA率いる「クレイジー鍵盤バンド」

けれど、しっとりとメロウな空気に会場が浸る中ついに彼は立ち上がり、「こんな風にみんなに座ってもらって聞いてもらってもいいけれど、俺は立ちあがって歌わせてもらう。」と彼は、MTV UNPLUGGEDの時と同じ言葉をもう一度ここで繰り返した。自らに言い聞かせる様に。
「トイ・ピアノに合わせてこのまま歌っていたいけれど、そういうのは、17年後でいいと思っているから」

セットリストは、『アグレッシ部』からカリビアンアレンジの『イッサイガッサイ』へ
KREVAが、最も好きなアルバムとしていつもその名を挙げるのは久石譲氏の「RAKUEN」だ。彼は、ちゃんとなりたいものに少しずつ近づいているのだ。

こんなに、「ビートの効いたセンチメンタル」を全面に打ち出したライブでありながら、彼は、「こんなにさわやかに終わるはずねぇだろ」とフィナーレの『ストロングスタイル』に繋げてゆく。
このセットリストによりKREVAは、これからもヒップホップというフィールドで闘っていくのだという意思を明確に示し、このライブを締め括った。

ライブのオーラスで、客席から口笛が鳴り響き、客の大合唱で、アリーナが満たされてゆく。
「型にはまったノリじゃなくていい」とKREVAは繰り返しインタビュー等で語っていたけれど、客が自然に自由に振舞って盛り上がれるライブを今回彼は提供してくれたと思う。

ラストのこの祝祭感を、どうやったら言葉で伝えることができるのか?

「HEY!HEY!!」と声をあげながら会場全体を昂揚させてゆく、ステージ上にずらりと揃った出演者達。
そこに、まるで、楽園の強い光が注いでいる様にすら見える。

言葉なんかでは表現できない世界に浸ることができるのが、至福のライブなのだ。


青/KREVA

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Your Love feat.KREVA(DVD付)/三浦大知

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midnight/SONOMI

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『レイチェルの結婚』を、Bunkamuraまで見に行って来ました。渋谷ル・シネマ この映画館初めてでした。「売店」じゃなくて、お洒落なバーコーナーがロビーにあって、豪華なイメージだけれど、いかんせん古いのか、椅子とか小さくて意外 中では飲食不可なので、飲み物を置くところなどもなし あと、ここは、火曜日が1000円の日だったのね。ちっ!


映画評論家の町山さんのポッドキャストを聞いてこんなブログまで書いた程気に入っていたので

http://ameblo.jp/abyss-fg/entry-10216375327.html

もっと、「えぐられる様な舌戦」というか、家族バトルを想像していたのですが

(いや、あれ、充分バトルでしょう?という意見もあるかと思いますが。。。デブラ・ウィンガーとアン・ハサウェイのバトルは本物だったし、あれで、アンに青あざできたそうですが。)

ラストまでの印象から、私が今思い浮かべるのは

さっき、NHKのSONGSで聞いた カーペンターズ 「青春の輝き」


~青春の輝き~

I Need to be In Love

〈THE CARPENTERS/Written by Richard Carpenter,John Bettis & Albert Hammond〉

I know I've wasted too much time

I know I ask perfection of

A quite imperfect world

And fool enough to thing that's what I'll find

そうね、私は時間を無駄にしすぎたわ

そうよ、私は不完全な世界に完璧を求めている

そして、馬鹿なことに

それが見つかるとおもっているの

【歌詞・訳詞 あちこちから引用させていただいております。m(_ _)m】

この映画で、描かれている長めのメインのシーンは、夕食会とウェディングパーティーで、どちらも、多くの一触即発(でもないか?)の問題を孕みつつでも表面平和に進行するんだけれど

こういうのって、きっとどの国のどんな人でも共感できるシーンなんだろうなと

だから、「不完全な世界に完璧を求めて 馬鹿なことに それが見つかると思っているの」という歌詞に気持ちが落ち着いちゃったんだけれど。。。


撮影はほぼアドリブ的に進められたらしいけれど、パーティーシーンがとても素敵で

こういう多人種多文化が交り合う家族 友人関係が素晴らしい音楽に乗って描かれていて

どこからこういう発想が?と思っていたら ロビーに貼りだしてあった解説にその答えが。。

脚本が、シドニー・ルメットの娘で、あの「お父さん」のキャラは、シドニー・ルメットに似ているらしい
シドニー・ルメットの娘は女優もしたことがあったけど、教師をしながら脚本を書いて今回ジョナサン・デミ監督に映画化されたとか

アン・ハサウェイもこれで主演女優賞にノミネートされたらしく

わかりやすい熱演ではないのだけれど、 「お!そこまで!」というシーンが(私にとって)2箇所あってびっくりしました。ヌードとかよりスゴイと思ったけど、他の人はどう思うのだろう?

【この先激しくネタばれです。知りたくない人は読まないで下さい。】










アンとデブラの壮絶なバトルの後、 え~ アンがベンツで森に突っ込んで(このシーンも、小細工しない感じの映像がよかったなー CGとか使って大破とかされてもねー)
あわや!と思ったけれど 

そこに、 死とか わかりやすいカタルシスを用意せず

何事もなかったように 結婚式の後、母と姉と妹が、弱冠の違和感(?)を心に秘めつつハグで別れ
翌朝、これも何事もなかったように アンが元いた場所に戻っていく

こういうことの繰り返しが人生で これに慣れなきゃいけないのかも とかいうのが、今の私の気持ちです。

レイチェルの結婚相手がミュージシャンの設定で、結婚パーティーが続く中、要所要所でいい感じに音楽が流れていて

問題が中でくすぶっているにせよ、リベラルな家庭と人間関係



キムが言ってることは正しい けど そこに誠実な答えを求めることは 不完全な世界に完璧を求めることなのだろうなーと

姉、が、ラストで、玄関でちょっと ホッとしたのか?飛び上ってるところとか

姉が庭で行われているパーティーの片付けを眺めているラストとか よかったなー 

音楽が流れるのが自然な設定だから 結婚式設定っていいんだなーと




。。。でも、「こんな甘い感想でいいのかあたし?」と思う自分もいる。

勝手にテキストダイジェストシリーズ
実は、いつもmixiにリアルタイムでアップしているのですが
何故か今日は、ものすごい数のあしあとが

なので、「ブログにアップしたらどうなる?」ということで、こちらにもアップ

推敲してないので、まあそれなりです。今日も、放課後ポッドキャストあるといいですね!


リラックマリラックマ


本日はTVで少林少女を放映中

宇多丸「あんだけ言われれば、リスナーの皆さんは見たくなるでしょ。しょうりんしょうじょ 音消して、ラジオ聴きながら見て下さいよ。見て後悔するのはあなたですよ」

宇多丸「画づらだけ見るとそんなにひどくないと思うでしょ。ひどいんだって、アクセススタイルのサタデーナイトラボに、 最悪の キラキラきらきらの うちゅうがキラキラ の ラストがぶつけられます。 自己責任で お願いします。」

つよぽん問題

宇多丸「彼が行ったスペイン料理店 タマフルクルーでも良く行きます。コロッケおいしいし、『我が道行けよっ』て言いますよ。

私がブラスト・公論の『ブラ透けテンプテーション編』でも言ってますが、『今、わいせつな用途に使っていない。』

以前から、公前わいせつ罪に納得がいかないです。
俺の身体、俺のもちものをさらしたのがわいせつ罪であることに納得がいかない。
今、わいせつな用途に使っていないし。
観測者がいなければ、。。。。。わいせつかどうかわからない 
量子力学のシュレーディンガーの猫ですよ。
公園で裸になっても。。。単なるドクターマンハッタンですよ。裸で何が悪い 何がいけないのか考えないと。 
地デジのCMなんかみんな頭きてんだよ。はと●大臣がCMやればいいじゃん。だいじんなんだからさいていのにんげんじゃないんだからちでじのふきゅうにやくだつんじゃないですか?スマップの『裸の王様』かけたりとかいろいろTV番組でやってますがそれは、草なぎくんを揶揄することにしかならない 、タマフルはエールを送る意味で、ロマンポルシェの♪全裸で描いたラブレター」

メール ラジオネーム ゆうたんさん「横浜アリーナで宇多丸さんをおみかけしました。 いかがでしたか?」

宇多丸「さくっと言うとね。  よかったです。

↓(以下はポッドキャストを聴きなおして文字起こし直しました。4/27)

*☆*:;;;:*☆*:;;;:
意味深は実験的なことをやるツアー
前回の意味深でちょこっとやった曲をリアルタイムで作り上げてく様を見せる
絶賛した武道館2デイズの2日目 ひとりで彼がやった ヒップホップ史上に残る超過激 実験的名ライブ
  

実験ライブなので、ある意味あの満場の客席を置いてけぼりにすることも辞さない実験なんですね

スベッてねえかって時もあるんですよ。そこも含めて出しちゃう
そこがクレちゃんの凄さ
あんだけポップスターなのに根がアバンギャルド 根が前衛家
音楽的な実験
シンセを4台ならべて
いつになくエモーショナルに盛り上げるようなところも面白かったし

次世代の才能のフックアップ

さかいゆう 三浦大知 

まあ、この番組のゆかり深い人達ばっかりなんで
嫉妬半分喜び半分

クレちゃんの偉いところは常に攻撃的だったりフックアップの姿勢を忘れないところだったりするので

くレーベルで知られてないメンツを使ったりしてるので
会場にいる人たち、そこに参加してるメンツのこと知らなかったみたいで

「この不勉強っ」て思いながら見てたりしたんで

クレちゃんがフックアップしてる人たちのことも知ってあげて下さい。

熊井悟郎君が作ったバックトラック
熊井悟郎 feat KREVA ロマンクルー ♪都会陸上
↑(ここまで文字起こし直し 4/27)

*☆*:;;;:*☆*:;;;:

シネマハスラーは贋札



宇多丸「だめだよみんな(メールが)少ないよ。きたいちがひくいねー。
中華料理屋がたまり場になってる映画はロクなモンじゃないね。
褒めてる人もけなしてる人も、びみょーなテンション
映画館に行った時は、人が入ってた。年配のおじさんが多かったかな。三十路以上のキム兄ファン 多芸と言われるけれど 笑わせる 料理 その他になんかあるの?キム兄が舞台挨拶で号泣してて、、品川さんよりキム兄に、怖さを感じていて。多芸の中に、「映画監督」は入ってないなー。ありえへんとか言うんでしょ。コワイなー。
ぐるりのことのプロデューサーもスタッフに加わっていて、面白そうだなーって思うんですが、去年のランキングから言うと、幻影~アイゼン~ 枠です。怒りを呼ぶ程でもなく。。。腹も立たないっていうか、全てに覇気がない。地味だからダメってことではなく。地味でヘタだとこんなに耐えがたいものかと。スタッフががっちり固めてるから無難に見えるけど、脚本がガッタガタじゃないの?とそこまで言わなくてもノレねーって。。。倍賞美津子が贋札作りに乗り出す考えを変えるきっかけがわからん みんななんとなく 「おもしろいやないかい」 みたいに、贋札作りに乗り出す。 戦後すぐで闇市 お金がない時代だったというのは、3分字幕で説明されるんだけど いきなり犯罪に手を染める理由がわからない クライマックス法廷シーンで動機がわからないという質問に対して、「動機なんてわからないのが人生」って答える。
終盤にそんなこと言われても納得できず。。。せっかく贋札を作っていくお話なのに、あんまり贋札づくりの工程を描かない。ディティールを描かない。ただだらだらーっと話を進めているだけでわくわくしないの、中盤でちょっとひねった展開 意外な人物の意外な動機を カットバックで説明して。。。うまくねーなーって そこで起こる事件を見てた人物、その人物が見てたことを気づかれる展開  でも何も起こらない ワルキューレとおんなじで、実話だから、その贋札作りは失敗したことはわかっている でも、この位の話だったら実話の骨格だけで話を広げていけばいいと思うんですけど ワルキューレだってしょぼしょぼーんとしていたんだから、この贋札事件もしょぼしょぼーん ラストの法定シーンで、倍賞美津子さんが「お金って」って論じるのは、倍賞美津子さんパワーでそれなりに見えるけど。。。貨幣経済批判?そして、法定で「論理のすりかえだー」って なんだかなー感がいなめないですね。事件が起こった山梨まで取材に言ってるのに 岡本喜八とかがつくれば えげつなーい話になっただろうに 手持ちのカメラがぐらぐらしてて そこはもうちょっとちゃんとやろうよー 泉谷しげるが出てくるシーンで、ちーん って、 
セット作ったからって、細かいところをアップにするから、「それが全てなのね」って思わせられる。
登場人物に余韻があるシーン ピアノの一音で、 ぽーん フェードアウト やめてくんない ピアノ一音 廃止  瀬戸内少年野球団以来の伝統なのか 、エンディングでチャゲアスの曲が流れるけれど、ちっとも合ってない どれだけセンス悪いんだっていう

美談ぽく語ろうとするから、どうでもいいですよって感じの映画になってしまう。
キム兄自身に、映画でコレがやりたいっていうものがあった様には見えない。本人も、映画としては平凡かもしれませんがと謙遜しているけれど、凡庸 つまらない プロデューサー達が、優秀でお膳立てばっちりで、そこにキムにいが「多芸」の一つとして映画監督に挑戦して、なんとなーく作ってしまった一本

それにひきくらべると、ドロップ 大日本人 やりたい こう見られたい が詰まっている

キム兄は、それだけの 芸人さん叫びだったのかなー

岡本喜八が監督してればお薦めだったのになー

「アクセスっぽいコーナー ゲストナビゲーター 小島慶子さん」

小島「おっぱいバレーにひとりで来てる男の人がいっぱい」
宇多丸「あ、それ、うちの番組のリスナー 来週取り上げる映画館にいっぱいいやがるんですよ。ゾンビのTシャツとか来てませんでした?」

宇多丸「おっぱいを見せるのはフェミニズム的にどうか?とか」
小島「上野千鶴子さんお待ちしています。」

小芝居の末

町山さん登場~!!!! 

町山「作った連中この映画のこと忘れてるよ。今見て、今帰ってきました。」
宇多丸「この番組にかかわるとロクな映画見させられないっていう」
町山「惜しい映画です。自動車が良かったです。バーチャルな昭和は良かったですよ。70年代なのか80年代なのかわからなくなってるけど。。。」ってスタジオに来てた町山さん ちょっと茶番にひひ

町山「原作が良くなくってシナリオライターががんばってる。おっぱいが大きいという噂が広まるという展開が必要だったし、シナリオに不備がいくつかある。女子バレー部の幼馴染みの女の子が途中で消えてて、伏線を回収してない。原作のレベルが低い。」

小島「自分の思い出ばっかり 批評をして下さい。」
町山「いっぱいメモをとったんだよグー領収書も貰ったんだよ。」
町山「おっぱいは、マクガフィンです。 スパイのターゲットとして追われてるナニカとか。。。これがマクガフィンです。パルプフィクションのジェラルミンケースと同じ。あけるとキラキラぴかーっと光るっていう」
宇多丸「じゃあ、(おっぱい見せるとみせかけて)ぴかーって光ってもいいですよ」
町山「カットバックでだんだん早くなって。。。」って、すばらしい盛り上がりを見せる3人

町山「なぜバレーをやらせようとしたか、どれだけ子供たちがダメかっていうことを掘り下げない。卒業しても、鉄工所を継ぐだけだ。というセリフがあるだけ。でもそこを掘り下げず、誰も方言を話さない。社会派的に見せておいて、それを知って 「じゃあおっぱい」というのなら、盛り上がるんだけど 

俺の言った通りにリメイクすればいいんだよ! 」

町山「おっぱいを出そうとするところで生徒が止める。彼女が見せてくれるまで我慢する。という展開があれば大人の男になったということですよ。幼馴染みの女の子が、もったいないんですよ。『私のじゃ駄目なの?』ってそれが成長じゃないですか」

ぼんやり情報部

小島「貧乳派にはおしりっていう一筋の光が」
宇多丸「小さいだけでなんでそんなに卑下しなければならないんですかねー?」
小島「しまおさんは目も胸も大きくって女性の欲しいものを全て。。。」
しまお「小島さん細いですよね」
町山「女の人同士の身体の褒めあいはこわいねー あなたおきれいね あなたも」
宇多丸「女の人同士の初対面のあの感じ叫び まだこれは意気投合 まっぴーさんとしまおさんはすげえぴりぴりしてるよ」
しまお「目が怖いっていわれたんですよ まっぴーさん酔ってて 女子校の先輩みたいで あたし共学でー」

リラックマリラックマ

小島さんと町山さんの実力を堪能した一夜でした。
ラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル シネマハスラーコーナーより、勝手にテキストダイジェストシリーズ

「今、僕は」

2月28日放送分です。
文字の起こし具合をチェックしようと思いつつ。。。。ずいぶん時間がたってしまいました。。。あせる

「ウィークエンドシャッフル」が3時間番組になるということで、ポッドキャスト駄話も3月で終了

ということで(どういうことはてなマーク)、取り急ぎ、番組をリアルタイムで文字起こししたものをぺったし貼ってみることにしました。

ちなみに、ひとつ前の記事を読んでいただくとおわかりいただけると思うのですが(そうだといいな)、私も宇多丸師匠同様に(勝手に、同一視パンチ!) ヲタ族ひきこもり科パンダに分類される生き物でありまする。
なので、こんこんと眠る主人公に、己の姿を投影してながら見ていたのですが

監督が、「この映画のテーマは普遍的なものだと思っている。」と仰り
師匠が、「これは僕の問題でもある。」と仰った時

なんていうか


「あたし、ちゃんとこの映画もメッセージを正しく受け取れたんだ。恋の矢」と かな~り 内心 アガったのでしたクラッカー

こういう面白さがあるので

お題の映画を見に行く(予習) 本放送を聞いてメモる(答え合わせ) という、この遊びがやめられないんだな~ と思った次第です。 

ハイ、前置き長かったです。

それでは、以下、TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル2月28日放送 シネマハスラーコーナー より 「今、僕は

カチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコカチンコ


 探検僕の町的映画コーナー シネマハスラー

ほとんど友達の家みたいな映画館。。。ミニシアター中のミニシアター アップリンクス
先週の20世紀少年第二章の2倍、メールの反響が来ている!
リスナーメール
「悟というひとりの青年を「ひきこもり」というキーワードで切り取って描かず

そらぞらしい提案を投げる映画の数倍心に残りました」

「20世紀少年第二章 誰も守ってくれない このコーナーがずっと批判してきたある種の日本映画とは対局にある作品

間違いなく、シネマハスラー史上 最も小規模でマイナーな映画 主演監督脚本編集を23歳の竹馬さんがひとりで行っている。

製作費 30万から50万円

ハンディカメラ

地元 栃木県足利市でロケ

ファイナルカットというソフトがあれば編集できる。

ソウダ監督が絶賛している映画」

師匠「映画っていうのは、規模とかお金ではないことを証明しちゃった映画」

ゴダールの、[男と女と車という要素があれば映画はできるんだ。」という名言

ダルデンヌ兄弟の映画に感激した青年が、同様なミニマムな要素で映画を作ってしまった

男と男と車 男と男とお母さん 男と2DK

竹馬監督は「こういう映画に出たいと思ったけれどないので、自分で作っちゃった。」

ダルデンヌ兄弟の映画にあえて似せて撮ってるシーンもあり

ダルデンヌ兄弟は、世界の巨匠、竹馬監督は、第一作からこれができてしまっている。

社会的な問題としての、ニート ひきこもり を扱う映画とは違うと思っている。

第一作目は、私小説的なものが多いけれど

監督本人がこうだった訳ではないし

一生俺は社会に適合できないのではないかと思う人間すべての問題を扱っているのではないか

師匠「僕の問題でもある。母親と暮らしているときに ポテチぼりぼりしながら うっせぇなーって

僕は単なる食えてる引きこもりで 部屋の様子もさっきしゃべった通りです」

主人公は、3つの試練を与えられる

一段階目の試練をあたえられる 無理やり社会とリンクさせられる

藤沢青年が、足利のワイナリー工場でアルバイトさせようとする 休日は草野球

善意の人だけれど ちょっと ズレている。

藤沢「悟君野球は好き?やってみると面白いよ」

うざいんだけど 地の果てまでも追ってくる でも、彼が最後の希望 が 藤沢さん

映像は悟君の視点から捉えているので

常に主人公の後ろから、カメラが追っていく (あわててカメラが着いていく)という体をとっている

師匠は、「藤沢さんの出てくるシーンは、コメディだと思ってる。藤沢君が、悟君悟君と追ってくるところで、海外の映画祭では笑い声が起こる」

次の試練

保護者を失う

2DKの部屋の間取りを生かして、映画的にとっている。これだけの要素で映画は盛り上がる。


藤沢が、地の果てまで追ってきて起こるアクシデント

アクシデントのシーンのカメラワークが素晴らしい

音楽なし 無言多い 画面はハンディカメラなのでチープ 

ダルデンヌ映画や自主映画を見慣れていない人はチープだなって引いちゃう人がいるのかもしれません

でも、語り口が非常に的確 論理的 効率的 なにげに話のテンポは早い

20世紀少年 異常なまでに説明過多なのに、 全体としてはわかりにくいという 最近のある種の日本映画の真逆

監督は「日本映画への反発から作った」と明言している。

どうして作れると思ったんですか? と聞いたら

監督「できると思った。 観客にはウケても業界人にはウケないと確信していて 海外の映画祭に持っていった。」でもソウダ監督には見せている。

師匠「監督の自己プロデュース能力が素晴らしい」

師匠「クリエイターは愚痴を言ってる場合じゃない。

なんでこんなやつらがこんなにおかねをつかってこんなクズな映画を作ってるのが許されているんだ。

竹馬さんは、まだ50万しか使ってないんだよ。

だから、俺達はこういういい映画に投資しなきゃいけない。

次回作は、○を二つ増やしたバジェットの作品を計画しているらしい

監督は今、映画館に詰めているので収入が途絶えているそうで

ストレスたまってゲームばかりしてるそうなので

皆さん是非映画館に行って下さい。 お薦めです!」


階段踊り場に飛び出した(不勉強なのに♪知ったふりした、トーシロ)の私が、監督にぶつけた(しょーもない)質問いろいろ


あ、ネタばれっ!ネタばれですよっ!警告しましたからね~!!!


ちなみに、私が階段の踊り場に飛び込んですぐ、女の子二人組は、「これ幸い」的に、「それでは~パー」と帰って行きました走る人


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主人公悟が、「藤澤」さんに車で草野球に連れていってもらう途中

カチンコ悟が、下を向いている画

藤澤さん「あ、それ、弟」

この時、「それ」は画面に映っていない。

「忘れ物したから」と藤沢さんが、車車を降りていってしまう。
(ちなみに、「弟」は車が好きだった。というメタファー(?)がここで私にインプットされる。)

ひとりになった悟が、じぃ~っと視線を向ける先に

「弟の写真カメラ」が入っている(と推測される)免許証入れが小さく写っている。

(思えば、「写真」も大写しになったりはしないのだった。)


このシーンに関する質問其の一
「あのシーンは、会話している時には、あえて写真を写さないんですよね?それはどういう効果を狙っているんですか?」と質問してみた.............................(嘘)

本当は、「あ、あのシーンは、写ってないのは、えっと、あの、わざと ですよね?」とかいうしょーもない質問でしたガーンあせる

しかし、監督は、意を汲んで下さって(なんという好青年なんだ宝石ブルー


監督「この映画は、悟の視点を中心に作っている。(だから、説明的に写真を写すことをしない。)あとは、観客に想像させる為。」

この質問した時、監督に、ニヤッととされた気も..............


質問其の二

「今回の映画のテーマの着想は、どこから得られたのですか?そういったご経験とか影響を受けた作品とかは?」.............................って(嘘)


本当は

「あのっ、悟がこんこんと眠るシーン あれは、あのっ、私、引きこもりとかではないですけれどっ、とてもよくわかる気がしてっ あの、あの、イ、インス、インピレーション え、影響を受けた作品とか体験とかっ?」あせるあせるあせる

この(うざい)質問、実は、Yahoo映画の解説を見れば、答えは書いてあったのだ。

「幼なじみが引きこもりになったのが映画製作のきっかけ」


しかし、この時、監督は、そうは答えなかった。
私の、「よくわかる気がして」という言葉を汲んで下さったのか............


監督「これは、よくある、普遍的な話だと思っています。」観覧車

思えば、悟が、「引きこもりになったきっかけ」とか描かれてない。
それはたぶん観客が、それぞれのイメージの中にある「殻に閉じこもる」「現実から逃げている」状況を、映画に投影しやすくする為 状況設定はシンプルに。。ということではないかと思う。
(↑『ラーメンズが舞台演出やセリフをシンプルにして状況説明を排するのは、観客に想像させる為だって小林氏が言っていた。』ってKREVAが言ってた.....と思う....確か)


質問其の三

「あの、監督の演技が素晴らしくって、あの、際立っていて、他の方が、あの。。素人に見えるくらい..........」

って質問じゃないしあせる 素人って失礼だしパンチ!

監督はお若いのにできた方で宝石白

「他の役の人はセミプロの方で。。。(と私の言葉を正してからパンチ!).......僕は演劇をやっているんですよ。」(と、軽く胸をはった気が!?

監督が、(たまたま? やむなく?)主演したのではなく(あたりまえだっつ~のガーン
、主演俳優が監督した作品だった。ということで、私としては、「合点がいった気」になりました。

壁に貼ってあった想田和弘監督の解説にあったので

「映画の学校に行ったりされた訳ではないと書いてありましたが。。。す、すごいですね。目

すごいって感想なんなんだ、あたし(叫び恥)あせるあせる

監督「映画の学校には行っていませんが、映画をとてもたくさん見ているから。。。作れました。」と『笑って晴れ』らしたなぁ~.........すごいな~。これしか言えないな~(@_@)



最初に私が「あ、あの、私も、ラジオで取り上げられるので、見に来たんですっ!」ヽ(*'0'*)ツとご挨拶してあったので


監督「宇多丸さんがラジオで取り上げて下さると聞いたので、ポッドキャスト全部聞きました。宇多丸さんが仰る様に、本当に日本の映画はダメになっていて 一般的なものでなければ作ることができなくなっていて。。。  20世紀少年とかね( ´艸`)」と言って、(町山さんの「炎上」を思い出したのか)嬉しそうに思い出し笑いしてらっしゃいました。バスケ

私「劇中に音楽がないのもよかったし、シンプルに最小限の。。。お金をかけない形で、でも、語るべきところは余すところなく表現されていて。。。すごいです。」って、またあたしすごいってしっぽフリフリ


監督「アメリカの映画もお金をかける分、お金を回収しなければいけないから、一般的(大衆的?)なものを作る。 僕は、ヨーロッパの映画が好きで カナダの映画も好きで ああいうところは、『』一般的でない』ものも、広く受け入れられて(商業ベースに乗って)いるんです。」

私「(一般的でなくとも)やり方によって、受け入れられることはできる筈ということですよね?」

....って、ここで私「よね?」って 自分の言葉で監督の言葉をまとめようとしてしまっていて。。。ああ叫び


私「次の作品は?」

監督「もう、プランはあって、今回女性が出てこなかったので、男と女の話 ちょっとハードな話です。渋谷が舞台」

私「主演されるのですか?」

監督「(笑って)いや、しません。」

いつ頃できるのですか?と聞くと、資金繰りが難しいとのこと 

早く見たいです。というと

監督「皆さんが応援して下さればo(^-^)o」とニコニコしてらっしゃいました。


監督には、映画館に駆け込んでくるところを見られているので得意げ

「今日は間に合ってよかったです。見られて本当によかった。」的なごあいさつをして


しゅ う りょ う~てんとうむし

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あ~、こうやって書き出してみると 「ヒドい」質問だショック!

会話の途中で、

あたし「監督の名前 竹馬とかいて あれ、なんて読むんだっけ?」的に言葉につまっていると

監督が「ちくまです。」と助け舟を出して下さったり


あ”~ 思い返せば思い返すほど 申し訳ない ヒドいな~しょぼん


今後、もし、映画を見た後、突然監督に出会った時、鋭い、うならせる様な質問ができる様に精進していきたいと思っております。うむっ(←ナニ?)


って.....映画観たあとに、「監督とばったり」なんて、もう人生で二度とないと思うけど.....



素晴らしい体験でした。素晴らしい若者が台頭してきていることに、かんどおラブラブ!


映画の最後のテロップに、「竹馬家」の方々のお名前があったり

映画の中で、「僕にかまうな」と叫んでいた人が

ソフトな口調で、いろいろ説明して下さる幸福にうっとりしてしまいました。



とりあえず、おしまい


次回エントリーは、宇多丸師匠による解説だよ~。また見てね!(←とかいうのが、ウワサの、ヤッターマンラストのサプライズですかね~?)にひひ







前回のエントリーで
「近日中に、『勝手にテキストダイジェストーライムスター宇多丸の「今、僕は」』をアップ予定です。」と書きましたが

その前に、自分の感想をロケット

ネタばれをバリバリしてまうので、知りたくない方は、このエントリーはトバして下さいね。


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あたしは、UPLINK Xをナメていた。。っていうか、勘違いしていた。

なんか、円山町にあるあの映画館とか、宮益坂のところのアレとかだと思っていたのだ。

円山町の映画館に着いて「間違えた。NG」と思い、宮益坂の方に急いで移動。。。する途中少し冷静になり。。ひらめき電球

携帯のgoogleで検索携帯  検索ワード  今、僕は 渋谷 映画 Go右上矢印

そうしたら、一発で、映画館の電話番号と地図が表示されたの スゴイね Google音譜

しかし、「宇田川町」であることはわかったものの。。。この地図で辿り着くのは、無理(TωT)

ということで、映画館にお電話電話

結果的に、宇田川町の交番前から、UPLINK Xまでほぼずっと誘導していただくという申し訳ないことに汗

誘導していただいている時点で、もう開演時刻を過ぎていたので、「もう、始まっていますか ?叫び」と泣きながら尋ねると(嘘)、まだ予告編の最中とのこと

ようやく泣く泣く(だから嘘)UPLINK Xのチケット売り場に駆け込んで「もう始まってますか?叫び 」と尋ねると、「まだだいじょうぶですよぉ~キスマーク」と係りの人に優しく諭されるわたしw

「ご案内します。」と丁寧に誘導されて中へ


し か し この時、私は慌てるあまり、大事なことを見落としていたのだった~ハロウィン


チケット売り場には、駆け込んで来た私を見て「大きな瞳」を揺らす青年がひとり座っていたのだった。。


UPLINK XをYahoo映画で検索するとわかると思いますが


ちっちゃっ! 

20席位しか「椅子椅子」は入っていないのではないのでしょうか?

そう、「椅子椅子」というか、昭和レトロ(と想像される)な一人掛けソファにクッションがついているのが座席で

「椅子椅子」なので、動くとガタガタしてしまう。

でも、最前列は、「寝椅子」なんですよ。 

レトロなお洒落空間です。クローバー



で、映画見て終わりましたぁ~ クラッカー

映画を見るにあたって、ほとんど予備情報を仕入れていかなかった私

知っていたことは、「監督の竹馬靖具氏が主演も兼ねてこれが処女作」

映画を見ている途中で思ったのは

☆監督兼主演の「竹馬靖具氏」の演技が素晴らしい

映画監督として高く評価されるだろうことは想像に難くないけれど、「俳優」としても、かなり話題性のある素晴らしい演技なのではないかと思いました。

HPにキャストとして名前が上がっているのは

主人公 (悟)
主人公のお母さん
主人公のアルバイト先で世話をしてくれる人 藤澤(母の知人)
アルバイト先の先輩

の4人で、あとの登場人物は、ほぼ状況説明的に出て来るエキストラに近い扱い

「アルバイト先の先輩」がかろうじて「第三者」で あとの二人が、主人公にとって「意味を持つ人間」

「藤澤」さんに関しては、逆に、「この人、ホントに施設とかで自閉症とか、引きこもりの人とかの世話をして働いている人なのではないか?」と思ったりしました。 
主人公との会話の様子とかが「素」っぽく見えたり

そして

満足して映画を見終わり壁に貼ってある解説などを読みつつ思ったのは

「死の匂い」「エロスを感じる」といった言葉で語られるこの作品(それは、関連作として名前の上がっていたダルデンヌ兄弟の作品とかからの連想なのかもしれないし、この映画の持つ静謐なイメージから来るものなのかもしれないけれど )

見ている間私が、思っていたのは


私は、「ひきこもり」とか「自閉」とかではない。。。けれど

それは、会社とか学校とか「家庭にまつわる何か」に、止む無く繋がれてからで

現実社会から逃避しきれないだけで

なんらかの状況が揃えば

ひきこもり的状況 ひきこもり的心理状態は簡単に成立する。

ということを 映画を見ながら「過去のある時点の自分を思い返したり」して再確認していたのでした。

あまり気の染まぬ仕事をしている一人暮らしの時代 

友人達との約束もない、何もするべきこともない週末

ただ、こんこんと眠っていたりした自分を思い返したのです。

ちなみに、「最近週末眠ってばかりいる。」と当時友人のひとりに話したところ

「アンタ、それ、現実逃避だよ。」と指摘されました。

コンビニのお弁当やジャンクフードで食事を済ましたり 
部屋が散らかり放題で大変なことになっていたり 
お金や職に困り親に寄生する時期があったり


これは、特別な彼「悟」の物語ではなく 

あたしも、「ここスレスレにいるな」「あたしの話だな」と思ったのでした。

あの「こんこんと眠る、眠っておそらく何かから逃げている」主人公 

これはあたしだし、

これを映像の中に現出させた監督兼主演の竹馬さんは、どういった体験とか作品とかからこのインスピレーションを得たのだろうか? と思ったり。。。



母親が急にあっさりと事故で亡くなり、破滅へと転がり続ける主人公

これも、いつかこういう日が来るであろう自分に重ねて 自分の、身近な物語としてこの映画を見ていました。

だから、 母親が亡くなり、世話役の「藤澤」さんが車にはねられるところまで物語が進んだ時

このまま、破滅へとひた走って欲しくない と 映画を見ながら強く願ったりしていました。


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え~話戻って

映画館の壁に貼ってある解説を読み、監督の最近の写真(髪が長い)を眺めているうちに、

あれ?


この人もしかして 目


と思っているうちに


チケット売り場に座っていた、青いジャケットの大きな瞳の彼に、知人らしい女性客が挨拶をしていたり

あ、やっぱりこの人。。。 目

と思っているうちに

男性客のひとりが「僕、宇多丸さんのウィークエンドシャッフルというラジオを聞いていて、今週取り上げられるので見に来たんです。。。。。」

と、青いジャケットの彼に話かける男性客

そう、チケット売り場にいた彼は、「竹馬監督」ご本人だったのだー じゃーん ベル(と私の心の中でドラが鳴り響いている。)

男性客とのお話が終わるまで

え、どうするの あたし(?_?)

 目の前に あの凄い演技の監督兼主演の竹馬さんがいらっしゃるのにその前を素通りして黙って帰るのかい? と自問自答(・_・ 三・_・)

お話が終わり、監督は、階段を降りようとしていた二人組の女の子に声をかけていた。

「映画の感想いかがでしたか?」  (監督は、とってもソフトな口調でお話になる好青年なのです。)

しかし、二人組の女の子は 「え、感想って言われても、そういうの難しいしぃ~」


これを聞いた私   ぴくぴくっ 耳耳耳


これは

飛び出しても

いいんじゃないでしょうか?

お話してもいい グッドタイミングが天から降って来たのでは? (・_・ 三・_・)



と、私、 階段の踊り場に飛び出したのでした。。。。三 (/ ^^)/



長いですね。。。続くw
昨夜の【ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル】「ザ・シネマハスラー」のお題 『今、僕は』を先週の水曜日に見てきました。

素晴らしいので是非皆様もご覧いただきたいと思い「今、僕は」勝手に緊急応援エントリーを立ち上げてみました。

映画「今、僕は」
http://www.ima-bokuwa.com/

上映館

渋谷 UPLINK X のみ

所在地
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル2F
連絡先 03(6825)5503

行き方 東急本店右側道200m先右手

上映期間・上映時間
2/27~3/8  17:00/20:45

本日3月1日は「選挙」の想田監督が17時の回の上映後トークにゲストとして参加されるそうです。
3月1日のみですので終了していますよ~。3/3追記)

でも、このUPLINK Xという映画館


驚愕の小ささ!(40人も入れないかも)
なので、電話で問い合わせをした方がよいかもしれません。
また、場所のわかりにくさも、ピカ一なので、わからない場合は、電話すると助けてもらえ....ます(私の場合)。

近日中に、『勝手にテキストダイジェストーライムスター宇多丸の「今、僕は」』をアップ予定です。

宇田川町の、BOOKOFFの近く。。。と言える。。かもあせる(ご確認の上、おでかけくださいね~しっぽフリフリ