今回紹介するのは 噂屋
原作:保坂歩、作画:蓮見ナツメによる漫画作品。『コミックZERO-SUM増刊WARD』にて2007年から連載。
単行本は6巻が刊行。
単行本には、漫画では珍しいあとがきやミニ漫画などの特典もある。
ストーリー
とある町のビルの一角に存在する奇妙な事務所、オフィスUC。通称『噂屋』。その活動内容は、都市伝説の調査や有効利用。
彼らは噂の浸透性や流布性と特殊技能を活かし、他では解決できないような怪事件を解明していく。
そんなある日、キャラが薄いが故になんでもキャラを着ることの出来る天才コスプレイヤー上村滝太郎は、一つの事件をきっかけにUCに所属することになる。
絵について
人物は少女漫画風の目がとても大きくて髪が細かく分かれていて綺麗に描いている。主人公がコスプレをするので、いろいろな服装を描かないといけないが、うまく使い分けて割と見やすい。
都市伝説など、暗めの話が多いので、全体的に絵は暗めだ。それゆえに背景はあまりない。
文字について
都市伝説などの噂が話の中心になるし、事件モノでもあるので、やはり文字は少し多めになっている。
文字もちょっと小さめの感じがするので、ざっくりとした文字や漫画が好きな人にはあまり好まれないかもしれない。
個人的には、
ストーリー :★★★☆☆
絵 :★★★★☆
読みやすさ :★★★☆☆
ハマリ度 :★★★☆☆
個性的なキャラ:★★★★★
総合 :★★★☆☆
こんな感じかな。
テーマが噂ということで、若い中学生や高校生が話の中心になると思いきや、会社や企業なども社会的な立場などから気にしているので、思ったより広い世界で話は繰り広げられていく。
絵は結構綺麗だし、主要キャラも個性的で面白くなりそうだが、事件漫画の宿命である、短編の繰り返しになりすぎないように気を付けて頑張ってほしい。